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Errors You Should Avoid?

『英文を編む技術』から間を空けずにまたライティングの本を書いています.で,少し勉強のために上の本に目を通しました.一般英語学習者向けの日本人がよくやる英語の過ちだとか不自然な表現,あるいはその逆に,ネイティヴが書く自然な表現の本はたくさん出ています.でも,残念ながら,それらの本には,入門者や初級者が当たり前に犯すごくごく根本的なミスやその対処法は載っていません.

『ライティングルールブック』や「意味順」関係の本を書いていた時も,いろいろ調べて,下の本にあったものは頭にあったのですが,別のパターンもありそうな気がして,一番上の本を取り寄せるに至りました.

で,間違いのパターンを把握しても,そこで「文法をやり直しなさい」では意味がない気がします.英語を生み出す際に,適切に自分に必要な知識が運用できないという問題は,文法書の通読や,問題集による演習,例文の暗記や和文英訳によるチェックではつぶせないのではないか,と思っています.

今書いている本は,それに対する自分なりの答えを出したので,それを入れる予定です.というか,昨日書き上げて,知り合いのネイティヴに見てもらってから,もう1度自分で読み直したら,もう出版社に送ってしまうつもりでいるのですが.

書くと面倒なので,次に出る本には,I am going to write about …とかI have three reasons to support my opinion.とかThanks for reading.とかおそらく添削する人をイラッとされるような不自然な表現は扱いませんでした.初級者がこういうのを使うのはしょうがないし,ある意味どうでもいいと思っているので.『英文を編む技術』の対象読者ぐらいになってくるとちょっと変わってくるのですが.


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