日本保守党の研究 16 静岡県知事選挙 2024年5月27日
日本保守党は、前静岡県知事の川勝平太さんには、反対していましたが、今回の県知事選には、候補をたてませんでした。
今回の県知事選は、前浜松市長の鈴木康友さんと、元静岡県副知事の大村慎一さんが戦う一騎打ちでした。
日本保守党 副代表の 名古屋市の河村たかし市長は、元民主党の国会議員として親交があった鈴木さんを応援したのですが、日本保守党としては、どちらも支持せず、中立の立場をつらぬきました。
選挙結果は、立憲民主党などが応援した鈴木さんが、自民党が支援した大村さんに勝利しました。
この結果は、選挙の風が、自民党ではなく、立憲民主党の方に吹いていたこともありますが、選管のおかれた市区町別の開票結果をみると、
殆どの選挙区では、大村さんが勝利しているのに、大村さんを支持した静岡市選挙区に対し、鈴木さんを支援した浜松市およびその周辺の選挙区の争いで、浜松市側が勝利したという結果であることが明白です。
選挙結果は、選管が発表したものを、以下に表示します。
鈴木さんと、大村さんの欄で、赤字で示したほうが、勝利したのですが、
鈴木康友さんは、赤太字で示した選挙区で、大幅な勝利を獲得したことが勝因です。
鈴木さんが勝利した選挙区の位置を、以下に赤枠で囲って示します。
静岡県は、東西に長い県ですが、県の西側対、東側の戦いであることが明白ですね。
日本保守党が発足後の、2番目に重要な選挙でしたが、今回は、日本保守党は、殆ど関与しませんでした。
次に、東京都知事選挙が続きますので、これに、日本保守党がどう絡むのか、注目したいと思います。