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「エアアンソロジー企画」の主催をやった話①


はじめに

これは長年腐女子をやっている僕が初めて企画の「主催」をやった際のログです。

最初の一文で割と丁寧に書くと見せかけて感情に任せて書いていくのであまり読みやすさは考慮していない。

ので、そこについて文句を言われても困るので先に断っておきます。


企画立案から主催をするに至るまで

2020年も暮れのことである。
あまりにも「同軸リバ」の供給が無さ過ぎて狂った僕は引きこもり用のアカウントでこんなことを言い出した。

「エアアンソロ(注釈※1)企画主催やるって言ったら誰か参加してくれる?」

その時手を上げてくれる猛者数名。
ていうか「この方の同軸リバ見てぇ…」と思いつつ直接お誘い出来ないから僕はヘタレなのだ。

手を上げてくれるのめっちゃありがてぇ〜!と罠みたいな言質を一部フォロワーから取りつつ、しかしいまいち踏み切れない僕。

何せ僕は「主催」などやったことがない。

自分の発信力がないことも分かっていたので「そもそも参加してくれる方がいるか」が分からない。

ので、ほぼ同時期に引きこもり用ではない本垢でアンケートを実施した。

質問内容は「同軸リバで企画を立てた場合に参加したいまたは参加を考えたいという方はいるか」みたいな感じだったと思う。
選択肢は「文字で参加」「絵で参加」「見る専」の3つ。

そしてアンケートの結果、当初の想像以上に投票数があった。

が、この投票数というのが、まぁ〜〜、参考にならない。

結果を先に述べるが、アンケートの結果に比べて実際の参加人数は大幅に少なかったのだ。

実際の参加人数が大幅に少なかった理由として、以下があげられる。

・「エアアンソロ」の内容として設定したのが特定のパロディモノだった。
・参加者募集のツイート等が何故かアンケートよりRT等が少なかった。(タイミング悪い)
・おおよその公開予定日が大きな即売会やWebイベント等と被っていた。(タイミング悪い)

多分、この辺。
と思っているが、実際どうだったかは分からない。
冷やかしで入れられた可能性もありますし。

とりあえずアンケートをあてにするより、やっぱり直接参加者スカウトに行った方が確実だな…とは思っている。
僕がヘタレ過ぎただけだ。

そんなこんなであれこれ聴取しつつやりたいことを語って(ツイートして)いると「同軸リバ過激派」を名乗る者としてはもう主催をやる以外の選択肢などなかった。

ないっていうか滅亡してたよね。


そんな訳で一度もやったことがない「主催」をやることになった。


【注釈※1】
「エアアンソロ」とは、あたかも本当に発行されるアンソロジー本のように"サンプルページのみ"を集めてエア発行告知をする、という企画。
原稿の編集作業や公開までのあたりで後述するが、原稿を受け取る度に僕は咽び泣いた。


前準備

何事も準備している段階が純粋に一番楽しくてワクワクしている気がする。

最初に始めたのは企画の概要や募集する原稿のルール等ついてだ。

特に力を入れて考えたのは原稿のルール、つまり原稿の形式だとか提出方法などの執筆者に向けたものだ。

私事ではあるが、2020年末はとにかくプライベートというか仕事がアホほど忙しかったので、「参加する方の手間をとにかく減らして僕の対応の手数を減らしたい」という意図もあった。

あとまぁ、めんどくさいのがとにかく嫌いだったりする。

そうやってめんどくさいのを回避したい気持ちで無い頭を使ってルールを作成したのが功を奏したのか、原稿について実際にお問い合わせを頂いたのは殆どない。

提出日近くや提出の段階になって漫画原稿に関するナレッジが僕になかったことから何点か形式の変更をすることになってしまったので、そこだけめちゃくちゃ反省している。
事前の仕様確認、大事ですね。


さて、ルールが概ね出来たあたりになって、妙なところで凝り性な過激派なので、企画をやると決めたら「ガチのアンソロ発行告知っぽくしたい」などと思い始めた。

今だから言うけどめっちゃ無謀だよね。

それはさておき、「ガチのアンソロ発行告知っぽくしたい」と考えた僕がやり始めたのは「企画ホームページ(以下、企画HP)」を作成することだ。

ルール作成にあたって色んなアンソロの告知アカウントなどを見まくっていたのだが、凝ったものだと企画HPが用意されているのを多く目にした。

最近はTwitterアカウントのみで進行する場合も多いようだったが、先に述べた通り、「参加する方の手間をとにかく減らして僕の対応の手数を減らしたい」という考えの元にルールを作成した身としてはTwitterのようにツイート内容が流れることなく、いつでも24時間365日、パッと情報を参照出来ることは大きなメリットだった。

企画の進行にあたって懸念のひとつとしていたのは「ルールがどこに記載してあるか分からない」とそう言われることだったので、もう企画HPについては作る以外の選択肢がなかった。

あと単純に「ガチっぽく見せる」なら、アリアリのアリだった。

やっぱり選択肢などなかった。

しかしまぁ、とにかく忙しかったので、1からHTMLで組むには少々時間が足りなかった。

平成初期の個人サイトみたいなので良ければそれもネタとしてはアリだったけどガチっぽく見せるにはそこそこしっかりしたレイアウトの方が"それらしい"ので。

そこで僕がチョイスしたのは「WordPress」というサービスだ。

どちらかというとブログっぽい使い方されることが多いように思うが、こいつのいい所はホームページとしても利用出来ることだ。(結構癖強サービスだけど)

そしてこのサービスは海外製故か無料で利用出来るテンプレートにやたらとオシャレなものが多く、また変に複雑な作りではないので告知系のページを作成するにはもってこいだった。

中身さえ設定してしまえばこっちのもの、とばかりに大いにテンプレを活用させて頂き(それでもいくつか企画用に自作した素材もあるけど)、トータル数時間で企画HPを完成させた。

あととてもよかったのが、簡単に検索避けを設定出来ることだった。
ありがとうワープレさん。しゅき。

さて、企画HPも作成したし、参加応募や作品提出についてはGoogleフォームとGoogleドライブを使用したおかげであと公開するだけ、となった訳だが、ここで僕はお得意の「心配性」を発揮することになる。

事前に作成したルールや概要は無理を言って少しフォロワーさんに確認してもらったりはしていたが、それでも企画HPに記載したそれらが不足なく機能しているか、僕は不安で仕方なかった。

参加してくれる人にご迷惑をお掛けするよりは…、と大変申し訳なく思いつつこれまた一部のフォロワーさんを巻き込…ご協力頂いて企画HPの内容やフォームが正しく機能しているか、事前に確認してもらうことにした。

ここでご確認頂いた際は原稿形式についても、設置したフォームについても一切問題はなかったが、前述した通り提出日間際で原稿形式に問題が見つかったり、原稿の提出に際してフォームに問題(こちらは原稿の締切あたりの話で後述する)が見つかったりなどした。

が、どれもそれぞれに詳しくなければ事前に見つけるのは無理な内容だったので、企画を公開する前に確認に協力してくれたフォロワーさん達には、本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。
その節は本当にありがとうございました。愛しています。


さて、第三者の目で見てもらうことで不安を何とかクリアしてやっと公開に漕ぎ着ける訳だが、僕はここから更に白い粉をいつもよりマシマシで吸い込み続けることになる。

まぁ正気は既に失ってる訳なんだけど、更なる狂気に身を任せないと「主催」というのはとにかく大変だった、と先に述べておこう。


次は「参加者の募集から原稿の締切まで」を書こうと思う。
記憶が薄れないうちに。







▼以下蛇足
・企画HP用の素材は天下の「Canva」先生が大活躍でした。いつもありがとうございます。
・原稿提出にあたってGoogleフォームの「ファイル添付」機能を使おうとしたら添付可能サイズの設定でストレージの容量が足りずにナチュラルに200GB(月額380円)に課金した。過激派なので設備は惜しまない。イカれている。