真剣勝負とは。
こんにちは。
シンカ広報です。
4月に入り、街中で真新しいスーツを着たピカピカの新入社員を見かけますね。
集まってランチに向かっていたりするのを見るとほっこりした気持ちになります。
シンカでは4月に大阪・九州の社員も参加の全体会議を行いました。
そこでの社長(えーさん)講話を掲載します。
今月は「真剣勝負」がテーマ
真剣にやれ
もう今から10年以上前の前職時に聞いたある姫路のIT企業さんの経営者の言葉で、すごく刺さった言葉がありました。
結構大きなITの企業のある経営者さんが、部長たちを集めて話をしているときに、私も一緒に参加させてもらっていました。
いろいろな話が出る中で、その社長がちょっと怒っていたんですよね。
なんて怒っていたかというと、「みんな一生懸命やってるの分かってる。でも、一生懸命っていうのは、その辺のスズメでも生きとる!」
さらに、その後になんと言ったか・・・
「真剣にやれ!」
一生懸命っていうのは、普通にみんな目の前にあるから、
「一生懸命に生きてる」ってことを、みなさんもやってると思います。
だからその社長は真剣とは違うっておっしゃったんですよ。
「あ、今まで思っていたことと意味が違う言葉だったんだな」って、その時の私にグサッと刺さりました。
今まで私も「一生懸命やってます」「一生懸命勉強してます」と考えてたんですが、真剣とはまた違うなと・・・
「真剣」って何なんだろう?
(1)は、シンプルに本物の剣ですよね。
これは竹刀や木刀とかそういうのと異なり、そうじゃなくって本物の剣。
触ると切れるし、怪我するかもしれないし、死んじゃうかもしれない。
(2)は、真剣勝負とか、本気なこととして使われています。
では、本気で当たるってどういうこと?っていうことなのですが、
さっきの姫路の社長の言葉も、目の前にあることを一生懸命やるってことは、みんなやっているかもしれない。
でも本気かどうかっていうことを問われてたんですよね。
これすごく深いなと思いました。
真剣勝負で生まれるもの
本気で戦うと何が違うんだろうと考えたら、執念が生まれるんです。
昔、「この人本気だな」って思ったことがありまして
サッカーの元日本代表の岡田監督です。
2010年に南アフリカW杯のベスト8をかけたパラグアイ戦。
延長戦になっても0対0で、最後PK戦になったんですが、残念ながら負けてしまいました。
で、試合終了後に岡田監督が何と言ったかです。
「自分の勝ちたいという執念が足りなかった。」
この人、むちゃくちゃいろんなことに本気で臨んでいるんだなって。
執念が足りない。だから負けたんだって。
すごい話だなって思いました。
絶対に成功する!絶対に達成する!絶対負けない!のようなもの。
こういうのが執念です。
この執念というので、もう一つすごいなっていうエピソードがあります。
とあるロックバンドの話です。
90年代、年間100本を超えるライブをしていました。
売れていたのにドームツアーとかではなく、小さなライブハウスでもたくさんのライブをしていて、ハード過ぎてバンドメンバーが脱落していきました。
それでもライブをやめなかったんですよ。
なんでやめなかったかについて聞かれたボーカルが答えたのがこれです。
「ライブをやりまくっている時にしか生まれない曲があるんだよね。」
めっちゃくちゃ忙しいんですよ、100本って。
本当に大変で、本気でやってるから、
絶対やりきってやるって執念持ってたと思うんですよ。
だからやりきれたと思うんです。
やっぱり真剣に物事に向かって、本気で取り組んで、執念を持ってやりきれば、今まで見たことのない景色っていうものが見えるんだろうなと。
それが晴れやかな景色なのか、ドロドロの景色かわからない。
でも真剣にやるから本気になるし、本気だから執念を持って絶対にやってやろうとなるから、新しいものが見えるんだなと思っています。
失敗することもあるし、どれだけ頑張って、どれだけ準備しても失敗することもあるし、挫折することもある。
でも、それらは全て、目に見えない何かが、自分を育てようとしてくれてるんだなって。
全ては必要・必然・ベスト
前職で習った言葉ですが、「全ては必要・必然・ベスト」
今目の前にある自分の全てのことは、今自分の身に起こる全てのことは、自分にとって必要なもの。
何かが自分を育てようとしてくれてるんですね。
だから目の前に来ているものに、常に真剣勝負でやってほしいです。
でも、残念ながら幸運だけが来るわけでもない。
幸運なんてなかなか来ないです。
だから信じてほしいです。
信じるってことが大事で、まず自分自身を信じて欲しいし、
今起こっている全てのことは、自分にとって必要なものなんだって信じて欲しい。
これを乗り越えたら絶対自分は成長するっていう意味にも信じてほしいし、
今あること全て信じて欲しいんです。
目を背けないというですね。
すごい大変ですよ、信じるって。
信じるって相当なパワーが要りますよね。
私もシンカを創業してから、大変なことが数え切れないくらいありました。
でもそれは、何かが自分を成長させてくれようとしてる。
だから、これを乗り越えないといけないし、仮に乗り越えれなくても、真剣勝負でやれば絶対成長できると思っています。
よく言われていますが、物事に真剣に当たれば当たるほど、真剣にやっている人のところには、幸運は不運な出来事の顔をしてやってきます。
それを勝負するのかどうするのか、しっかり考えながら見極める必要があります。
真剣勝負をすると、そこから乗り越えて幸運に変わってくれます。
最後に3つの真実
私が常に忘れないようにしている人生の3つの真実があります。
この3つは全員に平等にある。だから真実。
人は必ず死ぬ。人生は一度しかない。
いつ死ぬのか分からないのであれば、真剣勝負しないともったいないですよね。
ぜひ、仕事だけでなく、プライベート、家族、友人、いろんなことに対して、真剣勝負でいて欲しいと思います。
この3つの真実を忘れずに、これからやってもらいたいなと思います。
社長・えーさんですが、実は3月末にお誕生日でした。
社員たちも真剣に社長へのお祝いを考え、結果とても喜んでもらえました!