現場に近い仕事。現場に遠い仕事。
いまの仕事は現場(地域)に近い。
現場に近いと大変なことも沢山ある。
ただ、逆に近いからこそ得られる喜びもたくさんあるのだ。
地域に近いと。
困る話が直接寄せられる。
被害が出たと電話がかかって来て、どうにかしてくれの聞き飽きたセリフ。捕獲だけではどうにもならない事を説明すると、それは分かってるけども、と逆ギレのような形になって、普段怒らない僕もさすがにムカムカしてくる。
最前線にいるからこそ、地域の人の声(文句も)を真っ先に受け止めなければならず、時には傷ついたり自分の無力さを痛感したり、責任から逃げたくなるときもある。
だが、
地域に近いと、沢山の喜びを得られる。関わりが多いと人から感謝されるし、繋がりができる。何より、自分が役に立っていると実感できる。
例えば、
今日、ある畑に柵の設置指導に行った。小さな畑で、おばちゃん2人でイモとスイカを作っているそう。暑い中、雑談しながら柵を張った。張り終えた後も、話しは終わらず、帰る間際に言われた。「収穫したら、食べて欲しい。連絡していい?」
純粋に嬉しかった。
人に感謝されるのこと。人とのつながりが出来ること。
例えば、市の人は、地域の人からお礼を貰うことはないだろうし、県の人は、地域の人の顔さえ知らないことも多いだろう。
現場から遠い仕事は、人と深く関わるのが、現場に近い仕事より難しい。
将来はそのバランスが取れた仕事に就きたいと本当に思う。
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