漫画アプリ、ゲームアプリに時間泥棒されていませんか?

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恥を晒す用で心が痛いが、自分自身への戒めとして、ここに反省の弁を書き記しておこうと思います。

先日、森博嗣さんの「お金の減らし方」を読んで、「成し遂げたいことがあるなら、そのために必要なことをやればいい(のに、みんなやらない)」「やりたいことがあるが、時間やお金が足りない、というなら、例えば昼ご飯を抜いて貯金するとか、そういうことをしたらいい(のに、みんなやらない)」という極めて当たり前だが、だからこそ多くの人が取り組むことを敬遠してしまうド正論に頭を殴られました。

もちろん、そんなことは、知ってましたよ。なんなら、周りにも、そうするべきだ。と言い続けてきました。

ただ、我が身を振り返ると、全然できてないじゃないか、と気づいたわけです。ショック。マヂでショック。

いや、偉そうなことを他人様に言うくらいですから、もちろん、昔は頑張ってましたよ。

■ 新入社員としてシステムエンジニア見習いからスタートしたとき
■ 大して英語もできないにも関わらず西海岸のベンチャー企業に技術研修員として日本人ゼロの環境に派遣してもらったとき
■ システムの知識を全部捨てて戦略コンサルタントという肩書を背負おうとキャリアチェンジしたとき
■ コンサルとして成長すればするほどその壁の高さに絶望しか感じなかったとき
■ チームの一員としてではなく単身でプロジェクトを回すというスタイルに挑戦したとき
■ 会社を立ち上げた直後から最低限の事業運営費用(以上)を稼ぎ続けたとき

振返ってみれば、アホかってくらいがむしゃらに走り続けてました。
旅行に行く暇もなく、帰省の予定も立てられず、休日も自己研鑽に明け暮れ、胃に穴をあけて、メンタル的にも限界を感じて倒れてました。
それでも、特にブラックだとも思わず、悲観的にもならず、ナニモノかになりたい、と思って愚直に頑張ってました。(※ブラック企業の定義の一つに「低賃金」ということがあり、キャリアの中盤からは、その条件に当てはまらなかったからだと思いますけれども。)

それなのに、それなのに、、、最近の僕と来たらどうだ?
このままだと、昔の自分に笑われるんじゃないのか?

うず高く積まれた積読本達は、もちろん昔からたくさんあった。でも、当時よりも活字に対する集中力が落ちている。それは、加齢によるものもあるかもしれないが、だからといって、甘んじて受けていてはいけないだろう?

理想的な人生は、これなのか? 本当は、もっともっとできることがあるんじゃないのか。

そう思ったんですよね。

漫画アプリとゲームアプリが、癌だった

僕は、毎日、極めて多くの時間をスマホとにらめっこして過ごしています。

一番多いのはslack。24時間体制で仕事の情報を追いかけている。業務上の必須アイテムだから、仕方ない。

次が、twitterおよびFacebook、すなわちテキスト系SNS。情報収集が主体だけれど、比較的短文形式で考えを発信するのに役立つ。誰かに向けてというよりは、自分用のメモで、少し後にまとめたりもするので、100%とは言わないが、ある程度仕事に役立つ形で活用できていると思う。

あとは、MessengerやLINE。プライベートのやり取りも当然あるけれど、かなり「仕事絡みの相談事項」などでも使っているので、これも許容範囲。

おそらく、ここまでで、僕のスマホ時間の7-8割を占めています。ここまではいい。が、問題は、この次です。

お恥ずかしい話なんですが、この次くらいに、漫画アプリとゲームアプリが来ます。

漫画アプリは、
■ 少年ジャンプ+(集英社)
■ マガポケ(講談社)
■ サンデーうぇぶり(小学館)
■ マンガワン(小学館)
■ マンガUP!(スクウェア・エニックス)
が入っていました。

ゲームは
■ タワーディフェンス系(3-4個)
■ RPG系(2-3個)
■ ポチポチゲーム系(3-4個)
という感じ。

漫画アプリは、ほぼ毎日、5つ全てを起動していて、ゲームは毎日1-2個くらい起動する感じでした。それだけでも時間の浪費っぷりが酷いのに、ついついリワード欲しさに30秒程度の動画広告を起動してしまう。

漫画アプリで1話無料になる30秒動画をひとつずつ見たとして、30秒×5で2分半。ふたつずつ見たら5分。みっつずつ見たら7分半です。

そこにゲーム内での動画広告を3つほど見たとすると、9分です。毎日9分、1週間で63分。4週間で252分。え、4時間/月。まぢか。ほんとになにやってんだろう。そんな時間あったら、本を2-3冊読めるわ。

で、それで無料になる1話って、だいたい30円とか40円とかなんですよ。つまり、7分半かけて35x5x3=525円です。ゲームも同じお得度とすると、1日で630円。1週間で4410円。4週間で17640円。僕は、毎月4時間を、17640円で売り渡している、ということです。

これが高いのか安いのかは、人によると思いますけど、僕からすると「時間の方が圧倒的に高価」です。しかも、このお金、貰えるんじゃなくて、そのサイトで漫画を読むのに使われるんですよ。時間使って得たリワードで、また時間を使うって、、、どういうことやねん、と。

ダメだ。これはダメだ。もっと意義のある活動、価値生産につながる活動に時間を使わないと、本当にダメだ。

「自粛」を言い訳に使ってしまった

冷静になって振り返ると、世の中が自粛モードになって部屋にこもる期間が増えてから、少しずつアプリが増えてきたんじゃないかと思うんですね。それに連れて、そこに費やす時間も増えていったんじゃないか、と。

いやいやいや、マヂで何してるんだよ、お前。部屋にこもってるんだったら、本読んだら良いだろ。もしくは、こうやってnoteなりなんなりに、アウトプットしろよ。と、自分自身にブチ切れです。まぢありえん。

ダメだ。これらのアプリは即刻全削除だ。こやつらは、時間を食いつぶす悪魔の道具だ。敵だ。殲滅せよ。ポイントが余ってる?知るか。そのポイント使って何するんだ?言ってみろ。漫画を読むんだろ?また、時間を使うのか!?

漫画が読みたければ、買えばいいんだ。無料で読めるからってアプリを起動して、動画広告まで見て、あさましいぞ。お前の30秒は、漫画1話分や、ゲームのアイテムと交換して良いものではないはずだぞ。時間は有限なんだぞ。

ということで、東京都も無事に自粛解除が訪れたタイミングでもあり、心機一転、時間の使い方を見直すことを決意。現在に至ります。

過去は変えられない。未来を変えよう。

とってもお恥ずかしい話を長々と書き散らかしましたが、皆さんも、もし、思い当たることがあれば、この機会に、なにかしら行動を変えてみませんか。(誤解していただきたくないのですが、別に、漫画アプリやゲームアプリが悪いと思っているわけではありません。それらを全部消せ!と主張するつもりもありません。悪いのは、僕の「弱い心」です。)

少なくとも、僕は、漫画アプリとゲームアプリを消しました。動画広告を見ない、というだけでなく、そもそも、それらのアプリを使っていた時間も含めると、月あたり10時間とかいう単位で浮いちゃうわけです。

そうして生まれた時間は、主に、読書とアウトプット活動(noteを含む)に使います。また、運動や部屋掃除など、健康的で快適な暮らしを営むことにも使っていこうと思います。

最後に、ミヒャエル・エンデの「モモ」の一説を引用して終わります。僕の失敗を反面教師としてご活用いただく方がたった一人でもいれば、全世界に向けて恥をさらした甲斐があったというものです。人生の手綱は、決して他人任せにしないで、自らの手でしっかりと握りましょうね!

人間はじぶんの時間をどうするかは、じぶんじしんできめなくてはならないからだよ。だから時間をぬすまれないように守ることだって、じぶんでやらなくてはいけない。わたしにできることは、時間をわけてやることだけだ。
―― ミヒャエル・エンデ「モモ」より

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