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【英文法の小径】過去形〈時制〉その五

John saved enough money. He bought a new bike.

貯金ができたことと新しい自転車を購入したこと、過去に起こった2つの出来事を 'saved'、'bought' と〈過去形〉の文で述べている。

ここで大事なのが、文を並べる時の順序。冒頭の文では、出来事が起こった順序で並べています。まず貯金ができて、次に新しい自転車を購入。二つの文を次のように一つにまとめることもできます。
John saved enough money and (then) bought a new bike.
いずれにせよ、このような場合は、どちらの出来事も〈過去形〉で表します。

John bought a new bike. He had saved enough money.
今度は、先に起こった出来事が後回しになっている。このような場合、先に起こった出来事は、〈過去形〉ではなく〈過去完了形〉と呼ばれる形[had + 過去分詞] で表します。2つの出来事の前後関係、時間の差をはっきり示すためです(過去完了形・その二)。

このように、過去の一連の出来事を起こった順序にしたがって述べるときには〈過去形〉を用います。

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