マヤ文明のマジカルカカオと、カカオセレモニー

2022年7月19日 02:42

時は、紀元前約1900年。 
オルメカ文明の時代、アメリカの祖先たちが行ってきた秘密のとろけるカカオの時間に、ようこそ٩(๑❛ᴗ❛๑)

儀式的な医療も執り行われていたほど高度に発展したマヤ文明・アステカ王国のエリアでは、その もっとずっと前から「カカオセレモニー」という習慣・儀礼が行われてきました。

神を祀るお祭りなどの儀式の時に、聖なるカカオを嗜む。 太鼓が響く中、
時には語らい、時には音楽に委ねて踊り、呼吸を深めながら、
飲み交わします。

その味わいは、現地では「生命繁栄を指し示す、贅沢な珍味」と言われてきました。
近代では、砂糖やスパイスが加えられ、味もとても美味しく進化しています。
一口飲めば、 ネガティブな感情を解き放ち、慈愛が満ちるエリクサー。
もちろん個人差がありますが、 親愛と悦びの感覚が湧き上がるという声をよく聞きますし、私自身もあたたかい気持ちに毎回包まれています。

今回tabelが遥か彼方の国・グァテマラから取り寄せたマジカルカカオは、昔ながらの石臼で挽き、伝統的な手法で発酵させ、加熱をせずにローの状態で仕上げたもの。
加工日は古代マヤのカレンダーに従い、「風の日」など特別な意味を持つ日を選んで作られている本格的に仕上げられた現地の祭礼でも使われるくらいの聖なるグレード級。
下記の日のいずれかが選ばれ、作られており、輸入時に私達もどの日に作られたか教えてもらっています。

実際にグァテマラの古都・アンティグアを訪れ、信頼できる作り手さんからお分けいただいています。

素材は、カカオも様々な品種がある中でも非常に希少なクリオロ種のみが使われており、現地でもセレモニーグレード（伝統的なお祭りで使用する、最上級）とされているカカオです。
自然なキビ糖の甘味と、芳しいバニラ、ピリリとスパイシーなペッパーが加えられています。

美味しさも実力派で、お墨付き！
チョコレート界でオリンピックと呼ばれる世界コンペInternational Chocolate Awards で２０１８年１２月にシルバー賞を受賞しています。

▶カカオドリンクの作り方

大さじ山盛り２杯（約２５ｇ）のマジカルカカオを、１２０ｃｃほどのお湯で溶かして飲みます。
 でも、できればせっかくロー（非加熱）で仕上げたカカオなので、 ４０度前後のぬるいお湯で溶かすと本領を発揮します。
 ぬるま湯だと溶けにくいので塊が残っていることがありますが、 塊が口に入った時は、ゆっくりと口の中の温度で溶かすように味わいながら、 お召し上がりください。

※貧血がきつくてクラクラしている日や、妊娠中の方は、レシピの1/3量くらいにしておいてください。血流が良くなりすぎることがあります。

美味しいので、普段のティブレイクや食後のデザート感覚で楽しむのも良いですが、これほどパワフルなカカオは世界中を探してもなかなかありませんので、ひっそりカカオセレモニー的に楽しんでみるのもおすすめです。

▶カカオセレモニーとは？

本来は、カカオマスターであるシャーマンが語りかけながら、グループで輪になって飲み交わします。呼吸を深めるワークをしたり、対話をしたり、太鼓やドラなどの民族楽器の音楽に身を委ねたりします。
不思議と心がゆるんできて、涙があふれる人も少なくありません。

めぐりを上げるカカオに深呼吸を重ねていくと、ふと今までの暗い過去を思い出すこともあったりしますが、基本的にカカオはキレイな気持ちに浄化して、前向きな気持ちにしてくれるサポートをしてくれますので、ご安心を◎それらを解放して消化できることも。
（実際に、私もずっと抱えてきた悲しい記憶に数年悩まされた時期に、ふとカカオセレモニーに参加できるチャンスがあり、涙がやっぱり自然と溢れてきたのですが、その悲しみの正体が見えてようやく消化・納得できた…ということがありました。不思議。）

 カカオは栄養価が高く、体を癒やしたり、ブーストするのにぴったり。 
テオブロミンやフェネチラミンなどの栄養がたっぷりです。

▶一人でできるカカオセレモニー

通常のカカオセレモニーは、仲間などグループで行います。
 今回は簡略版として、お家で手軽にできる方法をご案内します。
（オリジナルバージョンです。伝統的な形式ではありません）

  日にちはいつでも大丈夫ですが、特に満月の日や金曜日は相性が良いです。

所要時間：３０〜６０分。
後に予定が詰まらないようにし、時間を気にしなくて良いタイミングでどうぞ。

  １，準備
　まずは飲む部屋を軽く整頓し、窓を開けて空気も新鮮に入れ替えます。 　　（ホワイトセージやパロサント、お香などを焚いて、空気を浄化してもok）

 　　衣類はゆったりめのものを選び、アクセサリーなども外して身体を開放します。 その時間に家族がいる場合は、なるべく集中が途切れないように、静かにしてもらったり、部屋に入って来ないようにお願いしておくと安心感が増します。（もちろん、一緒に飲むのもアリです！）
　　瞑想のような時間なので、静かに過ごせるように、場を整えます。

 ２，カカオドリンクをぬるま湯で作ります。 

３，リラックスして座り、背筋は心地よく伸ばします。 

４，体中の空気を全て吐ききるくらい深く息を吐いてから、
　　深呼吸を２〜３回します。 

５，カカオドリンクのカップを両手で持ち、その香りや温度を感じます。

６，カカオがここにやってくるまでを想像します。 　　
　　家に届いた時、日本にやってくるまで、
　　グァテマラの小さな農園で実がなった風景、苗だった頃、
　　一粒の種だった頃、、、、、。
 　　たくさんの人の手を渡って、ここにやってきた長い旅をイメージ。

 ７、カカオドリンクを、ご自身の鼻より高い位置に掲げます。
　　そして、目を閉じて、掲げているカップに、
　　あなたがずっと欲しかった、
　　きらきらしたものが宿っているイメージを持ちます。 

８，カカオドリンクに、その存在が宿ったと感じたら、一口、味わいます。 　　どんな味か、どんなイメージや言葉が思い浮かぶか、
　　心の感じるままに、自分の飲みたいペースで少しずつ飲んでいきます。

９，飲み終わったらカップを置いて、深呼吸を続けます。
 　　目を閉じて、
　　お腹にあるカカオが消化されて全身に巡っていくイメージをしながら。

 １０，寝転がる、あぐらをかくなど、
　　　全身がリラックスできる体勢になります。
　　※もし、ディープに味わってみようと思う方は、
　　　早めの深呼吸（２秒吸って、２秒吐く）を数分続けてみます。

１１，心身が穏やかになり、
　　　「もう大丈夫かな」と自然と思えるタイミングで、 
　　　今、ここに帰ってきましょう。

　　　身体を指先や足先など端の方から少しずつ自分の意思で動かしたり、
　　　身体に触れてみたり、身体の感覚を触れて思い出していきます。

　　ゆっくり目を開きます。おかえりなさい。　　

 
カカオセレモニーの時に、意外な自分の本音に出会うことがあります。
できればカカオセレモニーのあとは、スマホを見るなどの外からの情報を入れず、そのままゆったりと休んだり、セレモニー中に感じたことをメモしたり絵にしたりといった記録（ジャーナリング）をするのもおすすめです。
すぐ忘れちゃいますので。

「時には深い心の傷や悲しみが涙として出てくることもあるが、 たいていカカオセレモニーであふれる涙は笑顔と共にある。」と、グァテマラでも伝わっています。

▶よくあるご質問

  Q,普通のカカオやチョコレートと違うの？ 
通常のチョコレートなども発酵して作られるのですが、品質を長く一定に保つために高温加熱処理がなされており、いくつかの成分や味わいが飛んでしまっています。
日本ではセレモニーグレードにもなる品種と製法、ローでキープしたままのカカオは作られていませんし、入手が困難です。

この、カカオセレモニーに使うカカオは、 数あるカカオの品種の中でも希少なクリオロ種が選ばれ、 伝統的な製法（石臼で挽いたり、発酵したり）によってロー（非加熱）で仕上げるため、 加熱で壊れやすい成分がしっかり残っています。

天然の甘味と、マヤのスパイスを加えられており、カカオだけの時よりも美味しいだけではなく、栄養素が吸収されやすくなっています。

  そして、このカカオはデイキーパーという古代マヤ暦を知る者が、特に意味のある日を選んで加工していますので、その日の意味合い（コミュニケーションUPや金運UPなど）をご利益として込めています。 

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それでは、どうぞ素敵なカカオの旅を！
Have a beautiful inner travel !