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【太鼓の達人】ナムオリ曲解説「キャラソン特集」(2002~2024)

<最終更新:2024.06.02>

 皆さんこんにちは。太鼓の達人ファン(元ドンだー)の「346(Miyoro)」です。
 今回は太鼓の達人の「ナムコオリジナル」楽曲の解説・考察記事です。この記事では、太鼓の達人オリジナルキャラクターが歌う楽曲(キャラソン)について解説します。
 2024年6月現在、該当する楽曲は26曲あります。初出順に紹介し、便宜上、キャラクター名義ではなくCV名義となっている曲も含めることにします。ただし、キャラクターのテーマ曲であっても、インスト曲(「風雲!バチお先生」など)、および本人歌唱ではない曲(「どん子のファーストデート」など)は含めません


1. AC1~6/CS1~3時代

1.1. 「どんちゃんえかき歌」

【基本情報】
初出:AC3(2002年3月15日)
キャラ:和田どん

 太鼓の達人シリーズ初のキャラソンで、当時のどんちゃんのCVは現在とは別の方(山田ふしぎさん)でした。曲名通り、どんちゃんの描き方を歌った絵描き歌ですが、2番ではバチお先生の描き方も歌われています。
 なお、どんちゃんはこの曲でデビューして以降、多くの歌唱曲が出ていますが、「ももいろ♪太鼓パラダイス」までは歌唱がCV名義で、どんちゃんとかっちゃんのどちらが歌っているか明記されていないため、実際にはかっちゃんの歌あるいは兄弟デュエットという設定である可能性も否定できません。
 2023年5月17日には公式YouTubeチャンネルでこの曲の絵描きアニメ(shorts)が公開されました。動画はなかなか好評なようですが、その一方でこの曲自体は最近のAC・CS作品には未だ収録されていません。そのため譜面も旧基準のものしか存在せず(むずかしい譜面なし、ふつう譜面はおに(ドンだフル!)譜面と同一)、今後収録されるとすれば少なくともふつう&むずかしいは新譜面になりそうです。

【アニメ(shorts)】

1.2. 「太鼓ラブ!」

【基本情報】
初出:AC4(2002年12月12日)
キャラ:和田どん

 「太鼓の達人4」エンディング曲兼「ドキッ!新曲だらけの春祭り」オープニング曲。お祭り会場を舞台に、十人十色、いろんな雰囲気の音色や音楽を楽しんでいる、そんな感じの曲です。中盤にはお馴染みの合言葉「ドンだフル」の掛声も出てきます。まさに、いろんな音色や曲で遊べる太鼓の達人のイメージに合ったものとなっていますね。
 ちなみにCS2のオープニングには、テツオくんの兄(長男)や、はなちゃんの姉(長女)と思われる子が一瞬だけ登場していますが、名前など詳細設定は現在も不明です。テツオくんの両親に至ってはそれらしき人物が姿を現したことすらなく、和田家や高橋家は今もなお謎多き存在です…。

2. AC7~14/CS4~Wii4時代

2.1. 「音符のうた」

【基本情報】
初出:CS4(2004年7月22日)
キャラ:和田どんバチお

 「初心者道場」でお馴染みの曲。ここからどんちゃんのCVが現役のならはしみきさんに変わります。また、バチお先生(CV:菅沼久義さん)とのデュエットとなっており、どんちゃん以外のキャラが初めてボーカル参加した曲です。
 ちなみに、この曲の歌詞は作品に登場する連打音符などの違いに合わせてスモールチェンジされている他、TDMでは英語版が登場しており、計5バージョン存在します(2024年3月現在)。

2.2. 「今日のご飯は太鼓盛り!」

【基本情報】
初出:CS5(2004年12月9日)
キャラ:和田どん

 「ゴー!ゴー!五代目」主題歌。食欲の秋をテーマとした曲で、歌詞には焼き芋、栗、団子、たこやきなどが出てきます。食欲旺盛などんちゃんにピッタリな曲ですね!この要素はゲームそのものにも取り入れられており、演奏ゲームには芋音符が初登場、さらにミニゲームとして「だんご大作戦」「たこやきパニック」「いも食ってプッ」が収録されています。
 余談ですが、CS5といえば、太鼓のCS作品の中で私が初めてプレイした作品でもあります。なので、今この曲を聴くとやけに懐かしい感じがします(笑)。

2.3. 「かつとマリ子の絵かきうた」

【基本情報】
初出:アニスペ(2005年8月4日)
キャラ:和田かつ

 歌唱は前述の通りCV名義ですが、曲名からして恐らくかっちゃんでしょう。これ以前の曲が全てどんちゃん独唱と仮定すると、この曲がかっちゃんのデビュー曲ということになります。
 その名の通り、1番ではかっちゃん、2番では水マリ子の描き方を歌った絵描き歌です。水マリ子は歌詞にもある通り、かっちゃんに一途な恋する女の子で、その歌詞をかっちゃんが歌っているということは、もしかしたらどん子ちゃんとは違って両思いなのかもしれませんね…!
 なお、色の塗り方については歌われておらず、かっちゃんについては前述の「どんちゃんえかき歌」のどんちゃんと過程は異なるものの最終的にはほぼ同じ見た目になるはずなので、ある意味「どんちゃん&かっちゃんの描き方その2」的なものと捉えることもできます(もちろん、カレクッタやよもぎまるなどにも適用可能でしょう)。

2.4. 「のし巻いて、太鼓っパラ!」

【基本情報】
初出:CS6(2005年12月8日)
キャラ:和田どん

 「わいわいハッピー!六代目」主題歌。新年をイメージした縁起の良い歌詞が特徴です。これを聴けばきっと「気分は大吉」でしょう!
 ちなみに楽曲情報をよく見てみると、掛声にどん子ちゃんのCVである古原奈々さんの名前がありました。残念ながら私自身はよく聴き取れなかったのですが、これはどん子ちゃんの声という設定なのでしょうか…?思えば、CS6はミニゲームをはじめ、どん子ちゃんの存在感がかなり大きかった作品なのでした…半分文字通りの意味で(笑)。

2.5. 「くもまでとどけ!」

【基本情報】
初出:PSP2(2006年9月7日)
キャラ:和田どん

 「ぽ~たぶる2」主題歌。ちょっと中毒性のあるハネリズム曲で、歌詞の内容としては「靴が履けなかったりシャツが短かったり、不運なことがあっても、思い切り太鼓を叩いてはじけよう!」という感じです。
 PSP2にはストーリーモード「はなちゃんの発表会」が収録されており、この曲が流れるオープニングでもイントロ部分ではなちゃんがピアノを弾いています。ストーリー内容は、はなちゃんのピアノ演奏会を盛り上げるために多くの仲間を集めるというもので、さまざまなシナリオが用意されているのが特徴です。和田家や高橋家に密着したストーリーも最近はあまり多くないので、その意味で貴重とも言えそうです。

2.6. 「われら無敵のドコン団」

【基本情報】
初出:DS2(2008年4月24日)
キャラ:牡丹ニャンキードラボット

 「7つの島の大冒険」で敵キャラとして登場し、その後もWiiシリーズやPSPDXなど多くの作品で味方あるいはライバルとして登場しているドコン団のメンバー3人(CV:たかはし智秋さん&加来量一さん)のテーマ曲。歌詞には「ドコン」のキーワードが頻繁に現れ、「ドコンまでも」「ドコン性」など掛け言葉もあります。
 ドコン団は恐らく、常連キャラ以外では最も知名度・人気が高い部類に入るでしょう。最近ACにも復活収録され、フルコンボ称号「ドコン団推し」も実装されました。今後も変わらず人気を保って、またストーリーとかに登場してほしいですね…!
 ちなみに、牡丹(およびニャンキー)のCVであるたかはし智秋さんはPSPDXの主題歌「ドコDON★まつリズム」や、20周年記念楽曲「轟け!太鼓の達人」でも歌唱を担当しています。曲のテーマから考えて、ドコン団とは特に関係なさそう(ただしPSPDXのストーリーにはドコン団が登場)ですが、公式設定によると牡丹の最近の趣味はカラオケらしく、実際にそれらの曲を聴いてみると声もかなり似ているので、もしかしたら少し意識しているのかもしれません。

【公式音源】

2.7. 「ハッピーでリッパ!」

【基本情報】
初出:Wii1(2008年12月11日)
キャラ:和田どん

 「Wii」(初代)主題歌。なお、正式にはCV名義ですが、ゲーム内の手紙ではどんちゃん自身が歌っていると明言しています。ストーリーは「どんちゃんの生い立ち」をテーマとしており、フルボイスでかなり豪華なものになっています。この曲はそんなストーリーの内容とマッチしたものになっており、『キミを思うとあったかくなる』『そんなキミにあこがれる太鼓だドン』など、一緒に育ってきたどんちゃんとの絆が感じられる一曲です。
 …そう書いた直後で言いにくいのですが、しかしながら「糀谷の和田家で誕生」「どん子ちゃんとの出会いが幼稚園」、さらには「かっちゃんとの兄弟関係が真偽不明」と、本来とは異なる今作限りの設定が多い模様。本来の北陸生まれのどんちゃんの生い立ちはどんな感じだったのか気になりますね…これをテーマにした創作ストーリーを書いてみても良いかも…?

2.8. 「ららら☆ハッピネス」

【基本情報】
初出:Wii2(2009年11月19日)
キャラ:和田どんアルミ

 「Wii ドドーンと2代目!」主題歌。歌唱にアルミちゃんのCVである大内茜さんの名前があり、恐らくアルミちゃんとのデュエット曲という設定ですが、ソロパートがなく聴き取りにくいのがちょっと残念です。しかしその点を除けば申し分ない神曲です。晴れでも雨でも、誰だって、祭りで太鼓に親しめばみんなハッピー!素敵ですね…!
 私自身、Wii2のゲーム自体は遊んだことはないのですが、歴代主題歌の中でも結構気に入っている曲です。ストーリーも前作同様フルボイスで、笑いあり、泣きあり、そして感動ありの名作となっています。

2.9. 「ワルルーさまの歌を聴けぇ!」

【基本情報】
初出:Wii2(2009年11月19日)
キャラ:ワルルー

 「Wii ドドーンと2代目!」の悪役、Dr.ワルルー(CV:長嶝高士さん)のテーマ曲。歴代の悪役の中でも「善悪が反転した」と言っても過言ではないほど悪質な性格で、歌詞にも『たのしいことはダイキライ、じゃますることがダイスキ』『この世の笑顔皆滅ぼせ』など過激なフレーズが盛り込まれています。
 実は、ワルルーの思想がここまで歪んでしまったのは、かつて所属していた研究所での研究がうまくいかず、博士の研究を盗むなど行為がエスカレートしていった結果らしいです。他作品の悪役は(ギガドーンやマオウのようないわゆる「悪の権化」を除けば)最終的には改心することが多い一方、ワルルーは3DS2での再登場後も未だ懲りておらず、未解決問題という印象が強いです。
 そういえば、手下のワルメカは名前の由来が全て化学元素となっています。元素マニアでもある私としては、そういうキャラが味方ではなく敵として登場するのは正直複雑な気持ちがしましたが、最終的には祭りを盛り上げる仲間になっています(スタッフロール参照)。科学技術は諸刃の剣、という隠されたメッセージ(?)を感じますね…。

2.10. 「ポップコーン★パレード」

【基本情報】
初出:Wii3(2010年12月2日)
キャラ:和田どん

 「Wii みんなでパーティ☆3代目!」主題歌。同作のミニゲームモードの舞台である遊園地「ドリームたいこランド」の世界観がテーマとなっており、まさに夢の国のアトラクションで思い切り遊んでいるようなイメージの楽しげな歌詞とメロディーが特徴です。
 ちなみに、この曲が流れるスタッフロールでは、ドリームたいこランドの舞台裏や未公開シーン(?)が見られます。個人的にいろんな考察ができて楽しいですね…(笑)。

2.11. 「ももいろ♪太鼓パラダイス」

【基本情報】
初出:Wii4(2011年11月23日)
キャラ:和田どんフウガミライ

 「Wii 決定版」主題歌。いつもお馴染みのどんちゃんに加えて、ストーリーおよび太鼓教室モードに登場する、フウガくん&ミライちゃん兄妹がボーカルとして参加しています。これまでの主題歌は専らどんちゃんの声が目立っていたのに対し、この曲ではみんなの声がはっきり聴き取れ、よりにぎやかな印象があります。歌詞にも『ひとりよりふたりで』『ふたりよりみんな』とあり、まさにみんなで盛り上がれる雰囲気です。
 なお、フウガくんとミライちゃんはいずれもCVが藤井美波さんで共通しており、加えてアラシくんの声も担当しています。実際、この曲でもアラシくんのような声が聴き取れますが、実はストーリー終盤からわかる通り、フウガくんとアラシくんは同一人物(眼鏡を外すことで変貌する)なのです。この項を書く際にキャラのカウントをどうするか悩みましたが、とりあえずここでは同一キャラ扱いとしました。

3. 新筐体無印~グリーン/3DS1~NS1時代

3.1. 「キミと響くハーモニー」

【基本情報】
初出:3DS1(2012年7月12日)
キャラ:ソプラノ

 「ちびドラゴンと不思議なオーブ」主題歌。ヒロインであるソプラノ姫の歌唱曲です。ちなみに、CVの東山奈央さんはラルコの声も担当しています。
 この作品は私自身もプレイしたことがあり、かなり思い入れがあります。ストーリーで、ソプラノ姫は「悪しき力を清める魔法の歌声の持ち主」とされています。現実世界の私たちには悪を清めるほどの効果はないにせよ、可憐で美しい歌声と、冒険の旅路をイメージした前向きな歌詞で、現在でも人気の高い曲となっています。

3.2. 「マオウのショウタイム」

【基本情報】
初出:3DS1(2012年7月12日)
キャラ:マオウ

 「ちびドラゴンと不思議なオーブ」の悪役、マオウ(CV:佐藤たかふみさん)のテーマ曲。ストーリーでは存在自体が「悪の権化」とされており、呪いをかけた上で苦しむ者を見世物にするなど、歴代の悪役の中でも最も残忍かつ凶悪なキャラと言えるでしょう。ピエロのような見た目で、他の悪役と異なり妙に明るく愉快な口調で喋るという点も、逆に不気味さを増幅しています。この曲でもマジックショーのような雰囲気でしれっと『地獄への招待』『うっかり消しちゃっても、許してちょうだい☆』とか恐ろしいことを言っています…。
 ご存知の通りストーリーでは、ソプラノ姫の声がマオウによって奪われてしまう大事件が発生するのですが、前述の通り姫の声には「悪を清める」効果があり、悪の権化たるマオウにとっては致命的なものというわけです。最終ボス戦(VSマオウ第二形態)の課題曲「ソプラノ姫VSマオウ」は、前述の「キミと響くハーモニー」と「マオウのショウタイム」のリミックスとなっており、まさに文字通りの「善と悪の戦い」と言えるでしょう。

3.3. 「どきどき☆どんちゃん騒ぎ」

【基本情報】
初出:Wii5(2012年11月29日)
キャラ:和田どん和田かつ

 「Wii 超ごうか版」主題歌。この曲からキャラクター名義となり、現時点でどんちゃん&かっちゃんの兄弟デュエットであることが明確にわかっている唯一の曲です。歌詞に『キミもかけ出して、いっしょにたたこう』『キミの手をとって、ちょっぴりキンチョー』『大好きなキミのために』などのフレーズがあり、あたかもどんちゃんやかっちゃんのすぐそばでお祭りを一緒に楽しんでいるかのような気分になれる、そんな曲です。個人的には「ららら☆ハッピネス」と並んで、歴代主題歌の中でも特に気に入っている曲の一つです!

3.4. 「あつまれ☆太鼓まつり!」

【基本情報】
初出:Wii U1(2013年11月21日)
キャラ:和田どん

 「Wii Uば~じょん!」主題歌。前作と異なり、今度はどんちゃんのソロ曲となっています。歴代の主題歌はやはり「みんなで楽しむ」ことをテーマにしたものが多いですが、この曲の歌詞のイメージは「みんなの心とリズムを一つに」といった感じです。みんなで演奏することで、一人では成し得ないハーモニーが生まれる。そんなメッセージが感じられる曲です。

3.5. 「もりもり☆特盛リズム♪」

【基本情報】
初出:Wii U2(2014年11月20日)
キャラ:和田かつ

 「特盛り!」主題歌。「かつとマリ子の絵かきうた」以来約9年3ヶ月ぶりとなる、かっちゃんのソロ曲です。作品名やタイトルの通り、まさに「もりもり演奏して満腹気分!」という感じの雰囲気。公式設定によると、かっちゃんはどんちゃんに比べると実際に食べる量はやや控えめであるものの、ストーリー等での言動から、食欲はむしろどんちゃんよりも旺盛と言えるかもしれません。そんなかっちゃんのイメージにも合った曲となっています。
 ところで、かっちゃんは主役になる夢を長年見てきましたが、その夢は次作「あつめて☆ともだち大作戦!」(Wii U3)でついに実現することになります。しかし、その主題歌はこれまでどんちゃんorかっちゃんがボーカルを担当してきたWii・Wii U作品とは異なり、キャラソンではなくなってしまっています。その曲自体は決して悪くないのですが、そういう作品でこそかっちゃんをボーカルに採用すべきだったのでは…?と思わず突っ込みたくなってしまいます(苦笑)。

3.6. 「希望へのメロディー」

【基本情報】
初出:PS Vita(2015年7月9日)
キャラ:メイプル

 「Vバージョン」主題歌。「キミと響くハーモニー」と同様、ストーリーのヒロインの歌唱曲です。メイプルちゃん(CV:小澤亜李さん)は、バイオリンを弾くことでドンだーの力を使うことができる少女で、ストーリーではドンだーの素質を持つどんちゃんと力を合わせ、邪気的な存在「ノイズ」と戦います。この曲の歌詞『2つの月重なり、2人は出会う』はまさに、伝説の言葉を唱えたどんちゃんが別世界の村に飛ばされ、彼女と出会ったことを表しているのでしょう。2人のメロディが1つになり、響き広がり闇(ノイズ)を駆逐する。ストーリーの内容が凝縮された、印象に残る曲です。
 基本的には良いストーリーなのですが、個人的には一点だけ残念に思ったところがあります。どんちゃんの双子の弟であるかっちゃんも同時に村に飛ばされ、同行しているにも関わらず、彼にはドンだーの素質が認められなかったようです。ノイズとの戦いは印象的である一方で、双子の間の格差を感じてしまいます…。どんちゃんばかりではなく、たまにかっちゃんとも組んで、かっちゃんならではの能力を発揮する(言い換えれば「どちらと組むかでスキルが変わる」)という展開があっても良かったと思いますね。

3.7. 「世界はいつでもミステリー」

【基本情報】
初出:3DS3(2016年6月16日)
キャラ:ティア

 「ミステリーアドベンチャー」主題歌。こちらも同様にヒロインの歌唱曲となっています。ティアちゃん(CV:井上ほの花さん)は、謎の生物ポポカカと行動を共にする不思議な雰囲気を持った少女で、ストーリーでは世界を守るための宝「オーパーツ」を求め、冒険の旅に出ます。この曲はその冒険がテーマとなっており、勇気を持って協力しながら宝を探すストーリーの世界観がよく表現されています。
 なお、この曲にはフルバージョンも存在し、エンドロールで流れる他、サウンドトラック「わたがし」にも収録されています。

4. ニジイロ/PTB~NS2時代

4.1. 「大好きな太鼓の音」

【基本情報】
初出:ニジイロ(2021年11月18日)
キャラ:和田どん

 太鼓の達人20周年アンバサダーに就任した粗品さんのプロデュースによる、20周年記念ソング。太鼓のキャラソンとしては5年5ヶ月ぶり、どんちゃんの歌唱曲としては「あつまれ☆太鼓まつり!」以来実に8年ぶりとなる新曲です。長かった……!!
 ナムオリだけでなく「夏祭り」や「KAGEKIYO」など、歴代の人気曲12曲のタイトルが歌詞に散りばめられており、太鼓の歴史や太鼓愛を感じられる曲となっています。おに裏譜面は粗品さんご本人の制作で、歌詞に登場する全ての曲の譜面が引用されており、ノーツ数も876(バンナム)と、かなり凝ったものになっています。
 ちなみに、この曲には2番が追加された4分45秒のフルVerが存在し、全25曲のタイトルが入っています。公式MVの内容はそのフルVerの裏譜面で、やはり2番地帯も引用になっており、そしてノーツ数はこの曲が発表された2021年にちなんで2021。粗品さん、センスあり過ぎ…!ただし、現時点ではフルVerの譜面をプレイする手段はありません。流石に長いのでAC収録は非現実的でしょうが、CS作品であればもしかしたら収録もあり得るかもしれないですね(実際、これでも歴代最長の曲(5分17秒)には及ばないという事実…)。

【公式音源(フルVer)】

【公式MV】

4.2. 「エール・エクス・マキナ!」

【基本情報】
初出:ニジイロ(2023年2月21日)
キャラ:まきな

 太鼓の達人22周年の日に収録された記念楽曲。みんな大好き、AIバトルナビゲーターまきなちゃん(CV:樺澤綾さん)がまさかの登場です。理系女子ということは知っていましたが、歌うまでもあったとは…!
 曲名の由来は、応援の「エール」と、彼女の名前の由来でもある「デウス・エクス・マキナ」を掛けたものです。その名の通り、まきなちゃんがドンだーの皆さんにエールを送る曲となっています。おに譜面のコンボ数が「765」、基本BPMが「176.5」など、ナムコ(765)の数字が隠されているのも特徴です。
 まきなちゃんといえば、この曲が収録される2日前に行われた公式生配信をジャックしています。この曲はその配信で発表されたもので、冒頭に『思い切ってジャックしちゃいました!』というセリフが出てきます。そして曲の中盤にはナムオリ3曲の引用があり、そのうち「フューチャー・ラボ」と「メカデス。」は、曲のイメージが未来の研究所AIどんにも通じ、なかなかセンスのある選曲といえます(AIどんについては「プロトタイプがメカドンと共通」という説があります。となると、もしかしたらその研究所自体も現代の和太鼓研究所と何らかの縁が…?)。しかしもう1曲の「ドキドキ胸きゅん おまつりタイム」はどういう理由でしょう…私自身はよく分かりませんが、まきなちゃんのファンの多くはこの地帯で釘付けになるようです…。

【公式音源】

4.3. 「スキに理由はいらないじゃん!」

【基本情報】
初出:ニジイロ(2023年3月24日)
キャラ:レミフア

 アニメをはじめ公式YouTubeチャンネルでお馴染みのアイドル、オミコシスターズ(CV:ふじたまみさん&永井真里子さん)のオリジナルソング。太鼓の達人音楽レーベル「WADIVE RECORD」の第1弾楽曲です。アーティストは「コネクトカラーズ」や「ニジイロバトン」など名曲を多数発表しているPonchi♪さん。やはり期待を裏切らない神曲です…!
 この曲は元々、公式YouTubeチャンネルの企画「ミコシスオリジナルソングプロジェクト」で制作されたもので、視聴者向けにコンセプト投票歌詞フレーズ募集が行われました。実際に、視聴者考案のフレーズが4つ盛り込まれており、中でも「届けたいこの音」は2つの意味が込められているという凝ったものです。流石…!
 ちなみに、オミコシスターズはこのオリジナルソング以外にも、公式YouTubeチャンネルで前述の「ニジイロバトン」を含むナムオリ5曲のカバーを発表しています。興味があればぜひそちらもご覧になってみてください!

【公式MV兼音源】

4.4. 「転生〈TENSEI〉-喜与志が待つ強者-」

【基本情報】
初出:ニジイロ(2024年2月21日)
キャラ:転生和田喜与志

 太鼓の達人23周年の日に収録された記念楽曲。2023年のエイプリルフール期間限定モード「青春の達人」のキャラ、転生和田喜与志がまさかまさかの登場。なお、転生和田喜与志のCVについては現時点で未公表となっています。
 「和田喜与志」は和田家のおじいちゃんの本名で、「青春の達人」では転生しプレイヤーの同級生という設定で登場します。元々はおじいちゃんだったせいか、喋るときにたまに「オレ」のつもりが「ワシ」になったり、「だ」「ぜ」のつもりが「じゃ」「ぜじゃ」「じゃぜ」になったりしてしまいます。キャラクター紹介には『かつての孫とアツイバトルを繰り広げては、お隣のお姉さんに「いつまで遊んでるの!」と怒られる』とあり、孫のテツオくんや、隣の高橋家のはなちゃんも同じ世界に転生したことが示唆されています。実際、リザルト画面での一部のセリフや称号にも「テツオ」や「はな」のキーワードが出てきます。また、他のキャラは「なかよしレベル」を上げると絆や愛情が強まる展開になるのに対し、喜与志の場合は初期からプレイヤーをライバル視しており、レベルが上がるごとに「良きライバル」となっていくという、やや毛色の異なる展開になっていました。
 そんな感じで結構クセの強いキャラである転生和田喜与志、歌声はどんなものか…と気になって聴いてみると、かなり渋い声で、同時に熱血漢なキャラも感じられ、イラストやセリフの印象によく合ったものとなっています。加えて、裏ではデスボイス(LindaAI-CUEさん?)も聴こえます。歌詞の内容は「喜与志がプレイヤーに挑戦状を叩きつける」というものであり、やはり「青春の達人」と同様にプレイヤーをライバル視しているようです。また、中盤にはAC15時代の段位道場の選曲画面で流れていたBGMをアレンジした地帯があり、『我が道場からの試練、覚悟してかかれい!』というセリフが入ります。これは、DS2のストーリーやACの段位道場などでおじいちゃんが道場主になっていることが元ネタと考えられます。譜面に関しては、おにコースの表譜面(★8)に加えて裏譜面(★10)も実装され、キャラソン初の★10となりました。
 ちなみに、前年の記念曲「エール・エクス・マキナ!」とこの曲は、いずれも同じ坪井リヒトさんが作曲を担当されています。可愛らしい声で「プレイヤーを応援する」という内容だったあちらとは対照的な雰囲気、という点も興味深いですね!

【公式音源】

4.5. 「空想打破」

【基本情報】
初出:ニジイロ(2024年3月28日)
キャラ:ハナ(WADIVERSE)

 太鼓の達人音楽レーベル「WADIVE RECORD」より、2024年3月に始動したプロジェクト「WADIVERSE」エピソード1の新曲で、同レーベルとしては第2弾となる楽曲。前述の「スキに理由はいらないじゃん!」以来しばらく音沙汰なかったWADIVE RECORDでしたが、1年の時を経てついに新曲が出ました。長かった……!!(2回目)
 「WADIVERSE」はウェブ漫画と楽曲で構成されるプロジェクトで、公式X(旧Twitter)で漫画が展開され、各エピソードの最終話と同時に楽曲およびMVが公開されます。そのテーマは「別世界の太鼓の達人」で、突如別世界に飛ばされたどんちゃんが、太鼓の達人おなじみのキャラクターたちをモチーフとした人物に出会います。エピソード1の舞台は「バンドノイズタウン」。はなちゃんをモチーフとした16歳の少女「ハナ」をはじめとして、バンド「DIVE」のメンバーが登場します。本楽曲は「DIVE」の楽曲の一つとして、第2話で言及され、最終話ではライブで披露されます。ハナちゃんはバンドのボーカル担当で、最終話でこの曲を歌っています。
 なお、この曲の名義は「ノイ feat. 萌」となっていますが、コンポーザーのノイさんご本人の投稿でも「WADIVERSEで登場するバンドへ提供した楽曲」として紹介されており、設定的にはバンド「DIVE」の楽曲、すなわちハナちゃん(CV:萌さん)の歌唱曲と解釈して差し支えないでしょう。

【公式MV兼音源】

4.6. 「who are you? who are you?」

【基本情報】
初出:ニジイロ(2024年5月30日)
キャラ:ジョン(WADIVERSE)

 「WADIVERSE」エピソード2の新曲(WADIVE RECORDとしては第3弾)。前作から約2ヶ月ぶりの更新となりました。2024年6月現在におけるキャラソン最新作です。
 エピソード2の舞台は「タンブーロ王国」。飛ばされて来たどんちゃんが歌を歌っていたところ、突如背後から巨大な怪物「サイレンター」が襲い掛かります。そこで、ワイルドドッグの和田ジョンをモチーフとした青年の騎士「ジョン」が、王国と姫を守るべく、サイレンターと戦います。ジョンのキャラ紹介には『実は歌うことが大好きだが、歌よりも騎士としての腕を磨くことの方が重要だと考え、鍛錬にばかり打ち込んでいる』とあり、実際にストーリーの前半までは歌を封印していました。しかし、サイレンターが「歌に反応する」ということに気づくと、それを逆手に取り、自分の歌で注意を引く作戦に出るのです。作戦は見事に成功し、王国に再び平和が訪れます。
 なお、この曲も名義は「堀江晶太 feat. 生田鷹司」と、前述の「空想打破」同様にキャラ名が明記されていませんが、ジョンが歌えるキャラであること、そしてMVにも登場することから、設定としては恐らくジョン(CV:生田鷹司さん)が歌っているということなのでしょう。ちなみに、生田さんは声優でもあり、他のゲームやアニメ作品のキャラソンの歌唱も担当しています。また、堀江さんと共にロックバンド「PENGUIN RESEARCH」のメンバーでもあります。
 漫画の終盤ではどんちゃんがまたしても別世界に飛ばされる演出があることから、今後も続編および新曲が発表されると予想されます。次はどんな展開になるのか、そしてどんな曲が来るのか、続報が待ちきれませんね…!

【公式MV兼音源】

5. 今後期待する展開(おまけ)

 以上、これまで発表されたキャラソン26曲でした。各作品の主題歌をはじめとして、個性豊かな曲が揃っていますね。皆さんのお気に入りの曲、見つかりましたか?

 さて、これまでに歌唱曲が出ているキャラクターをまとめると次の通りになります(デビュー順、1曲のみの場合は曲数省略)。

  • 和田どん(2002年、13曲)

  • バチお(2004年)

  • 和田かつ(2005年、3曲)

  • ドコン団牡丹ニャンキードラボット)(2008年)

  • アルミ(2009年)

  • ワルルー(2009年)

  • フウガ(2011年)

  • ミライ(2011年)

  • ソプラノ(2012年)

  • マオウ(2012年)

  • メイプル(2015年)

  • ティア(2016年)

  • まきな(2023年)

  • オミコシスターズレミフア)(2023年)

  • 転生和田喜与志(2024年)

  • ハナ(WADIVERSE)(2024年)

  • ジョン(WADIVERSE)(2024年)

 現時点で、以上の20キャラとなっています。
 ドンフェス創作ストーリー「EX1話」のまえがきでも触れましたが、個人的には「キャラクターの積極的活用」や「ゲームおよびナムオリ曲への親しみやすさの向上」のためにも、キャラソンをもっと増やしてほしいと思っています。そこで、今後こんな曲が聴いてみたい、という例を「まだ歌唱曲がないキャラクター」と「既出だけれどもっと聴いてみたいキャラクター」に分けて挙げてみます。なお、ドンフェス創作ストーリーにも「こんな曲あったらいいな」という感じで考えた新曲(想像)の要素をストーリー終盤に入れています。よろしければそちらもご覧いただけると幸いです。

5.1. 新規デビュー

 歌を聴いてみたいキャラはいろいろいます(何なら音痴でもない限り全キャラ気になる…)が、中でも「ぜひ聴いてみたい!」と思うキャラを厳選して紹介します。

  • どん子(CV:古原奈々さん)

  • カレクッタ=ドンディー(CV:ならはしみきさん)

  • よもぎまる(CV:ならはしみきさん)

  • 水マリ子(CV不明)

  • アミティ(CV:増己あきさん)

  • くもきゅん(CV:梅澤めぐさん)

  • 立つドン(CV:小手川拓也さん)

  • やつしか(青春の達人)(CV不明)

  • お面小僧(青春の達人)(CV不明)

 まず、どん子ちゃん。前述の通りテーマ曲として「どん子のファーストデート」がありますが、この曲のボーカルはCVとは別の方(黒澤かおりさん)なので、キャラソンではないということになります。また「のし巻いて、太鼓っパラ!」では掛声役として出演している可能性がありますが、少なくともボーカルではないのでこれもノーカウント。残念ながら、現時点でどん子ちゃんのキャラソンは存在しないようです。一方、CVの古原さんは「ふたりのもじぴったん」他多数の曲で歌っており、その意味ではキャラソン登場は十分期待できそうです。Wiiシリーズのストーリーなどでもかなり活躍しており、声も可愛らしく、知名度も脇役の中ではそれなりに高い方なので、キャラソンを作っても結構人気が出るのではと思います!その性格からして、相変わらずひたすら「どんちゃん大好き♡」な感じの曲になりそう…そんなわけで、創作ストーリー「EX4話」で曲を考えてみました。
 次に、カレクッタよもぎまる。CVはどんちゃん&かっちゃんと同じならはしさんで、声もほぼ同じですが、知名度向上のためにもテーマ曲が欲しいところ。曲調をインド風戦国風にしてキャラソン兼テーマ曲という感じにすれば面白いのではないかと思います。有名アーティストとのコラボや、高難度または特徴的な譜面といった要素を入れればさらに話題性UPが期待できそうですね!こちらも創作ストーリー「EX2話」および「EX3話」で、その辺を意識して曲を考案しました。
 続いて、水マリ子。キャラ設定によれば歌が得意なはずなのですが、現時点でキャラソンがないどころか、なんとゲームではボイスすらほとんどなくCVも未公表です(ただしクレイアニメでは挿入曲「水マリ子のハッピーバースデー」で歌っています)。せっかくの設定がもったいないのでゲームでもせめて1曲くらいは歌ってほしいところです。水マリ子についても、創作ストーリー「EX5話」で曲を考えてみました。
 アミティはACブルーVerの「演奏バトル」モードのストーリーに登場したヒロインで、アイドルということもあり歌うまなのは確実でしょう。それにもかかわらず結局キャラソンが出ることはなく「演奏バトル」モードはグリーンVerへの移行に伴い幕を閉じたのでした。その後しばらくは音沙汰なかったのですが、2023年4~6月に期間限定実装された「青春の達人」で同名の派生キャラが電撃登場し人気を集めており、忘れられた訳ではなさそうです。今からでも遅くないのでストーリー続編やキャラソンが出てほしいものです…!
 くもきゅんは皆さんお馴染み、ドンフェス(NS2)の新キャラです。キャラソン登場を期待している大きな理由の一つとして、あの「アイドルマスター」シリーズ他で知られる梅澤さんがCVを担当していることが挙げられます。実際、くもきゅんの声もそれに恥じない可愛らしいもので、ポテンシャルはかなり高い気がします。どこかの節目で、ドンフェスの「もう一つの主題歌」的な位置付けで「どんちゃん&くもきゅん」名義の曲とか出たら良いなぁ、と思っています!
 立つドンは言ってしまえば完全にネタ枠ですが、刺さる人には刺さるやつです。NS1で初めてボイス&セリフが付きましたが、その口調は超独特なカタコトの外国人風。それを逆手に取って(?)、例えばカタコトラップなんかどうでしょう?リズムが取りにくかったり、あるいは単純に立つドンのボイス&セリフが可笑しくて集中力が削られたりと、一筋縄ではいかない感じで話題になりそうな気がします(笑)。
 そして追加で、2024年に転生和田喜与志の「転生〈TENSEI〉-喜与志が待つ強者-」が出たことをきっかけに、「青春の達人」登場キャラクターの歌をもっと聴いてみたいと思うようになりました。アミティについては前述しましたが、この調子で行くとキャラソンが制作される可能性はかなり高いのでは、と思いますね…もしかしたら同じく坪井リヒトさん作曲でシリーズ化されるかも…?その他にも、やつしか様やお面小僧くんも個性的で面白いキャラクターなので、歌ったらどんな感じになるのか結構気になります。もしくは、仮に「青春の達人」自体に続編が出て新キャラクターが登場するとすれば、その新キャラの歌が聴けるかもしれませんね。

5.2. 既出キャラクターの新曲

 既にキャラソンは出ているけれど、個人的に「もっと聴いてみたい!」と思うキャラクターを以下に挙げます。

  • 和田どん

  • 和田かつ

  • バチお

  • まきな

  • オミコシスターズレミフア

 筆頭のどんちゃんかっちゃんには太鼓の達人の顔としてぜひこれからもいろんな曲を歌ってほしいですね!新曲以外にも、旧CV時代の2曲の新バージョン(山田さん歌唱の曲をならはしさんが新たにカバー)とか、前述のミコシスと同じコンセプトでナムオリ曲カバーとかやってみても面白いかも…?願わくばまきなちゃんのように生配信に出演とかもしてほしいです…!一方で、かっちゃんは曲は一応存在するものの、バリエーションが少なく、どんちゃんの曲との差別化がちょっと不十分な気がします。思い切って「ゴリゴリのヘビメタ」とか、これまでのキャラソンとは雰囲気がガラリと変わった曲で、かっちゃんの個性を出してみるというのはどうでしょう?創作ストーリー「EX1話」では、そんなコンセプトで曲を考えてみました。
 次にバチお先生。2004年に「音符のうた」で歌っていますが、それ以来新曲が出ておらず、現状として「常連の脇役キャラが歌っている曲」というのが同曲くらいしか存在しません(作品限りのキャラが圧倒的に多く、前述の通りどん子ちゃんやカレクッタなどはゼロ)。その辺を全体的に増やしてほしいというのももちろんそうですし、バチお先生に関してはせっかく良い声なので、ぜひソロボーカルで聴いてみたいものです。いろんな曲調によく合いそうな爽やかボイス…カッコいい系で作っても良し、あるいは「どんちゃんたちを想う先生の心」のようなしんみり系のイメージにしてみても良さそうですね。
 続いてまきなちゃん。22周年記念曲として「エール・エクス・マキナ!」が出ましたが、同曲のアウトロに『それではさよならです!また会う日まで…』というセリフがあり、こじつけかもしれませんが個人的には続編登場の伏線と考えています。次はどのタイミングで来るのでしょう…?いずれにせよ、PR効果も抜群なAC版の人気キャラとして新曲に期待したいですね!
 最後にオミコシスターズ。「スキに理由はいらないじゃん!」ももちろん良いのですが、やはりオリジナルソングが1曲だけだと物足りない感じがするので、こちらもオリジナルソング第2弾を期待しています。

 ということで、お読みいただきありがとうございました。今後、気が向いたら解説記事第2弾も書いてみようかと思います。よろしければリクエスト等もいただけると幸いです!

6. 画像素材

  • 太鼓の達人シリーズ公式ポータルサイト(taiko-ch.net

  • 太鼓の達人公式X(旧Twitter) ほか

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