見出し画像

不自由な身体を自由に操る パラ陸上

TOKYO2020まであと半年。
個人的に最も生で見てみたい競技が、パラリンピック陸上走り高跳び

初めてこの競技を目にしたのがドバイ世界パラ陸上2019。
深夜にテレビをつけると放送されていたんだけど、これが衝撃的だった。

健常者のスポーツ、特に陸上って、ほとんどみんな同じ動きをするじゃないですか。
走り高跳びで言えば、だいたい斜めから助走をして背面跳び。
そうじゃないトップ選手が入れば教えてほしい。

ところが、パラ陸上の走り高跳び、選手によって全く試技の仕方が違う。
そもそも体の形からして選手それぞれ。
片足が無い選手、両足のバランスが違う選手、義足の選手…。
助走も、斜めからする選手もいれば、正面からする選手も。
背面跳びの選手もいれば、頭から飛び込んで行く選手も。

選手それぞれ体が違う中で、自分が最も高いパフォーマンスを発揮できる形を求めて試行錯誤するんだろうな。
セオリーなど無い。
誰かに答えを教わるのではなく、考えて試して探す。
見つけた形の再現性を上げて研ぎ澄ましていく。
そのために必要な体力を鍛える。
これこそ陸上競技のアプローチ、醍醐味な気がした。
↓リンク先に動画があります。

そして、この競技会場の雰囲気。
選手同士で競うというより自分の限界に挑むような、競技会というより発表会のような、そんな印象を持った。
TOKYOパラリンピックで競技が終わったとき、どのような雰囲気になるんだろうか。
ぜひ生で味わってみたい。

パラリンピック観戦チケット二次抽選の申込みは1月29日(水)まで。
気になる方はお早めに。
ちなみに私は、1次抽選で陸上3つ申し込んだら3つとも当たってしまった。
もちろん走り高跳びの日程も混み。(ちなみに女子はなくて男子決勝のみ。)
陸上は倍率低いかもです。スタジアム広いしね。

しかし、片足しか無いのになぜ走り高跳びやろうと思ったんだろう?
義足の選手もいるけど義足にしないのはなぜ?経済的な理由?
どっちが有利なの?
(ちなみに幅跳びは義足で踏み切るけど高跳びは義足じゃないほうで踏み込むよう。)
コーチはどんな人がやってるんだろう?
色々疑問が膨らむ。

マラソンシューズの規則云々で公平性の論点があるけど、パラ競技で公平性なんか言うとスポーツ成り立たないね。
車椅子1台いくらするのか。

オリンピックは大きくなりすぎて色々ひずみがあるけど、パラリンピックは伸びしろ大きそう。
東京でやってなかったらそんなに興味を持たなかっただろう。
オリンピックだけでなく、パラリンピックも楽しみたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?