祝・タイタン所属！春とヒコーキがこっそり教えてくれた口外禁止の爆笑トークを公開
5月22日（金）に春とヒコーキさんの公開インタビュー「暖かい犬小屋」を配信しました。
配信で取り上げた質問はすべて参加者の方から事前に集めたものです。MCには春とヒコーキさんと親交の深い放送作家の山田ボールペンさんを迎え、ラストはシークレットゲストも登場。途中で土岡さんのマイクがオフになるハプニングがありながらも、終始笑いが絶えない配信となりました。今回はその様子を一部お届けします。
独特なネタはどこから？
山田：今回MCさせてもらいますけど、めちゃくちゃ嬉しいですね。オリーブゴールド（※マセキ芸能社が主催する新人発掘ライブ）で出会って、もう2、3年経ちますから。当時は四天王の一人だったので、その話も聞いていこうと思います。
まずは、土岡さんのツッコミなどの言葉の選び方について気をつけていることはありますか？土岡さんのワードセンスは圧倒的ですもんね。オリーブゴールドのときにゆーびーむ☆さんが唸ってたの覚えてます。
ぐんぴい：ゆーびーむ☆さんはたしか春とヒコーキがマセキに入れないの怒ってたんだよな。
土岡：そうだそうだ、ゆーびーむ☆さんが「本当になんで春とヒコーキ入れないの？」と言ってくれて、その隣にいたばんどーらの安原さんが「誰のせいだろうね」と言ったら、ゆーびーむ☆さんがぐんぴぃを指して「こいつだよこいつ」って。（※当時の話はこちらをご覧ください）
山田：（笑）その話は置いといて、土岡さんのワードセンスはどこから生まれてきてるんですか？
土岡：「解釈することって楽しいよね」ってことを伝えたいという思いからだと思います。例えばネタで言うと、ぐんぴぃが不器用な生き様を見せているときに、それを見る人の解釈次第でいろんな切り取り方できますよね。それと、なるべくカタカナの言葉とか海外の言葉とか使わずに、日本語で言いたいなとは思ってます。日本人らしく、遠回しになっても日本語で言いたいですね。
山田：そんな大和魂があったんですね。いろいろありますけど、僕は「孤独を着こなすな」がいいなと思いました。
ぐんぴぃ：僕らも気に入ってますね。「孤独を着こなすな」は単独のタイトルにしようとかって。「記憶喪失」というネタのオチのセリフなんですけど、あれは不満なんだよな。土岡が「孤独を着こなすな」と言いたいから僕が孤独を着こなさせられるんだよね。
土岡：でもそれを見破った人には「素のぐんぴぃが立ってるだけじゃないですか？」って言われました（笑）。
山田：ツッコミのワードはどこかから引っ張ってきたりしてるんですか？
ぐんぴぃ：辞書とか使ってるの？
土岡：いや、それはないかな。たまにネットで類語辞書を見たりしますけど。
ぐんぴぃ：本をたくさん読むようなキャラじゃないけど、落研の頃からワードセンスあったよね。どこから来てるんだろうなって思ってはいたんだよな。
山田：土岡さんの生い立ちから来てる言葉なんですかね。続いて独特のネタが特徴ですが、ネタはどこから作るか、何をきっかけでネタを思いつくのかなどを教えてください。
土岡：ネタは僕の自我みたいなところからですね。僕は中学の時は完全にイケてない方にいたし、高校の時は友達できなくて、大学も落語やる友達しかいなくて、就職失敗してニートになって、ずっと生きづらさを感じて生きてきた人間が暴れられる場所みたいな。ぐんぴぃが僕の自我や欲望を演じてるんです。
山田：つまりぐんぴぃさんは土岡さんということなんですね。
土岡：そうですね。
ぐんぴぃ：僕は君、君は僕ということだね。
2人のバックグラウンド
山田：ネタに関して言うと今回アンケートで皆さんに好きなネタを選んでいただいてるんですよ。1番多かったのが「映画館」ですね。次点で「アイドルコンサート」とか「吊り橋効果」がありました。漫才が多いですね。
ぐんぴぃ：嬉しいですね。ありがとうございます。映画館が1位なのは意外だなぁ。
山田：他の方のネタでやってみたいものはありますか？
土岡：僕は自分も出てたライブで泣くほど笑っちゃったんですけど、シャララの「オンドゥル語講座」というネタ。仮面ライダーの主役の人が熱だけで喋りすぎて「なんで裏切ったんですか」を「オンドゥルルラギッタンディスカー」というネタなんですけど、ぐんぴぃがオンドゥル語を喋るのもいいなって思いました。
山田：オンドゥル語ではないですけど、ぐんぴぃさんも普段から変な言葉喋ってますし、合いそうですよね。ぐんぴぃさんはどうですか？
ぐんぴぃ：「塩の魔神と醤油の魔神」だね。本当に思ってるのは、扮装とかメイクをやりたいですね。エレキテルさん以降やってる人いないんですよ。あとダニエルズさんの「大きい声出したろ」「大きい声出したろっていってんだ」ってネタ。
土岡：あれは気持ちいいだろうなぁ。
ぐんぴぃ：あれやりたかったけど、グレイモヤで牛女のしらすさんが家にダニイルズっていう「かゆいだろ」「肌がかゆいだろって言ってんだ」ってやってたんでもうできないんだよね（笑）。
山田：やられちゃうとね（笑）。ぐんぴぃさんて歌ったり動いたり好きですよね。楽しく明るくみたいな感じが意外と好きですね。
ぐんぴぃ：そうかもしれないです（笑）。
山田：普段から話してて、ぐんぴぃさんのバックグラウンドはなんとなくわかるんですよ。すごく本を読まれてたりしますよね。土岡さんを構成するものって何でしょう？
土岡：僕は高校生の時、友達もいないし勉強もついてけないし心は折れてたけど、国語の授業だけ楽しかったんですよ。ものを見て解釈しようみたいなのもそこからきてると思います。
山田：なるほど。ぐんぴぃさんはどうですか？
ぐんぴぃ：僕は多分、全部伊集院光さんから始まってますね。伊集院さんが落語が好きで話芸がすごいから落研に行って、伊集院さんが太田さんを好きだっていうから太田さんを好きになりましたし。
山田：そうなんですね。ちなみに1番好きな本は何ですか？
ぐんぴぃ：南米文学が好きなんですけど、1番は「百年の孤独」っていう本ですね。ストーリーもぐちゃぐちゃで、よくわかんないエピソードがずっと挿入されてて、こんなのはちょっと読んだことないなって。終わり方もスカッとしてて、人間ってしょうがないなってオチをするんですよ。これを超える読後体験はないですね。
ライバルはちょっと意外なあのコンビ
山田：ライバルだと思ってる芸人さんはいますか？
土岡：たくさんいるけど1組挙げたいのは車海老のダンス。「この人たち、気になる」って思わせる力がすごいなと思います。根本くんは自分の生き様をお笑いに当てはめて出してるけど、全然お笑いに縛られてないし、情野さんも全然理解できないし。
ぐんぴぃ：僕は3組くらいいるんですけど、まずは空気階段さん。先に売れないでくれって思ってましたね。構図がちょっと似てるなって。似てるなっていうところだと、ママタルトさんも。笑いの取り方も少し似てて、実は檜原さんが笑いを取ってるじゃないですか。だからここは戦わないとな、もしくは肥満さんが死ぬか…
土岡：そのリスクはぐんぴぃも同じくらいあるから（笑）。肥満さん、長生きしてもらわないとね。
ぐんぴぃ：もう1組はサスペンダーズですね。僕らのファンの人がサスペンダーズを知って、みんなサスペンダーズを好きになっていくんですよ。
山田：コントだけど、完全に人間の魅力が前に出てますよね。
ぐんぴぃ：そうそう。昔、伊藤さんから「春とヒコーキはサスペンダーズの遺伝子が入ってると思う。ぐんぴぃがチンチンを取るネタがあってさ、それを見て思ったんだよね。」と言われてたんですけど、そんな遺伝子いらんだろって（笑）。サスペンダーズも僕らとちょっと似てるなって思いましたね。
山田：どこかで戦ってほしいですね。
ぐんぴぃ：ツーマンとか一緒にやりたいよ。サスペンダーズさんは東京で考え中さんで見たいんだよな。お願いしますよ！
山田：続いてぐんぴぃさんのお母様とのエピソード、土岡さんもご家族とのエピソードお願いします。
ぐんぴぃ：1個ぱっと言えるのは、僕のことを名字由来のあだな「ぐっち」って呼んでくること。それすごいことだと思う（笑）。
山田：仲がいいんですね（笑）。土岡さんはご実家が結構お金持ちなんですよね。
ぐんぴぃ：お母さんがお嬢様で親父さんがダンディなんだよね。親父さんは寡黙で全然笑わないんだけど、新興宗教の話をしたときだけ「ハッハッハッハッ」って笑ってましたよ。
山田：変な人ばっかりだなぁ（笑）。
土岡：学生のときに友達が僕の実家に遊びに来た時、僕の両親がそれぞれ車で迎えに来てくれて…（ここで土岡さんの音声が急に聞こえなくなる）
山田：あれ、消えた？新興宗教の話をしたら消えた（笑）。
ぐんぴぃ：消えた消えた！規制が入ったのかな（笑）。ちょっと雑談で繋いでおこうか。ちなみに土岡のお姉さんもめちゃくちゃ美人ですよ。
山田：土岡さん自体が美青年ですもんね。若い頃の美輪明宏にめちゃくちゃ似てて。
ぐんぴぃ：それあなたしか言ってないよ。お、土岡来ましたね。一つ言っておきたいんですけど、僕は宗教が悪いとは思ってないんですよ。宗教は人を救うものですからね。
タイタン所属で変わったこと
山田：ここでタイタンの話も伺いたいと思います。光代社長や爆笑問題のおふたりとは会いましたか？
土岡：お会いしましたよ。光代社長はタイタンの学校時代に授業があったので月一でお会いしてましたね。ありがたいことに爆笑問題さんもお会いできました。
山田：どうでした？
ぐんぴぃ：太田さんは怖くて話せなかったけど、田中さんは話しかけてくれたんですよ。「君達、花とヒコーキだっけ。なんでその名前にしたの？」って。「花とヒコーキじゃなくて春とヒコーキっていうんですけど」と一通り説明し終わった後に、マネージャーから「田中さんって新人が緊張してるから話しかけるみたいな人じゃないんですよ。本当に花とヒコーキがなぜかって気になったから話しただけなんで。だから間違えたてよかったですね」と言われましたね（笑）。
山田：今後、タイタンシネマライブ等で共演されると思うので楽しみですね。タイタン所属や土岡さん脱童貞とか大きなイベントがありましたが、変わったことはありますか？
ぐんぴぃ：土岡の書くネタがつまんなくなったな。童貞の卑屈な気持ちで書いてたものが、やわらかい芯のないものになりましたね。
山田：そんなことないでしょう（笑）。こう言われてますが、土岡さんどうですか？
土岡：そんなこと言ってますけどね、ぐんぴぃ、僕もうフラれたんだよ…
ぐんぴぃ：…え！？おめでとう♪おめでとう♪（歌い出す）
山田：これが重大発表なんですよ。匠に背景変えるなぁ（笑）。
（画面越しに銃で撃ちまくる土岡さん）
ぐんぴぃ：打ってみろ、打ってみろ♪中学生かい？ハハハハ
山田：少しだけ詳しく聞いていいですか？
土岡：彼女と付き合いが3ヵ月ちょいで終わっちゃったんですけど、最後の1ヶ月はコロナもあって全然会ってもなくて、だんだん素っ気なくなって、その理由を聞いたら、「ここ数年は特定の人と付き合ってなくて、一人の人とちゃんと付き合うのがきつくなってきた」と言われて…
ぐんぴぃ：これはよかったですね。おもしろい話だ。
山田：ぐんぴぃさん理論ならこれでおもしろいネタが生まれるんですね。みなさんも土岡さんのこれからの活躍にご期待ください（笑）。
ラストはゲスト登場！春ヒコの魅力を語る
山田：最後にお互いの好きなところと嫌いなところを教えてください。
土岡：まず、なんでこんなにすぐおもしろいこと起きるんだろうってところ。ハプニングに恵まれてるというか、それを自分でも話せるくらいに落としこめるのと、あとはぐんぴぃはよく僕と一緒にいられるなって思いますね。彼女と別れてからつくづくそう感じます。
ぐんぴぃ：今ハプニングに恵まれてるって褒めてるように言いましたけど、それウッチャンナンチャンの内村さんが南原さんに言ったセリフだからね。「あいつはおもしろいんじゃなくてハプニングなんだよ」って。僕のこと南原さんだっと思ってる？（笑）。
土岡は何しても怒らないし、「ここだけの話ね」ってことは本当に内緒にしてるからすごいなと思います。僕はかなりいろいろなゴシップを知ってますけど、土岡なら教えていいよって言われるんです。それくらい口が堅い。
山田：たしかに僕も秘密の話をするときは春とヒコーキにしますね。
ぐんぴぃ：あと記憶力がめちゃくちゃいいんですよ。大事なことは全部覚えておいてもらうし、映画とかも全部覚えてるからストーリーを話してくれるんですよ。ありがたいですね。
山田：逆に直してほしいところはどうですか？
土岡：冬にぐんぴぃが僕の家にくると、絶対黒い変なカスを落してくるところ。あとキーボードのタッチがすごい激しいとか、Suicaのタッチが強いところとかかな。
ぐんぴぃ：土岡は怒らなすぎるところかな。あと相槌が3パターンしかないから増やせっていうのと、観た映画を全部説明してくれるんですけど、途中で観たくなっちゃうのにネタバレするところですかね。
山田：でもいい関係ですね。2人でしか成り立たないと思います。
ここでシークレットゲストのレッドブルつばささんが登場。レッドブルつばささんからも春とヒコーキさんに質問してもらいました。
つばさ：やっぱり自分のこと変って思ってますか？
ぐんぴぃ：思ってない。結構常識人だと思ってるもん。
つばさ：ってことは、本当に変なんですね。ずっと聞いててなんで好きなのかなと思ったんですけど、2人とも芸人としてじゃなくて、本当に漫画のキャラクターみたいにキャラが立ってるんですよ。二次元のヤバい奴が目の前に現れてる感じがして、だから好きなんですよ。
山田：ぐんぴぃさんがアメリカの漫画のヤバい奴で土岡さんが日本の漫画のヤバい奴って感じしますよね。レッドブルさんが感じる春とヒコーキの魅力って何ですか？
つばさ：災害なところです（笑）。何が起こるかわからないっていう、びっくり箱みたいな存在だと思います。
山田：ということで1時間40分たっぷりインタビューさせていただきましたが、いかがでしたか？
ぐんぴぃ：ここでしかできない話ばかりでしたけど、皆さん信じてますからね。他で言わないでね。
土岡：いろいろ質問いただいて初めて自分で考えたこともあったので、自分を振り返るきっかけになってよかったですね。ZOOMでこんながっつり見られることないので、ライブができるようになってもこういう配信したいですね。
春とヒコーキ プロフィール
2017年にコンビ結成。タイタンが運営する養成所「タイタンの学校」の2期生。2020年5月よりタイタンに預かり所属。ぐんぴぃはAbema Newsのインタビューに答えた際「バキバキ童貞」という名言を残し、その時のキャプチャ画像がネットに拡散され大きな話題を呼んだ。
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