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Vol.33 半X活動報告~隠岐潮風ファーム

今回は、半X活動で隠岐潮風ファームの現場に行ってきました!

半官半Xとは?

『自分の”好き””得意””興味”を活かして海士町に還元する』新しい働き方の概念。
私は、1次産業に興味・関心があったので、隠岐潮風ファームの現場に行かせていただきました。

隠岐潮風ファームとは?

私が感じた潮風ファーム


普段、海士町で放牧されている牛を柵の外から見ることはありましたが、実際に牛舎に入ったり牛に触れたりしたのは初めてだったので何もかもが新鮮でした。命と向き合うことの大変さや、お肉として売り出されるまで、多くの人が関ることで私たちが美味しく食べることができるありがたさを感じました。驚いたのは、牛の名前や子牛の親を潮風ファームスタッフが全員把握しているということ!私にはみんな同じようにしか見えませんでしたが、ファームのスタッフ達はみんな把握していて驚きました。

そんなファームのお仕事の一部を今回は紹介させていただきます。

ファームの仕事

まず、牛のえさやりを体験させていただきました。牛の大きさや、特徴によってあげる餌を替えているとのこと。ただただ餌を与えればいいという訳ではありません。

子牛のミルクやりも体験させていただきました。
ミルクで育てられた子牛はとても人懐っこくてかわいかったです!

ロープを頭に付ける作業も一緒にさせていただきました。
子牛市場に向けて、体を洗うため、ロープを付けて外に連れていきます。
かなり力を入れて結んだつもりでしたが、牛に引っ張られると緩んでしまったり、外れてしまったり・・・簡単そうに見えてなかなかの力仕事でした。

牛の体についた泥を水とブラシを使用して落としていきます!
ロープで頭を固定しているものの、洗われるのを嫌がって逃げようとする牛や、蹴とばそうとする牛が・・・
牛は急に暴れだすこともあります。命を育てる一方で、人間の命の危険と、隣り合わせの仕事でもあると感じました。

子牛市場

子牛市場の現場です。この日は炎天下で熱中症になってしまう牛も続出。
1頭ずつ会場に入り評価されます。子牛市場を見たのは初めてでした。

子牛市場がある日は朝の3時過ぎから現場入りですって!!
私も実際に朝4時から一緒に作業を行わせていただきましたが、ファームの皆さんには頭があがりません。

命と向き合うことの大変さ、美味しいお肉が完成するまでにどれだけの苦労があることや・・・

私が体験させてもらったのはほんの1部でしたが、それでも大変さが十分に伝わってきました。
でも今回体験させていただいた現場では”楽しい!”という感情の方が私の中では勝ってました。
それは潮風ファームのスタッフのお陰だったことに違いありません。

夏は暑く、冬は寒い外で、命と向き合い、汗を流し冗談を言いながら笑顔で働く潮風ファームのスタッフ。
「何事も楽しくやらなきゃね!」と。
目の前の仕事を楽しくやるのもつまらなくやるも、その人次第。時間は戻ってきません。だったら楽しんだもん勝ちじゃん?
人生も一緒。何事も楽しく!
でも、”楽”と”楽しい”は違います。

最後に・・・


牛が山に向かっていくこの景色。普段とは逆から見ている景色です。
ファームの人は、「こんなの普通だよ!」と言ってましたが、私にとってはなんだか新鮮でした。

アップダウンの激しい大自然の中でのびのびと暮らしているからこそ美味しい隠岐牛ができるのだと実感しました。

一次産業は男性で、ある程度年齢層が高い人が行っているイメージが強かったですが、20代の若い女の子も男性の中に混じりながら頑張っていました!
一次産業は3K(キツイ・汚い・危険)とも言われますが、3Kを忘れさせてくれるようなそんな現場でした!

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