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おんな子どもってだれ

つい先日会話をしていて、自分にない語彙にびっくりした。
「ああ、これは女子どもでも取り扱いができますよー」

おんな、こども…?
くくりが大きい、というか健康な成人男性以外を表すのに初めて使っているのを聞いた語彙だった。

しかし、気になって見るようになると年配男性のインタビューだったり、男性同士の会話では出番があるようだ。

そこはかとなくことばに漂う見下しの気配に、聞くと勝手にいたたまれなくなってしまう。

・力が(健康成人男性に比べて)弱いひと
・女性特有の、あるいは親子間のカルチャーを共有している
・軽薄な(重々しさのない)という形容詞

自分と違って、という前提条件がないと使えない単語だからか。
ある種の「外国人」や「オジサン」のように文脈によって皮肉に聞こえる言葉だからか。

おそらく自分がそのくくりに入るはずだが、意識していないのに他者に指摘されるとびっくりするという話。


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