ただの現状ⅩⅩⅥ

8月。
夏休み突入。

前半はやることもなく、録画していたテレビを消化することに費やしていた。
録画の容量がだいぶ空いたが、暇な時に見ようとしていた映画までは消化できなかった。これ以上暇な瞬間はこの先あるのか。ずっと保存されたままの映画。
短い期間でガーっと見過ぎたせいか、飽きてしまい今は録り溜めの期間になっている。


お盆にはドライブに行った。
レンタカーでドライブに行くことだけを先に決めた無計画な1日。
11時集合なのに4人中2人が遅刻するルーズなスタートで、雨の中迎えに行くことから始まった。
東京から100km弱でいい感じの観光を、と思い鹿島神宮に目的地を定めた。
首都高から東京を通過して千葉に向かう。船橋あたりから快晴で、運転しやすい日だった。
鹿島神宮までは1時間半くらいで、思っているよりも田舎だった。こんなに近く田舎があることに驚いていたが、見慣れている安心感もあった。
軽く参拝した後に、やることもなく海辺を目指すも、海の近くまでは行けず遠くから見るだけだった。工業地帯の側を通るのに、妙な高揚感があった。デカすぎる工場に男だけの車内が沸いていた。
帰りにはサービスエリアのフードコートでラーメンを食べた。特にその土地の名産ではないのに、旅の一食はその味噌ラーメンだった。
19時にはレンタカーを返すも、飲みにも行かず解散となった。あっさり解散となった。割り勘をしたが、1人からはまだ返されていない。


久しぶりにバイトをした。
イベントスタッフのバイトに登録しており、その初バイトがあった。2日で合計20時間という初めてのバイトらしからぬ長時間に後悔が止まらなかった。やってみると、実働時間的には少なめだったものの、辛かった。
自分の体力の無さには嫌気がさす。
立ちっぱなしのイベントバイトは体力的な辛さから、部活を思い出した。
まあまあな額はもらえるものの、またあの辛さと思うと腰が重くなる。
また節制の生活だな。気が向いたら、バイトをしよう。


秋にあるスポーツ大会に向けて野球の練習が始まった。
前年では一回戦負けして、周囲はかなり奮起している。自主的にグラウンドを借りて、練習をするほどの熱。
小学校で少し野球をしていた私は、そこまで戦力として数えられているかどうかはわからないが、面白そうなので練習に参加した。久しぶりに良い汗が流せた。
その日はグローブを借りたのだが、本番では実家からグローブを持ってこようと思う。


お盆明けに実家に帰ってきた。
かかりつけであった歯医者に1年半ぶりに行くことが最大の目標で、それ以外特にすることはない。
予約に合わせて帰省して、月末の夏休み期間中に唯一ある登校日には戻るつもりだった。しかし台風の影響により新幹線がストップし、行く術が無くなってしまった。
正確に言えば、少し帰京の日にちを前倒しして新幹線が動いているうちに帰ることもできたのだが、それをするほど重要な用事ではないと気付き、欠席の連絡を入れた。わざわざ止まるかもしれない新幹線に乗ってまで行くべき学校ではない。
そもそも登校日が台風になんだか被りそうだぞと判断できた瞬間に、学校側も延期の連絡を出してくれれば良かったのだ。大雨の中、登校する羽目になった同級生たちを不憫に思う。
このnoteを書いている時点ではまだ台風一過とはなっておらず、新幹線も運休中のため帰る予定が立っていない。東京に戻っても特にこれといった用事はないため、いつでもいい。だが実家の飯が出てくる喜びにまだ浸かっていたい。



最後の夏休みだ。
まだゆっくりしていたい。

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