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クラフトビールで生物多様性の主流化

生物多様性の重要性、なかなか一般の人たちには理解が及びません。私たち研究者がデータや高度な分析で科学的に説明すればするほど、????になる人も少なくないでしょう。ですので、もっと身近なもの親しみのあるもので、生物多様性の価値(サービス)を理解してもらうプロジェクトを開始しました。

名付けて、”Get Drunk Biodiversity 生物多様性に酔いしれろ”プロジェクト!

研究室でオリジナルクラフトビールを製作して、イベントで提供します。単純に自分たちが楽しみたい、というのが根っこの理由なのですが。。。笑

第一弾は、沖縄の島唐辛子(ピパーチ)の葉を風味づけにしたIPAです。このOKINAWAN RED PEPPER IPA は、研究室で主催する海洋生物多様性の国際シンポジウムで提供するためのビールです。

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ビールは、酵母と大麦(あるいは小麦)など様々な生物が素材で、多様な生物の機能を最大限に活用した飲み物です。

Beer  <- Taxonomic Diversity & Functional Diversity <- BioDiversity

海外出張では、地域のビールやパブを”調査”することを心がけています(笑)。各地域の生き物や風土を反映した、多様なビールが世界中にあります。

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Cultural diversity <- Biodiversity 

地球上の生物多様性が素になったビールの多様性。ビールの多様性を楽しむことで、地球上の生物多様性と文化多様性を体感できるのです。

沖縄風土で育った地元の生物(島唐辛子)でクラフトビールを作って、生物多様性の価値を、楽しんで普及させる、これ、環境省が言うところの生物多様性の主流化の一つの事例です(笑)。


いただいたサポートは、 生物多様性保全の研究成果を社会実装するために、日本各地を訪問してお話させていただく際の交通費に使わせていただきます。