締め付けるか、緩めるか

とある職場で、品質エラーが立て続けに起こったとする。

しかるべき上司のチェック機能を強化すべき、と考える人、多数。
上司の業務は一気に増え、承認を得るために、説明が必要となる、時間がかかり、プロジェクトのフットワークは重くなる。早晩、上司に判断を仰ぐべき事象とそうで無いものを分けはじめたり、スネに傷もつスタッフは、抜け道を考え始める。

逆に、上司のチェック機能を緩めたらどうなるか?
緩める、即ち、担当者の判断力が問われ、責任感が重要に。フットワークは軽くなる。
肝要なのは、どんなスタッフでもジャッジできるような判断基準を見える化する必要に迫られる。

自律的な組織としては、後者が望ましい。
とはいえ、どちらかが一方的に良いと言う訳でもない。
品質エラーの特徴を吟味しないままでの短絡的な判断が、品質エラーを招いていると言う事実。


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