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【英文法の小径】should〈助動詞〉その三

They should be home by now.

should のもう一つの顔は案外、見落とされがちだ。should が使われるとき、それは「〜すべき」を意味するとはかぎらない。

should にも、must と同じように、推量を表す用法がある。「〜のはずだ」という must と同じような訳語を与えられることが多いけれど、ちがいはないのだろうか?

推量したことを述べるのに should を用いるのは、それが正しい確率は高いけれど、話し手が must を使うほどの自信がない、もしかするとまちがっているかもしれないという疑いを残している場合です。

冒頭の文でも、「この時間なら、たぶん家に(帰って)いるだろう」というのが話し手の結論ですが、must のような強い確信はないのです。

They ought to be home by now.

[ought to]も同じように使うことができます([ought to]の諸形式についてはこちらの記事 should/ought to を参照してください)。

England should win this match.

例えば、サッカーの試合結果の予想。確信の度合いのちがいだけでなく、 should も ought to も must とはちがって(must・その二)、未来の事柄の推量(=予測)にもよく用います。

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