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日本保守党の研究 17 次の一手

 日本保守党の首脳陣は、初の国政選挙である4月28日の東京15区衆議院補選に挑戦し、地元住人達との連携作りや、街頭演説などの選挙運動の実際を体験しました。

 百田さんたちは、自分たちの日常の仕事を犠牲にして、選挙に全力投球したのですが、選挙を終えて、今後の選挙を見据えたとき、次回以降もこのように、全力投球するわけにはいかないなとおっしゃっていたことが、印象に残っています。

 さて、東京15区衆議院補選で、日本保守党の立候補者、飯山陽さんは、24264票獲得して、4位につけることができました。投票数の13.9%で、かなりの善戦だったのですが、補選ですから、定数1の小選挙区でしたので、選挙結果としては、落選ということになりました。

 本来は、日本保守党の最初の国政選挙は、定数が1ではなく、もっと大勢の選挙区か、政党として認められる要件をよく知りませんが、政党として比例区で戦うべきだったのです。

 しかし、衆議院の前回の総選挙は、2021年10月31日なので、衆議院の任期は、まだ1年以上あり。次回の参議院選挙は、2024年7月の予定ですので、国政選挙まで、まだしばらくあります。

 さて、現時点での、日本保守党の次の1手は、何でしょうか?

 7月の都知事選挙に出て、日本保守党の知名度をあげてはどうかという意見もありましたが、蓮舫さんが立候補するという緊急事態が発生しました。東京都の選挙民は、都知事という権力をリベラルに渡してはならないという鉄則を理解せずに、立憲共産党の推薦する蓮舫さんに投票してしまうかもしれないという緊急事態です。それを是が非でも阻止するために、日本保守党が果たせる役割があるのなら、それを追及すべき事態になり、たなばたまで緊張した日々が続きます。

 さて、都知事選後の、日本保守党の次の一手は何でしょうか・

で、百田さんは、投票率が低いと、組織票をもっている政党が有利で、浮動票をかちとるにはどうしたらいいか悩んでいました。選挙期間中に、浮動票に働きかけるのは、けっこう大変なのです。

 百田さんと有本さんは、「あさ8」を1年間続けるという努力を続けられて、チャンネル登録者数30万人、人気の回の視聴者数は、40万人台という偉業をなしとげられましたが、国政選挙の定数の少ない選挙区で議席を獲得するためには、まだ全然たりません。

 私の提案は、選挙のときに浮動票に呼びかけるのではなく、日常的に、全国民に呼びかけて、会員が100万人、1000万人クラスのファンクラブを育てることです。

 ファンクラブが大きな組織になれば、年齢別に勧誘の方法を変えたりもできますし、リベラル押しのマスコミや放送界に対抗して、テレビの地上波に保守思想に基づいたテレビドラマを制作したり、コマーシャルを流したりすれば、一般大衆へのアプローチも可能です。

 テレビ業界を生き抜いてきた百田さんには、最適の役割ではないかと思います。

 ファンクラブと日本保守党の関係は、創価学会と公明党の関係のようなものになると思いますが、後者の問題点を研究し、解決策を考えて、新しい形態を追及していただきたいと思います。

 日本国民の政治意識を向上させるという意味では、あさ8のような番組は、重要な役割を果たしますが、月~金の毎日、2時間の番組を視聴できる人の数は限られます。

 大多数の国民には、もっとしきいの低い形での働きかけをすべきだと思っています。
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