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GPT3.5 と GPT4| 創造力向上1ヶ月集中プログラムを出力比較

はじめに

ChatGPT Plusユーザーが使える
先日公開されたGPT4。
その性能の違いについて気になっている人は多いだろう。

この記事では
ChatGPT Plusユーザーである私が
無料で使えるChatGPT3.5版と
有料でしか使えないChatGPT4版の
違いを実際の出力結果から紹介する。


比較のための出力ルール

性能比較のために
全く同じ順番で、同じ質問を投げかける。

本題の質問は「1ヶ月集中で創造性を高めるためのプランを科学的根拠に基づいて作成してください。」だが、

まず創造性(クリエイティビティ)とは何か?を
ChatGPTに説明させる。

それによって創造性に関する出力情報が
何も説明させずに出力させるよりも精細に出力できることは
ChatGPTユーザーの中では有効な手段として知られている。

今回もそれを実行した後、
本題の質問をさらに精度を上げるため
英訳して投げかけた。

DeepL英訳〉
Create a scientifically based plan for creativity in a one-month intensive.

さらに本題の出力結果から
再現性が低いと判断し、
一日に使える自由時間が2時間の土日祝日休みのサラリーマンにとって再現性の高いプランを作成してください。
と再度質問を投げかけた。

ChatGPT3.5の出力結果

自由な時間が限られているサラリーマンでも再現可能な創造性を高めるためのプランを次に示します。

平日

  • ブレインストーミング、マインド マッピング、フリーライティングなどの創造性を発揮するエクササイズに毎日 30 分間費やします。これは、昼休みや仕事の後に行うことができます。

  • 創造性に関するポッドキャストを 30 分間読んだり聞いたりします。これは、通勤中や家事をしながら行うことができます。

  • 絵を描く、書く、音楽を演奏するなどの創造的な趣味や活動に 30 分間取り組みます。これは、夕食後または就寝前に行うことができます。

週末

  • 絵を描く、短編小説を書く、新製品をデザインするなど、クリエイティブなプロジェクトや課題に 2 時間を費やします。これは、土曜日または日曜日に行うことができます。

  • 絵画教室や執筆セミナーなど、クリエイティブなイベントやワークショップに参加しましょう。これは、週末の日にスケジュールできます。

休日

  • 休暇中の 1 日か 2 日は、自然のハイキングや美術館への訪問など、クリエイティブなリトリートに専念してください。この時間を使って、創造的な活動に取り組み、新しいアイデアをブレインストーミングし、創造的なエネルギーを充電してください。

週を通して、十分な睡眠をとり、よく食べ、定期的に運動することにより、健康的なライフスタイルを維持することが重要です. さらに、瞑想や深呼吸などのマインドフルネス テクニックを実践することで、ストレスを軽減し、創造性を高めることができます。この計画は、個人の興味や好みに合わせて調整できますが、重要なのは、創造的な活動と学習に一貫して時間を割くことです。


ChatGPT4の出力結果

タイトル:サラリーマンの1ヶ月のクリエイティビティブースト

目的:自由時間が限られているサラリーマンの創造性を高め、革新的な思考を育みます。

第 1 週: 創造的な考え方を養う (1 日目から 5 日目)

1~2日目:メンタルリセット(1日2時間)

  • 瞑想とマインドフルネスのエクササイズに 30 分間費やす

  • 個人的なクリエイティブ目標のリストを作成する (30 分)

  • 専用のクリエイティブ スペースを設定する (1 時間)

3 ~ 4 日目: 好奇心を抱く (1 日 2 時間)

  • 個人的に興味のある分野を特定する (30 分)

  • これらのテーマに関する TED トーク、ポッドキャスト、ドキュメンタリーを探索する (1.5 時間)

5 日目: 創造的な自信を築く (2 時間)

  • 過去のクリエイティブな成功を振り返る (30 分)

  • 自尊心を高めるために毎日のアファメーションを実践する (15 分)

  • 小さな創造的なプロジェクトを完成させる (1 時間 15 分)

2 週目: 調査と実験 (6 日目から 10 日目)

6 ~ 7 日目: クリエイティブな探検 (1 日 2 時間)

  • 新しい芸術形式、趣味、または探求するスキルを選択します (30 分)

  • 研究手法、材料、ツール (1 時間)

  • 選択したスキルの練習を開始します (30 分)

8~9 日目: 実験 (1 日 2 時間)

  • 選択したアート フォームまたはスキルの限界を押し広げる (1 時間)

  • さまざまなクリエイティブ分野の要素を組み合わせる (30 分)

  • メンターや同僚からのフィードバックを求める (30 分)

10日目:失敗を受け入れる(2時間)

  • 過去の創造的な失敗を振り返り、貴重な教訓を抽出する (1 時間)

  • 学習の機会として失敗をリフレーミングする練習 (30 分)

  • 選択したスキルまたはアート フォームの実験を続けます (30 分)

第 3 週: 改良と反復 (11 ~ 15 日目)

11-12 日目: クリエイティブな洗練 (1 日 2 時間)

  • これまでの進捗状況を分析する (1 時間)

  • 選択したスキルまたはアート形式の長所と短所を特定する (30 分)

  • 弱点を改善するための計画を立てる (30 分)

13 ~ 14 日目: クリエイティブ イテレーション (1 日 2 時間)

  • 選択したスキルまたは芸術形式にフィードバックと新しいテクニックを適用する (1 時間)

  • クリエイティブ プロジェクトの改善と反復を継続する (1 時間)

15 日目: オープンな考え方を維持する (2 時間)

  • 多様な個人とのディスカッションに参加する (1 時間)

  • 個人の信念に挑戦する活動に参加する (30 分)

  • 共感と積極的な傾聴の練習 (30 分)

第 4 週: 共有と振り返り (16 ~ 20 日目)

16-17 日目: 創造的な作業を共有する (1 日 2 時間)

  • 協力的な聴衆に創造的なプロジェクトを提示する (1 時間)

  • 対話と批評を行い、作品をさらに洗練させます(1時間)

18 ~ 19 日目: 成長を振り返る (1 日 2 時間)

  • プログラム全体を通して個人の成長と発達を分析する (1 時間)

  • クリエイティブの初期目標を確認し、進捗状況を評価する (30 分)

  • 経験に基づいて将来の創造的な取り組みを計画する (30 分)

20 日目: 成果を祝う (2 時間)

  • 小さな集まりやイベントを企画して、創造的なプロジェクトを披露する

  • 友人、家族、または同僚と経験を共有する

  • 成果と新たな創造性を楽しむ

注:

このプランは平日20日、1日2時間の自由時間を利用するプランです。週末は、必要に応じてリラクゼーションや追加の練習に使用できます。個々のニーズとスケジュールに合わせて、必要に応じて計画を調整します。


出力結果の相違点

出力結果の違いは読者によって
発見が異なるとは思いますので
あくまで筆者の感想を述べたいと思います。

ずばり、編集力の違いが大きいと感じました。

GPT3.5の場合は、
オンの日とオフの日で分けて
プランを作成しました。
平日はどんな場面でそれが実行できるのか
明示している点はよかったのですが、
週末と休日は意味が被っているので
残念な結果となりました。

また、結構詰め込んだ印象で
特に末尾については
そこをプログラムに落とし込んで
作成してほしかったと感じました。
全体的に詰めが甘い感じがします。

GPT4の場合は、
まず目的を明確化しています。
こちらのニーズを確認したうえで
解決策を提案する、
デキる営業マンのように感じました。

そして1ヶ月のタイムラインを整理し
具体的な日数に落とし込み、
そのアクションがどんな意味合いを
持っているのかを週ごとに明示している点で
GPT3.5に勝っていると感じました。


いかがだったでしょうか。

総評して私はGPT4のほうが
実用性という点で優れている
改めて感じました。

ChatGPT Plusに入ろうかと
迷っている方の参考になれば幸いです。


最後に伝えたいこと

Thinkaiは、
深層を純化する」をコンセプトに
難しい概念や世界の構造等を
様々なアプローチで分解して
シンプルな形に落とし込む探求をしています。

その1つに今回の記事でも触れた
創造性の体系化」があります。

今回出したプログラムは
もう少し詳細な行動プランに落とし込んで
実際にアウトプットする予定です。

また別の活動として
ChatGPT用プロンプトの開発があります。

プロンプトの開発とはすなわち
誰もが無料で簡単に実行できる呪文をつくることです。

それはThinkaiのコンセプトである
「深層を純化する」に通じています。

ChatGPTを含むAIの発展によって
個人のクリエイティビティの獲得へのニーズは
より現実度が増してきました。

Thinkaiは今後もブレずに
探求活動をしていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。


それでは次回の記事でお会いしましょう。

👋

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