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小見川道大ラストマッチ!DEEP 106 IMPACT感想レビュー!

本日、2022年2月26日(土)東京・後楽園ホールで『skyticket Presents DEEP 106 IMPACT』が開催された。

メインイベントは、戦国、DREAM、UFCでも活躍した小見川道大の引退試合。
対戦相手は中村大介。RIZINにも出場し、昨年現RIZIN、DEEPフェザー級王者の牛久にも勝利している間違いなくフェザー級トップの相手。
ただの引退興行ではなく、ガチの試合とのことで楽しみです。

さらに、フライ級トップ同士の潰し合い伊藤裕樹vs福田龍彌や、修斗から電撃参戦した川名TENCHO雄生の試合など楽しみなカードが目白押しとなっている。

※今大会で予定されていた神龍誠vs.藤田大和の
DEEPフライ級王座統一戦は神龍が新型コロナウイルス感染による体調不良で欠場となり、5月大会に延期となりました。

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順に感想を振り返って行きます。
それではどうぞ!

▼オープニングファイト 
バンタム級 5分2R
岩見 凌vs.山本有人

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山本は、昨年10月デビューするも判定負けで今回がプロ二戦目。
石見は、少林寺拳法で優勝した実績の持ち主で、フューチャーキング準優勝。プロデビュー戦は判定勝ちしてこちらも2戦目。

試合展開
山本がタックルで岩見をケージに押し付け倒すも起き上がり打撃展開に。再度山本がテイクダウンし、マウント、バックからコントロール。
2Rも山本がテイクダウンし、バックコントロールし打撃を当てる展開となり試合終了。
結果は、3-0で山本有人の判定勝ち

結構グラウンドで実力差がありましたね。

▼第1試合 
DEEPフライ級 5分2R
ヒロヤvs.風我

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ヒロヤは『朝倉未来1年チャレンジ』出身の選手。直近2連勝となっている。 
一方の風我は、伊澤星花の実弟。昨年のDEEPフューチャーキングトーナメントで優勝しプロ入りしたが、その後は勝ち負けを繰り返す。

試合展開
序盤はお互い打撃。風我がヒロヤの首を抱えてのスクランブルからバッグ、マウントへ。ヒロヤが立ち上がるも1R終了。
2R早々に風我がテイクダウン。ヒロヤが返して上に。風我がフロントチョークを狙うも抜けてスタンドへ。ヒロヤのパンチで風我が体勢を崩してそのままヒロヤが上になるも試合終了。
結果は、3-0で風我の判定勝ち

かなり拮抗した試合だったが1Rのグラウンド状態で優位に進めた風我が僅差で勝ちましたね。朝倉未来チャレンジ組みは良くも悪くも試合数が多いのでどうしても負けが目立つが、まだ若いしどんどん経験を積んで、いつか化けるのを楽しみにしてます。

▼第2試合 
フェザー級 5分3R
青井 人vs.木下尚祐

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青井は、修斗から2020年8月にRIZINに初参戦して朴光哲に判定勝ちしたが、2021年6月に白川陸斗に判定負け。そこから今回DEEPには初参戦。

木下は、浜松ヤマトら相手にZSTで3連勝後、10月にDEEPに初参戦し、高橋辰也に判定勝ちしている。

試合展開
1Rは青井がローキックを中心にプレッシャーをかけ、木下もローとジャブで牽制するも、青井が左ハイキックを当て終盤にダウンを取るが時間足らず。
2R序盤に、青井が右フックを当てて木下がダウンし、そこへ青井が追撃をしてレフェリーストップ。
結果は、青井人が2R TKO勝利。

結構実力差ありましたね。
青井は、終始落ち着いていて攻撃がめちゃくちゃ多彩でした!いい勝ち方したから、DEEPでの次戦誰になるのか楽しみ!DJtaikiとの試合とか見てみたい!

▼第3試合 
DEEPフライ級 5分3R
越智晴雄vs.関原 翔

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RIZIN32の沖縄大会で勝利した二人の戦い。
越智は、第2代DEEPストロー級王者の越智は、2021年11月20日のRIZINで曹竜也に判定勝ちしてのDEEP凱旋試合となり、フライ級転向3戦目。

関原は、4連勝のちRIZIN32に参戦し判定勝ちし5連勝と勢いに乗るり、こちらも凱旋試合となる。元王者の越智を乗り越えて連勝記録を伸ばしてタイトルを狙う。

試合展開
関原がローキックで攻め、越智が嫌って強引に前に出てケージに組み付くも、越智の出血でドクターチェック。問題なくリスタート。再開後も越智が前進して関原をケージに押し付ける。しかし関原も上手く体勢を入れ替えパンチを顔に当てる。
2Rは開始早々に関原がテイクダウンに成功。越智が何とか立ち上がってギロチンを狙うも、関原は何とか奪取し再び打撃の展開になり3Rへ。
3R様子見の展開続き、中盤で関原がテイクダウンするも越智が立ち上がり関原をケージに押し付け、最後はお互いコツコツパンチをあてて試合終了。
結果は、3-0で関原翔の判定勝ち。

越智がテイクダウンすると思ったが、逆に関原がテイクダウンする展開になるとは思わなかった。
関原が強くなっててビックリしました!
これはまだまだ強くなりそうな予感がしますので、次戦トップファイターとの試合が見てみたい。もしくはRIZIN参戦もあるかな?

▼第4試合 
ライト級 5分3R
川名TENCHO雄生vs.石塚雄馬

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川名TENCHO雄生は、2020年7月に修斗世界ライト級王者に就くと、2020年9月にRIZIN参戦も2連敗。2021年9月の修斗では西川大和を相手に防衛戦に臨むもTKO負けで修斗王座陥落。そして今回のDEEP電撃初参戦。DEEPでは「大原樹理選手の首を獲りに全力で行きたい」と、打倒・大原を目標に掲げており、再起戦を飾れるか。

対する石塚は、ZST、PANCRASE、DEEP、SRCに参戦後、2020年10月のDEEPで7年ぶりに復帰。佐々木大、ケンヤスキー、大木良太に勝利し、6月に鈴木琢仁に僅差の判定負けを喫しており、元修斗王者の侵攻を阻めるか。

試合展開
お互いのパンチが被弾するも、徐々に川名が貰いながらもプレッシャーを強めだし打撃戦となり2Rへ。
2Rも打撃戦で川名がジャブでプレッシャーを強めた途端、石塚が右のオーバーハンドのカウンターをヒットさせ川名が大の字に倒れレフェリーストップ。
結果は、石塚雄馬の2R TKO勝利

1R序盤から石塚のパンチを川名が全然見えてなくヒヤヒヤしてたら、案の定貰ってしまった。格下相手にこれは厳しい4連敗目。引退とかはしないで欲しいな…
石塚はまさかのアップセット!そして勝った石塚はマイクで北岡悟に対戦要求。お互いタイミング的に丁度いい気がするので見てみたい。

 
▼第5試合 
DEEPフライ級 5分3R
伊藤裕樹vs.福田龍彌

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伊藤は、2021年9月に「DEEPフライ級暫定王座戦」で藤田大和と対戦。判定3-2のスプリットの接戦で敗れ、戴冠ならず。2021年10月のRIZIN.31で中村優作を1R 4分52秒 TKOに降し、再起を飾り今回DEEP凱旋試合。

福田は、前修斗世界フライ級王者。 2021年7月に地元関西で迎えた防衛戦で、平良達郎に1R 三角絞めで一本負けし無念の修斗王座陥落。その後、2021年10月にDEEPに参戦し、王者・神龍誠に判定3-0で敗れ今回勝って連敗を脱出できるか。

試合展開
福田がタックルでケージに押し付けるも、進展なくブレイク。スタンドの展開から福田がバランスを崩し伊藤が詰め寄るも福田に再度ケージに押し付けられ1R終了。
2Rお互い距離が近づき両者打撃をあて、その後福田がパンチを当て伊藤がダウン。追撃のパウンドでレフェリーストップ。
結果は、福田龍彌の2R TKO勝利。

流石元修斗王者!流石に強いですね!
伊藤もかなりの実力のため、この勝利はデカい。
次誰かと組まれてそれに勝てば、5月の藤田大和vs神龍誠の勝者とのタイトルマッチとか有り得そう。

▼第6試合 
メインイベント 小見川道大引退試合 DEEPフェザー級 5分3R
小見川道大vs.中村大介

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小見川はUFC、戦極、DREAM、ROAD FC、DEEPなど多くの団体を渡り歩いてきたベテランファイター。近年は異種格闘技イベント・巌流島やグラップリングイベントのQUINTETなどで活躍する。MMAでは19年6月のDEEPで3年4ヶ月ぶりのMMA戦で一本勝ちで勝利。同年10月には毛利元就の末裔・毛利昭彦にTKO勝利と衰えぬ勢いを見せていたが、今回MMA戦引退を決意。

 引退試合の相手を務める中村は、52戦のキャリアを持つ大ベテラン。昨年にはRIZINフェザー級王者、DEEP同級王者の牛久絢太郎にKO勝利。後の再戦では判定負けになるも、RIZINに参戦。そこで新居すぐるを1Rアームバーで沈めた。

小見川と中村は18年4月のクインテットで対戦。終了間際に中村得意の腕十字固めが極まりかけたが、時間切れ引き分けとなった。
今回、小見川自身が中村を指名。理由は「キャリア、実力ともにフェザー級最強だと思っているので、最高の試合ができると思っています。関節の取り合い? いえ、僕は取らせないので、全局面で圧倒して勝つ」とのこと。

小見川は最強のまま引退することはできるのか?

試合展開
1R小見川は頭を下げての近距離のパンチで攻め、中村は左ジャブでペースを作る。中盤に小見川が中村をケージに押し付け投げを見せるがそのまま上手く中村が上になる。そして中村が小見川の腕を取り極めかけるもなんとか脱出し、2R終了。
2R小見川が距離を詰めての打撃で中村が怯みそのままケージに押し付けテイクダウン。ブレイクになりスタンドの展開。小見川が強引に詰めるが中村も対抗して腕を取りアームロックを仕掛けるが時間足らず。
3R早々に距離が近くなったところを中村が小見川の腕をとりアームロックから腕十字に切り替え、小見川がタップアウト
結果は、中村大介の3R一本勝ち

中村大介、伝家の宝刀腕十字が決まった!やっぱ強いな!
そして小見川選手は最後まで前に出てパンチで勝負する姿は、らしさ前回で本当に素晴らしかった!
お互い持ち味でたし本当にいい試合でしたね。
小見川道大選手、本当にお疲れ様でした!

試合後、引退セレモニーが開催されたが、めちゃくちゃ豪華な顔ぶれで、小見川選手がどれだけ愛されてたのか分かりました。

■総評

めちゃくちゃいい大会でした!!
カード数がそこまで多いわけじゃないけど、逆に凝縮された感じで見てて楽しかった!
フィニッシュ勝利も多く、今年のDEEPが本当に楽しみになりました。

小見川道大選手は、2009年大晦日DREAMvs戦国の対抗戦でやった高谷裕之戦のKO勝ちが印象的で、めっちゃカッケーな!!って思いました。
それが自分が中学とか高校の時だったので、その選手が今日まで現役で、その引退試合をリアルタイムですか見ることができて本当に良かったです!!

柔術最高、格闘技最高!!
改めて、小見川道大選手、本当にお疲れ様でした!!

それでは、今回はこの辺で。

ではではー

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