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【JA三井リース様×Thinkings】リース会社を超えた存在へ 攻めと守りのDXで共創

総合リース会社のJA三井リースは、同社の中期経営計画「Real Change 2025」における重点施策の1つとして「DX」を打ち出し、スタートアップ企業への投資拡大も行っています。

その中でThinkingsにも出資いただき、投資先としてだけでなく、Thinkingsが提供する「採用管理システムsonar ATS」の導入や営業協力など、両社のシナジーを活かした共創が広がっています。

今回は、JA三井リースの小西様、上田様、水崎様に、Thinkingsの吉田、鈴木、後藤と共にお話を伺い、出資の決め手や営業協力、今後の共創の展望についてインタビューさせていただきました。


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JA三井リース
JA三井リースは、JAグループ、三井グループを基盤とし、農林水産業の生産・流通・販売ネットワーク、金融ネットワーク、グローバルな事業ネットワークを有する総合リース会社。様々な業界や商品に関する豊富な知識と経験に基づく専門性を強みに、「モノ・事業・金融」起点のソリューションをタイムリーに提供し、お客様とともに新たな価値の創造に取り組んでいる。
コーポレートサイト:https://www.jamitsuilease.co.jp/
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リース会社に留まらず、
情報、ノウハウ、ネットワーク、人材などを「つなぐ・つなげる」

JA三井リース様には2022年7月のシリーズBのラウンドで出資いただきましたが、スタートアップ企業の投資を強化されている背景から教えていただけますか。

小西様(JA三井リース):当社の中期経営計画である「Real Change 2025」では、5 つの Change を通して、 私たちがもつ社内外のリソースをつなぎ、 組織力の極大化を目指しています。その中で、「ボーダーレス化が進む社会への対応」として「DX」分野への取り組みを加速させています。具体的には、業界プレイヤーとのパートナーシップ拡大とアライアンス体制構築、スタートアップ企業への投資拡大を行っています。

主力事業であるリースに限らず、出資や融資(ベンチャーデット)を通じ、ファイナンス面で幅広くスタートアップ企業を支援し、また、当社の強みでもある全国の企業とのリレーションを活かして、営業連携含めてサポートを行っています。

上田様(JA三井リース):「DX」については、「攻め」と「守り」の2つの側面があります。「攻め」は先ほど小西がお伝えしたスタートアップ企業への連携拡大で、「守り」は社内の業務システムをデジタル化しています。当社の採用DXとして「sonar ATS」を導入しているので、Thinkingsさんとは「攻めと守り」の両面で共創できています。

JA三井リース株式会社 ICT事業本部 ICTソリューション部 部長 小西 知宏 様


出資の決め手は、ユーザーである人事担当者からの「すごく良い」の太鼓判

「sonar ATS」を導入いただく前にThinkingsに出資のお声掛けをいただきましたが、興味を持ったきっかけを教えてください。

上田様(JA三井リース)2021年1月のシリーズAの資金調達のニュースを見たことがきっかけです。採用管理システム(ATS)にニーズを感じていたことに加えて、HRのマーケットプレイスである「sonar store」が目指しているHR領域でエコシステムを創るという世界観に興味をもたせて頂きました!

Thinkingsさんに連絡をしたのがシリーズAのラウンドが終わったタイミングだったため、すぐに出資とはならなかったのですが、その代わりに「守り」のDX推進として当社の人事担当に「sonar ATS」を紹介しました。とんとん拍子で話が進んで約3か月で導入が決定し、そのスピードの早さに驚きました。

私自身は採用担当ではないため、実際にATSを利用している人事担当に繋いでサービスを試してみてもらったのですが、実際に使用した担当からも「間違いないシステム」という太鼓判をもらえました。社内でThinkingsへの出資を決める際の最終的な一押しも、人事からの「実際に使ってみてすごく良いシステム」という生の声でした。

小西様(JA三井リース):実は私はもともと人事にいて、採用担当の反応も見ていたのですが、残業が2~3割減ったという感覚があり、「sonar ATS」の導入がすごく当ったなと思いました。

吉田(Thinkings):とても嬉しいお話をどうもありがとうございます!
初めにJA三井リース様にお声掛けいただいた際に、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル・事業会社の投資部門)ではなく、事業部からの出資というのがすごく興味深かったですね。事業部の場合、投資メリット以外でも事業のシナジーがないと出資の声が上がらないので。シリーズBのタイミングで事業会社であるJA三井リース様に出資いただけたのは、当社としても大きな意味がありました。

JA三井リース株式会社 ICT事業本部 ICTソリューション部 ビジネスリーダー 上田 真之 様


強みである全国の営業拠点と幅広いお客様のリードを活かす

両社で進めている営業連携について教えていただけますか。

上田様(JA三井リース):出資している複数のHRテック企業とも営業連携し、多数のトスアップ(顧客紹介)が実現しており、出資前から「sonar ATS」のクロスセルの検討を進めたいと考えていました。

鈴木(Thinkings):JA三井リース様は日本中に営業拠点網があるなど、Thinkingsの直販とはまた違う強みをお持ちですよね。顧客の業種や分野、規模に関しても幅広く全方位でご相談ができるのが非常に珍しいと感じています。私たち営業からすると心強い限りです。

小西様(JA三井リース):たしかに当社の強みの1つは、幅広いお客様との繋がりがあり、数万社規模の企業とのリレーションを持っていることです。出資先にはJA三井リースと組むシナジーを感じてもらわないといけないと思っていて、当社と連携すると面白いね、魅力があるねと感じてもらい、共創の幅を広げていきたいです。

水崎様(JA三井リース):今はエンタープライズ企業を中心にアプローチしています。他のHRサービスですでに営業連携をしているため、企業の人事担当、採用担当の方とのリレーションがあるので、それを活用しています。

後藤(Thinkings):他のパートナー企業さんとも営業連携をしているのですが、JA三井リース様からご紹介いただいている企業様の数は非常に多いですね。

水崎様(JA三井リース):ご紹介する企業の数もそうですが、今後は●●業界と軸を絞ったり、Thinkingsさんから指名があった企業にアプローチするなど、精度をさらに上げていきたいと考えています。当社のリース契約は長期の契約も多く、営業マンとお客様の結びつきが強いので、企業の担当者に個別にアプローチして反応をヒアリングするといった濃い営業ができるのも強みです。

JA三井リース株式会社 ICT事業本部 ICTソリューション部 主幹 水崎 伸彦 様


会社として変革のタイミングで、共創を進化させていく

では、最後に両社の共創の今後の展望について教えていただけますか。

小西様(JA三井リース):当社は会社として変革のタイミングを迎えています。従来のリースビジネスから脱却して、リース会社を超えた存在を目指しています。その一角を担う「攻めと守りのDX」として、Thinkingsさんと今後はより「攻め」の共創を推進したいと思っています。

吉田(Thinkings):経営資源である「お金」「モノ」「人」ですが、JA三井リース様は、お金とモノのプロフェッショナルで、人の部分をThinkingsがサポートしていきたいと考えています。両社の連携によって経営資源を全てサポートできるプロフェッショナル同士として、今後もパートナーシップを強化してきたいです。よろしくお願いします!

Thinkings株式会社 代表取締役社長 吉田 崇

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