到着

どうにかこうにか
いつの間にか着いている
男は 我に返るとき 
留め具を外して
女のドレスを脱がせている
どこかおかしな寝室である

男はからだで秋を知る
絹の葉っぱ
亜麻の葉っぱが
女のくるぶしにかさなり落ちる

いやらしい筋の浮きでたからだが男の前に現れて
身をくねらせる

木枯らしが吹いたようだ・・・!

ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ

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