【英文法の小径】過去完了進行形〈時制〉その三
これまでに、接続詞の when と、〈過去形〉や〈過去進行形〉、〈過去完了形〉を共に使う時の、組み合わせのパターンをいくつかとりあげてきた。
[when 過去形]+過去進行形(過去進行形・その一)ここでは when の代わりに while を用いている
[when 過去形]+過去完了形(過去完了形・その一)
[when 過去形]+過去形、[when 過去完了形]+過去形(過去完了形・その四)
今回は、when を用いた文で〈過去完了進行形〉を使う例。
We’d been playing tennis for about half an hour when it started to rain.
基準となる過去のある時点=雨が降り始めたときで、そのときまでテニスのプレイが30分ほど続いていた。この文が表している事柄の理解としてはこれで十分ですが、それをあえて自然な日本語にすると、例えば「30分ほどテニスをしていたら、雨が降り始めた」。
I had not been digging the garden long when I felt a pain in my back.
この文でも、基準となる過去のある時点が when 以下で示されていて、それが腰の痛みを感じたとき。そのときまで庭の掘り返し作業が続いていたが、その継続時間は長くはなかった(not … long)というのが、この文の表していること。日本語訳の一例「庭を掘り返し始めてほどなくして、腰に痛みを覚えた」。
ちなみに、この文の ‘long’ は for a long time の意味で、特に疑問文や否定文で使われます。
Have you been waiting long?
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