冬の逆光（６）／霞の中の整列（３）
2005年の2月のパリです。パリの冬はとても寒いのですが、乾燥しているため、滅多に雪は降りません。この日は珍しく雪が降ったので、モンマルトルの丘に登って街を眺めてみました。雪はそれほど積もりませんでしたが、屋根に若干の雪が残り、傾きかけた陽の光を反射していました。写真中央やや右に、火事になる前のノートルダム寺院が見えます。そこから右に目を移すと、丸い帽子を被ったようなパンテオン寺院、背景には、パリ南側に林立する高層ビル群。モノクロ写真かと思うような、いかにも寒々とした写真ですが、本当に寒かったです。この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？