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【太鼓ドンフェス創作 #2】EX2話『カレクッタの屋台修行』

<最終更新:2023.10.24>

 皆さんこんにちは。「346(Miyoro)」です。
 太鼓の達人創作ストーリー第2回、今回はインド出身で大のカレー好き、カレクッタ=ドンディーがうなぎに弟子入りして屋台を開くお話です。ゲストとして「あの方」もまさかの登場!?

※ ネタバレ要素が含まれますので、「ドンダフルフェスティバル」のストーリーをスタッフロールまで見ていない方はブラウザバックすることをお勧めします。
※ 制作にあたっては「太鼓の達人」のファンメイドコンテンツポリシー(https://taiko-ch.net/ip_policy/)を遵守しております。


0. 登場キャラクター

<カレクッタ=ドンディー>
インドのマハラジャの太鼓に魂が宿って生まれた、山吹色の太鼓。
一日三食食べる程カレーが大好きで、その評価はお墨付き。
カレー屋になる夢を叶えるべく、オミコシティでカレー屋台に挑戦することに。

<ちょうちんうなぎ>
頭に提灯がついた、おじさんうなぎ。
かめやイカ、チビキャラたちを弟子に屋台を営んでおり、全国を巡り歩いている。
オミコシティでも屋台の人気は絶大の模様。

<???>
ナムオリの某人気シリーズでおなじみの「あの人」。
未来世界に出没したり、見知らぬ博物館に迷い込んだりしたこともあるらしいが…。

1. EX2話-1

 カレーを愛してやまない、陽気な山吹色の太鼓がいる。彼の名は、カレクッタ=ドンディー。オミコシティではどんな活躍を見せてくれるのだろうか…?

『ふふ~ん♪ ミーの名前は、カレクッタ=ドンディー!インドのマハラジャの太鼓に魂がやどって生まれたドン!』
『太鼓とカレーの魅力を広めるために、ここオミコシティにやってきたドン!』
『ユーもカレー好きカッ?それならミーの仲間だドン♪ よろしくだドン!!』

 お祭り会場にて――

『わ~、屋台がいっぱいでにぎやかだドン!さすが太鼓の聖地、オミコシティだドン!!』
『ミーも屋台やってみたいドン。もちろんカレー一択だドン!!』
『でも、初めてでやっぱり不安だドン…』
『あ!あそこにちょうちんうなぎの親分がいるドン。話しかけてみるドン!』

 屋台のことならお任せ、みんなの頼れる親分ちょうちんうなぎに相談することにした。

カレクッタ『ちょうちんうなぎのおやじさーん!』
うなぎ『おう、やけに目がキラキラしてるじゃねぇか!どうしたんでい?』
カレクッタ『ここで屋台をやってみたいんだドン。カレーの魅力をドーンと広めたいんだドン!』
うなぎ『おうおう、それは良い考えだなぁ!どうでい、そんなら俺と一緒に修行してみねぇか?』
カレクッタ『いいのカッ?ありがドーン!まずは何をすればいいカッ!?』
うなぎ『う~ん、そうだなぁ。いっちょ、おめぇさんの演奏を聞かせてくんねぇかい?』
うなぎ『太鼓の叩けるカレー屋たぁ、盛り上がること間違いなしだぜぃ!!』
カレクッタ『わかったドン!カレーだけに、華麗にいっくドーン!!』
カレクッタ『ユーも準備はいいカッ?さあ、始まるドーン!!』

 カレクッタの演奏スタート。叩いて踊って、ハイテンション!次第にうなぎもつられて踊り出す…。

うなぎ『くぅ~、大したもんでい!さすがだなぁ~!!』
カレクッタ『お安いご用だドン!ピース・オブ・ケーキ…いや、「ディッシュ・オブ・カレー」だドーン!!』
うなぎ『へへっ、おもしれぇヤツだなぁ!気に入ったぜぃ!!』
カレクッタ『それほどでも…あるドーン!!』

 こうして、カレクッタは自分の屋台を開くべく、うなぎの親分に弟子入りすることになった。

2. EX2話-2

 2人は早速、屋台の準備に取り掛かる。

うなぎ『さっ、準備始めるぜぃ。ちょうどいいところに空きがあったんだが、ここでいいかい?』
カレクッタ『よく目立って良い場所だドン。ここに決めるドン!』
うなぎ『そんなら話が早いぜ!ちゃちゃっと組み立てるぞ!』
うなぎ『屋台の一番の醍醐味は、何といっても手作りの料理でぃ!』
カレクッタ『料理なら任せるドン!』
カレクッタ『こう見えて、実はふるさとのインドでカレー作りをマスターしてきたんだドン!!』
うなぎ『本当かい!?そいつは頼もしいなぁ!!』
うなぎ『しかし、料理だけが全てじゃねぇぞ。客を呼び込むチカラも必要でい!』
カレクッタ『ミーは歌って踊れる太鼓だドン♪ インド風ダンスでみんなカモ~ン♪』
カレクッタ『まんぷくでビーハッピ~♪ みんなでお祭りフィーバーだドン!!』
うなぎ『いいねぇ、その意気でい!!』
うなぎ『あとは心構えとして…困っている人を見つけたら、助けてやるのを忘れずになぁ!!』
カレクッタ『もちろんだドン!!』
うなぎ『よし、それじゃぁ、早速やってみっかぁ!頑張れよっ!!』

 うなぎに見守られながら、クッキングスタート!

カレクッタ『ふふ~ん♪ まずはリズムに乗って、トントントン♪』
カレクッタ『お鍋に油とホールスパイス~♪ お次にタマネギ入れて、ジュージュージュー♪』
カレクッタ『お野菜ドンドン入れましょ~♪ ピリッとスパイス、効かせるドンっ!』
カレクッタ『全部入れたら、お水と強火でグツグツ♪ あとは最後の仕上げだドン♪』
カレクッタ『さ~て、この間にお客さんを呼び込むドン!』
カレクッタ『おいしくな~れって、キモチを込めて演奏するドーン!!』

 音色「料理」で、心を込めて演奏!キレキレのダンスとカレーの香ばしい匂いで、次々と客が集まってきた!

カレクッタ『ついに完成だドーン!!』
カレクッタ『みんな~、ミーのインドカレーはいかがカ~ッ!?』
うなぎ『さあみんな、並んだ並んだぁ!!』
どん『わ~、おいしそうだドン!!さっそく3皿、お願いするドン!!』
くもきゅん『どんちゃん、大丈夫!?でも、やっぱりおいしそう。ぼくにも1皿くださ~い!』
カレクッタ『オッケ~イ♪ さあ、どうぞだドン!!』
どん『もぐもぐもぐ…め、めちゃくちゃうまいドン!おかわり欲しいドン!!』
くもきゅん『すご~い!こんなにおいしいの、初めてだよぉ!』
すずどん『ガランガラン!(ボクにもちょうだい!)』
わたがし『キャキャ!(ボクにも!)』
ひよこ『ボクも食べたい!』
うなぎ『ははっ、大盛況だなぁ!おめぇら、ほどほどに頼んだぜぃ!!』
カレクッタ『遠慮なくカモ~ン♪ だドン!!』

3. EX2話-3

 屋台を開いて1ヶ月ほど経ったある日…

かつ『カツカレー2皿、お願いするドン!!』
カレクッタ『オーライ♪ それ、召し上がれだドン!!』
かつ『う、うますぎるドン…!これなら何皿でもいけるドン!!』
かつ『でも、今日はこの辺にしておくドン。ありがドン!また来るドーン!!』
カレクッタ『サンキュー♪ 商売繁盛だドーーン!!』
うなぎ『へへっ、今日も順調だなぁ!さすが俺の愛弟子よ!!』
カレクッタ『この調子でどんどんいくドーン!!』
カレクッタ『…ん?あそこに誰かいるドン。』
???『…ヘッタ…』

 一人、うずくまってる男性を見つけた。その正体は、作曲家のLindaAI-CUEだった。

カレクッタ『お兄さん、どうしたのカッ?元気がなさそうだドン…』
Linda『ハラ、ヘッタ…』
カレクッタ『おなかがすいたのカッ?それならミーがカレーをごちそうするドン!』
カレクッタ『どうぞ召し上がれ、だドン!!』
Linda『何ッ!?うまい、うまするぎ~!脳内カーニバルだドーーーン!!!』
Linda『おっと、すまない。感動のあまりつい荒ぶってしまった…』
Linda『実は仕事に明け暮れて3日も食べてなかったんだ…』
カレクッタ『そ、そうだったのカッ!?それは大変だったドン…』
Linda『そうだ、これでいい曲が作れそうだ!よかったら一緒にやってみようよ!!』
カレクッタ『面白そうだドン。やってみるドン!!』
カレクッタ『歌って踊って演奏して、みんなを元気づけるドーン!!』

新曲(仮)『おつカレ2000 / カレクッタ=ドンディー meets LindaAI-CUE』

Linda『サイコーの曲、キターー!!うははははーーーっ!!!』
カレクッタ『おつカレーライス♪ だドン!!』
Linda『華麗なるインディアンサウンド!踊り出さずにはいられない楽しげなリズム…!』
Linda『キューキョクのドン魂をもつキミたちと出会ったおかげだ!ありがとう!!』
Linda『ドンダフルなサウンドを求めて旅を続けるよ!いつかどこかで、また会おう!!』
カレクッタ『また会うドン!!』

 新たな出会いを求め、LindaAI-CUEは去っていった。

うなぎ『くぅ~!!屋台のカレーで人助けたぁ、泣かせてくれるじゃねぇか~!!』
うなぎ『おまけに曲まで作っちまうなんてなぁ…感動したぜぃ!!』
うなぎ『これからもよろしくな、カレクッタ!祭りをでっかく盛り上げていこうぜぃ!!』
カレクッタ『もちろんだドン!ミーに任せるドーーン!!』

 いつも陽気で華麗なカレクッタ。彼の計り知れないポテンシャルが、このオミコシティで開花したのだった。太鼓とカレーで祭りを盛り上げる彼の挑戦はまだまだ続く…。

4. あとがき(解説等)

 今回のストーリーの主役、カレクッタ=ドンディーは、ゲーム内では3Pのキャラとして登場しますが、これまでゲームのストーリーには一度も登場していないようです。ドンフェスではあの立つドンもストーリーに登場していますし、カレクッタももう少し注目されても良い気がするのですが…。

 Wiiシリーズのキャラ紹介等によると、カレクッタはどうにかしてカレー屋台を開きたいらしいです。さらに踊るのも好きなようで、お祭りではインド風ダンスでみんなを盛り上げているのだとか。どんちゃん&かっちゃんとは異なり一人称は「ミー(Me)」で、二人称は公式には不明ですが、恐らく「ユー(You)」だと思います。Wii3の自己紹介メールには「カレーばっかり食べてたら黄色になっちゃったドン!なぁ~んて ウソ♪ ウソ♪」と書いてあり、ギャグセンスもそこそこありそうです。また、同メールでは「♪」が多用されており、歌うような陽気な喋り方が特徴です。そこで、今回のストーリーにもダンス、ギャグ、歌の要素を入れてみました。歌いながらカレーを作っている姿、想像しただけで楽しいです…!
 そして屋台といえばおなじみ、ちょうちんうなぎの親分という訳で、カレクッタもうなぎに弟子入りするというのが自然な流れな気がします。うなぎの江戸口調、まさに益荒男(ますらお)という感じで良いですよね…歌うと音痴になってしまう(実際に一部のCS作品で「おじゃま音」として使用されています)のが玉に瑕ですが。
 さらに今回はゲストとして、2000シリーズ等でお馴染みのLindaAI-CUEさんを登場させてみました。Lindaさんは3DS2の未来世界(第7章)や現代のお祭り会場(追加クエスト7)、さらに3DS3の博物館(クリア後)にも登場しているので、もしかしたらドンフェスのオミコシティにも…!?というノリです(笑)。お気づきの方も多いと思いますが、ネタ要素としてセリフに2000シリーズ5曲のフレーズを取り入れました。

 新曲(仮)のイメージですが、今回は「インド音楽」をテーマに、2000シリーズの新作という位置づけで考えてみました。インド音楽といえば「てんぢく2000」もありますが、それとは一味違った雰囲気です。タイトルの由来は、公式生配信などでもしばしば使われる「おつカレーライス」のフレーズです。2000シリーズといえば労働系が多いですが、たまに入れる「リフレッシュ系」としてこのネタはちょうど良いのではないかと思います。キャラの採用についてもシリーズ第1作の「さいたま2000」(どんちゃんのボイス入り)という前例がありますし、カレクッタの歌も普通に合いそうな気がします。ちょっとこじ付けっぽいですが、同シリーズの一部の曲(さいたま、タベルナ、またさい)には食べ物系の要素(?)もあるので、そういう意味でもカレーをネタにするのは悪くないでしょう。アーティストはもちろんLindaさんですが、カレクッタがLindaさんに出会ったということで、それを踏まえて "meets" にしてみました。最近の2000シリーズのおに譜面はほとんどが★10ですが、たまには骨休めがあっても良いかなぁ、と考えて、あえて★9にしました(いずれにせよ、おに★7適正者だった私にはクリアすら厳しいでしょうが…)。「2000なのに★9…?なんか期待外れだなぁ…」という方、ご安心ください。次回の新曲は激ムズです(これ以上言うと流石にネタバレになるのでこの辺で…)。

 ということで、今回もお読みいただきありがとうございました。次回は武士道を重んじる戦国の太鼓、よもぎまるが登場します。お楽しみに!

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