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「エアアンソロジー企画」の主催をやった話②

前回(「エアアンソロジー企画」の主催をやった話①)の続き。

参加者の募集開始と募集期間にやったこと

企画HPも出来た。不備も(この時点では)ない。
となって、主催たる僕は企画用のTwitterアカウントをサクサクッと作成して企画の公開に至った。

企画アカウントでツイートした時点では誰にもフォローされていない状態なのでまだいいが、自分個人のアカウントでRTして告知した後から尋常じゃなく落ち着かなかった。

参加してくれる人は本当にいるんだろうか、とか。
企画をやることになって叩かれたらどうしようかな、とか。

まぁ、後者は乱暴な言い方をすると正当に捩じ伏せることが出来る自信があったのでちょっと思ったくらいだが、やはり一番不安だったのは「参加してくれる人がいるかどうか」だ。

事前に参加するよって言ってくれたフォロワーさんもいるけど、参加してくれる人数によっては企画として成り立つかどうかも分からない。

前回先に述べているが、結果的には企画を始めるより前に実施したアンケートよりは参加人数が少なかったものの、ちゃんと企画として成り立つ人数が参加してくれた。


参加者募集期間に意識してやっていたことも書いておこうと思う。

「是非参加して下さい!」という呼びかけは当然だが、その他意識してやったことといえば「企画自体に興味を持ってもらえるように」企画の紹介をすることだ。

例えば「サンプルなのでかきたいところだけでいい!」とかね。

参加者だけではなくROMの方に向けた宣伝などもした。
結構頑張ったつもりだが、今となっては期待した効果が得られていたのか自信が無い。
こちらについては後述する。

総評としてはもうちょっと上手く出来たかなー、とか宣伝方法はあったかなぁとそう思っている。


あと、結果的に参加頂いた方々について。

なんというかこれは狭い「同軸リバ」の界隈で僕が主催だったという理由もあるのかもしれないが、参加をご応募頂いた方というのが大半が相互さんや僕個人のTwitterをフォローしてくれている人ばかりだった。

それに該当しない方も一名程参加頂いてはいるのだが、相互さんやフォロワーさんの中にもその方と繋がっている方がいらっしゃらなかったので、どちらで本企画を知ったのか今でも気になっている。

ともあれ、よく分からないやつが主催やっている、しかも肩身の狭い「同軸リバ」の企画に参加してくれて本当に嬉しかった。

最後にお礼を言うつもりだったが、本当に有り難すぎて今お礼を言ってしまう。
参加してくれて本当に本当にありがとうございました。


募集期間中に発生したトラブル

多分何人かは覚えているかもしれないが、こういうケースもあった、ということでひとつトラブルがあったことを書いておこうと思う。

参加者募集期間中のことだが、募集応募に使用していたGoogleフォームを含む一部のGoogle提供のサービスで障害が発生した。
募集締切のまで10日とちょっとくらいの頃だったと思う。

障害発生を確認したあとにすぐ企画アカウントで募集を一旦停止している旨をお知らせさせて頂いた。
停止から停止した旨の告知は、まぁ、仕事で似たようなことをやっているのであまり苦労してやった訳ではない。

寧ろ趣味でやっている企画アカウントとしてはかなり早い部類の対応だった、と思っている。(実際どうかは分からない)

ただ悩んだのは障害が解消されて一夜明けた後の対応だ。

募集自体を一晩停止したので一日募集期間を延長するか、そのまま行くか。

まぁこの時点で「もうこないかな…」と思ったりなどしていたが、規定より一日短い期間での募集になるのは運営としていかがなものか、という判断で、結局一日延長することに決定した。

まさかフォームが障害で使用できなくなる、ということは想定していなかったので、募集期間についても特にそういうケースを考慮して設定していなかった。

今後僕自身が何か企画をやることがあれば、こういうケースも考慮しておこうと思うし、私も主催やってみる、という方はそういうケースも考慮して少し長めに募集期間を取っておいた方が良いかもしれない。


僕が「同軸リバ好き」へ向けて願っていたもの

先に少し書いたが「同軸リバ」の界隈というのが本当に肩身が狭い。

存在だけで地雷扱いされ、AB側からもBA側からも危険物扱いされる。

そのため中には「同軸リバが好き」という情報をプロフィールなどには書いていない方も多い。

まぁ少しも接点のない固定の方からブロックされているのを見つけたりもするので公言しないのは自然な事だと思う。

が。
僕は企画より前から個人のアカウントで『「同軸リバが好き」というだけで何故好きなそれを愛でることも遠慮しなければならないのか』とめちゃくちゃ主張させてもらっていた。

確かに固定さんとお話する時は話題を出さないなどの配慮や思いやりは必要だと思うし、最低限のマナーだと思う。

でも個々人が当人のアカウントでお祭り騒ぎすることも遠慮したり、忌避されたりするのは納得いかない。

そもそもTwitterに限らず自分の地雷は自分で回避するの当たり前だと思うしね、腐女子。


だからこの企画は、「同軸リバが好き」という人達が遠慮せずに好きだと言える場、お祭りになればいい。

そしてあわよくばこちらの沼に落ちればいい。

企画終了時の最後のご挨拶にも書かせていただいたことだが、企画立案から僕はずっとそう思いながら企画について考えていたし、企画を動かしている間は個人的に「同軸リバ強化期間」だった。

ダメなやつは勝手に回避してくれ、俺らも勝手にやるから。

そんなスタンスで。


僕自身がそんなスタンスで創作しつつ供給を待っていても永遠に増えないので、それなら強制的に増やそうと思った、という下心も大いにある。

そんな訳で企画の内容は現沼の中でキャッチー(だと思っている)なパロディがテーマになったし、あえてリバで「全年齢」でやることにして、読み手の母数を増やす手段に出た。

一部の方にはちょっと、って感じだったようだが、後悔はしていない。

少なくとも今まで「同軸リバ」でこういった企画を見たことがなかったし、その中で極限まで飢えに飢えた末に好き勝手に企画を始めたので、異議申し立てがあれば是非ご自身で理想の企画を立てて頂きたいと思っている。くれ。供給を。


話が少し逸れたので戻そう。

今まで「同軸リバ」の作品を公開することを躊躇う人が多いのと同時に、そもそも「同軸リバは好きだけど難しくてかけない」という人を何人か見てきた。

だから参加者募集時は、サンプルだからかきたいところだけでいい、R18シーンはかく必要がない、とそこを売りにしたし、極限までハードルを取り除いた(つもりな)ので、自由に「あなたが思う同軸リバをかいてくれ」と僕は願ったし、祈っていた。

それと、もうひとつ願っていたことがある。

それは読み手の増加というところだ。
肩身が狭いなら生きられる範囲広げればいいじゃない?という安易な考えからだ。脳筋である。

これは僕個人の意見だが、布教するにあたって今までリバを見てこなかった人間にいきなりR18を見せるのはいかがかと思っている。

それは何故か。

分かりやすいように話の内容を置き換えよう。

あなたが腐ではない、そして腐の世界を知らないただの少年漫画好きな友人を腐の沼に引き摺り込もうとする時に、いきなりコテコテのR18でBL二次創作作品を勧めるだろうか。

友人の趣味にもよると思うが、大抵はいきなりR18勧めるのは引かれる可能性もあるしちょっと、となると思う。

最初に勧めるならちょっとキスしてるくらいのソフトなものを、というのが大多数意見になるんじゃないかと思っている。

そうじゃなかったらすまない。
一意見なので許して欲しい。

話は戻すが、僕は少なくとも前述のように思っている。
だから「とっかかりとして」見るならば、全年齢作品は効果的なのではないか、と考えた。

ある意味毒罠でもある。

そうやって読み手を増加させるならそれなりに肥沃な大地(=供給めっちゃある)であるべきだと思っているので、僕は参加者には好きなものをかいてほしいと願ったし、同時に(そうやって創られた作品は最高だろうと信じていたので)見る人口ももっと増えてくれ、とそう願っていた。

願いながら、やっていた。

実際そうしてやってきたことで色んな人にどういう風に作用したのかは結局分からないが、もしそ各位の肩の荷が少しおりた、そして興味が持てた、というのであれば最上だと思っている。






さて。長くなったので本日はここまで。
次は募集締め切り後あたりの話から始めようと思う。





▼以下蛇足
・参加頂いたことは有り難すぎて足を向けて寝られない状態だが、結局何故参加してみようと思ったか、についてはよく分かってない。何名か予想外のところから参加してくれた方がいるので、機会があったら聞いてみたいと思う。
・一日延長した上で募集締切ギリギリに参加応募してくれた方もいたので、結果的に延長して良かったなと思っている。
・この頃、募集人数を見ながら、この後編集やアップしなきゃいけない原稿数などを考えつつ、梶谷家に元々あった"クソWi-Fi"について懸念ばかりが浮上していた。
・この頃既に小説のレイアウトについて色々考えていた。