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最後まで読めなかった歴史コミックたち
Hello world,はーぼです。
めぐり合わせ、なんでしょうか。
どうもボクが結構気に入ってた作品の中には、理由はいろいろあれど。作者が当初思い描いていたラストまでに到達せず、あるところまでで終わってしまう、幕末を描いた歴史コミック作品が一定数あるような気がするんです。
例えば、「ワイルド7」でおなじみの望月三起也さんの「俺の新選組」。
芹沢鴨暗殺を終えて、新選組としてはこれからというところで連載は終わっていしまうんですよね。
おそらく作者は、函館五稜郭の戦いまで、主人公の土方歳三を描くつもりだったと思うんですが。
そういえば、和田 慎二さんの沖田総司を主人公にした「あさぎ色の伝説」も途中でいったん連載は終わったと思います。(こちらは古本とはいえ、それなりの額でアマゾンで売られてますが)
見廻組の佐々木只三郎を主人公に、幕末の有名人たちを一癖もふた癖もある個性的なキャラと新解釈で描いて伝奇時代コミックとして期待していた「幕末イグニッション」は人気がなかったのか、最後は打ち切りで、もうそれまでの雰囲気をぶち壊してなんとか終わらせた感満載になってしまったし。
掛け値なしの大傑作。西南戦争まで描いて完結していれば、空前絶後の歴史コミックの一大傑作となった、いや、未完の今でも、これを超える幕末を描いたコミック作品は出てこないだろう、みなもと太郎氏の死去により時を止めた『風雲児たち』。
風雲児たちが読めない時代を生きていかなければならないというのは、本当につらいです。
というわけで、今のボクは、『無限の住人~幕末ノ章~』が作者の望む終わり方になることを願っています(こちらは、たぶん大丈夫だと思います)。
連載では新選組(あえて黒幕は書かないでおきます)との死闘を終え、岡本以蔵も退場し、いよいよ次回から長州の高杉晋作が登場するところとなっています。伝奇コミックなので歴史の勉強にはむきませんが、歴史の狭間の物語として楽しんでいます。
あと、幕末が舞台ではないですが、戦後を舞台に池田隼人を主人公にした「疾風の隼人」は残念にも連載が途中で終わってしまいましたが、田中角栄を主人公にして戦後の政治ドラマを、ハチャメチャに勢いよく描く「角栄に花束を」は、今度こそ最後まで描かれることを期待しています。
(個人的には実物の田中角栄は、さほど好きじゃないんですが、コミックは作者の思い入れが強く、実物とは違う田中角栄として、これはこれでありかなと思います)
ではでは、本日はこれまで。Good-bye world,はーぼでした。
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