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新王者誕生!王座防衛!ベテランの意地!【UFC 269/PANCRASE325 /DEEP105】感想レビュー

こんばんは
本日も格闘技が盛り沢山の一日でした。
朝の10時から20時まで何だかんだでぶっ通し(笑)
ようやく一息ついたので、いつも通り感想レビューしていきます!

大会自体はのべ3つ。
・UFC 269: Oliveira vs. Poirier
・PANCRASE 325
・DEEP105

数が多いので、自分が気になっていた試合をピックアップして振り返っていきます!

■UFC 269: Oliveira vs. Poirier

米国ネバダ州ラスベガスのT-モバイルアリーナにて『UFC 269: Oliveira vs. Poirier』が開催されました。 メインイベントは、UFC世界ライト級王者チャールズ・オリヴェイラが、同級1位のダスティン・ポイエーを迎えうつライト級王座初防衛戦。
さらにセミメインでは女子バンタム級絶対女王アマンダ・ヌネスが6度目の防衛戦として同級3位のジュリアナ・ペーニャの挑戦を受ける。

さらにUFC注目選手の一人であるショーン・オマリーの一戦、元バンタム級チャンピオンのコーディ・ガーブランドがフライ級転向初戦。
ちなみにオマリーとガーブラントが事前の記者会見で舌戦を繰り広げた。今後実現するのかのも踏まえて要注目。

またプレリムファイトでは元バンタム級王者のドミニク・クルーズが復帰2戦目。
などなど流石ナンバーシリーズだけあって気になる試合が沢山!

では早速見てみましょう。

ヘビー級5分3R
アウグスト・サカイvsタイ・トゥイバサ

タイ・トゥイバサは現在3連勝中。ラグビーから格闘家に転向。KO勝利後にシューイという靴にお酒を注いで飲み干すというパフォーマンスが話題を呼び人気者に。
サカイは現在ランキング11位。アリスター、ホーゼンストライクとハードパンチャーに連続のTKO負けで復帰戦。今回は自分の持ち味であるストライキングが出せるか。

試合は最初お互い様子見の展開。トゥイバサのパンチに押されケージに抑え込まれるサカイ。ケージ際でお互いパンチと膝を当て1R終了。2R開始早々トゥイバサが距離を詰めてパンチをサカイに当て、そのままラッシュでKO。
結果は、タイ・トゥイバサの2RKO勝ち

勝利後は代名詞のシューイを披露。観客もやってたのが印象的でした(笑)

バンタム級 5分3R
ペドロ・ムニョスvsドミニク・クルーズ

ムニョスはランキング8位。前回はでジョゼ・アルドに判定負けして以来の試合。直近はチャンピオンクラスとの連戦が続いており、今回も元チャンピオンとの戦いとなる。
クルーズはランキング9位で、元UFCバンタム級チャンピオン。前戦は4年9ヵ月ぶりにUFCに復帰し判定勝ち。スイッチを多用するファイトスタイルで弥益ドミネーター聡志のリングネームの元ネタにもなっているファイター。

試合はクルーズがステップを使いながらパンチとカーフを当てて試合を作っていたが、大振りのパンチにムニョスがカウンターを合わせてクルーズがダウンし、立ち上がるも動きが悪くなり一気に劣勢になる。2R、少し動きが戻ったクルーズが手数で上回り、逆にムニョスはペースを掴まれたまま3Rへ。3Rもクルーズが打撃で圧倒しそのまま試合終了。
結果は3-0でドミニク・クルーズの判定勝ち。

一度はノックアウト寸前になりかけたが、そこから立て直したのは流石元王者の試合運びといった感じでした。

バンタム級 5分3R
ショーン・オマリーvsハウリアン・パイバ

UFCスター候補としてインパクトある試合をしてたが一度足首の負傷によるTKO負けにより暗雲が立ち込めるがそこから2連勝。
パイバはムエタイとブラジリアン柔術をバックボーンにしながらも打撃をメインに戦い直近は2連勝。

試合は序盤パイバがオマリーの足を掴む場面も見せるが、それ以外は打撃戦。オマリーの多彩な蹴りやパンチのフェイント、ステップで翻弄され、1R後半にオマリーの右ストレートでダウンし、パンチをまとめられレフェリーストップ。
結果は、ショーン・オマリーの1R TKO勝利。

流石の強さ。落ち着いててフィニッシュできる強さもあるので次回はもう少し上のランカーとやってほしい。


フライ級 5分3R
カイ・カラ・フランスvsコーディ・ガーブラント

元バンタム級王者。前回のロブフォントに敗戦してからフライ級転向。王座陥落後は直近1勝4敗と戦績は芳しくない。
フランスはランキング6位。前回1RKO勝利。キックボクシング、レスリングをバックボーンに持つ選手。

試合は、1R序盤はお互い様子見で中々手が出なかったが、カーブラントがフランスのオーバーハンドを貰いにダウン。ガーブラントも立ち上がりタックルで凌ぐも再びスタンドの展開になり、再度フランスのパンチを被弾しダウンしたところでレフェリーが止めに入る。
結果は、カイ・カラ・フランスの1R TKO勝ち。

転向初戦で洗礼を浴びた。
オマリーとの舌戦を繰り広げていたので、再びバンタム級に戻って対戦はあるか?
カラ・フランスは階級違いといえど、元王者にフィニッシュ勝利してかなり自信がついたのではないでしょうか。次戦に期待。

UFC世界女子バンタム級タイトルマッチ
5分5R
[王者]アマンダ・ヌネスvs[挑戦者]ジュリアナ・ペーニャ

ペーニャはランキング3位で初の王座戦。キックボクシングとブラジリアン柔術をバックボーンでKOも1本もできるトータルファイター。前戦も1本勝ちのため、王者相手にテイクダウンをできるかどうか。
ヌネスはバンタム級とフェザー級の2階級王者。フェザー2度、バンタムでは5度の防衛をしており1R勝利14回で現在驚異の12連勝中。数々の強豪ファイターを倒してきた絶対女王。

試合は、最初ヌネスはローキックで攻め、ペーニャは強引にパンチを打つが、ヌネスの蹴りでペーニャがバランスを崩し、そこからヌネスがグランドでコントロールし相手の体力を削り1R終了。
2R開始早々からお互い打撃戦となる。徐々に乱打戦でペーニャが打撃で押し始め、ヌネスをケージに追い詰めてからのテイクダウン。そのままバックをとりチョークを決め、すぐさまヌネスがタップをした。
結果はジュリアナ・ペーニャが2R一本勝ちで女子バンタム級新王者。

絶対女王がまさかの陥落。今年はこういうアップセットがよく起こりますね。
解説でも触れられてたが、ヌネスが2Rから様子がおかしかったのは気になりましたね。執拗に打撃にこだわり結果押し負けて、テイクダウンされるという。防衛戦に対するメンタル的な問題か?
でもこうやって時代が動くのはやっぱ胸アツです。

UFC世界ライト級タイトルマッチ 
5分5R
[王者]チャールズ・オリヴェイラvs[挑戦者]ダスティン・ポイエー

ポイエーは元世界ライト級暫定王者で現在ランキング1位。直近はマクレガーとの2連戦でどちらもTKO勝利。打たれ強さとボクシングテクニック、カーフキックなどが多彩で、今回満を持してのタイトルマッチに臨む。
オリヴェイラは前戦のマイケル・チャンドラーとのライト級王者決定戦で2RTKO勝利。UFC最多フィニッシュ数を誇り、UFC参戦から11年目で悲願のUFCベルト奪取で、今回が初の防衛戦となる。

試合は1Rお互い近距離での打撃戦で、オリベイラは膝蹴りを多用しポイエーはアッパーと左ストレートで攻める。中盤にポイエーの右のパンチがオリベイラにあたりダウンするも、オリベイラも盛り返し打撃を当てポイエーも少しふらつく。
2Rオリベイラがスクランブルの中で上になり、トップキープしながらのエルボー連打。この攻防で2R終了。
3R開始早々オリベイラが組み付き、ポイエーのバックに回る。背中をよじ登り、そのままバックチョークを決めてポイエーが堪らずタップアウト。
結果はチャールズ・オリベイラの3R一本勝ちで王座防衛。

オリベイラが初防衛。下馬評ではポイエー有利の声が多い中、チャンピオンとして堂々たる強さを見せた。前戦のチャンドラー戦もそうだが、オリベイラはダウンしてから盛り返しが凄い。長年のUFCでの実績があるからだと思いました。

次戦はジャスティス・ゲイジーとの防衛戦が予想されるが、この感じだとの返り討ちにしそう。

〜大会を終えての感想〜

バンタム級元王者の二人の明雲がはっきり分かれたというのと、オリベイラは念願のベルトを絶対に渡したくないという気持ちが1Rの後半に出たと思った。また6度目の防衛となったヌネスは、どこか雑さが目立ち、やはりチャンピオンはメンタルがかなり左右されるのかなと思いましたね。

それでは次のPANCRASEに移りましょう。
時間も、もろかぶりだから少し困りました(笑)

■PANCRASE 325

東京・USEN STUDIO COASTで開催された『PANCRASE 325』のメインイベントはライト級王座統一戦として久米鷹介と雑賀ヤン坊達也の対戦。

その他にもストロー級タイトルマッチで北方大地と宮澤雄大の一戦。バンタム級暫定王者決定戦では連続フィニッシュ中の井村塁とフェザー級から転向してきた中島太一が対戦と、楽しみな試合が目白押し。

では見ていきましょう!

ミドル級/5分3R
内藤由良vsフェルナンド・マツキ

3戦全勝・全試合フィニッシュでミドル級1位となった内藤は今パンクラスでも乗りに乗っている25歳。師匠でありランキング2位のロッキー川村2に前回の勝利後に対戦アピール。今回しっかり勝ち、子弟対決実現に繋げられるか。
対するマツキはブラジリアン柔術黒帯。2021年4月のプロデビュー戦で1RTKO勝利。内藤は柔術黒帯のマツキに対してどのような戦い方をするのか注目。

試合は、1R内藤がテイクダウンしトップキープしパウンド。マツキも下から攻めようとするも防戦一方。2Rも内藤がテイクダウンしてパウンドし相手を支配。3Rもマツキのパンチを交し内藤がタックルしグランドコントロールしながらパンチを連打。マツキは何もできないまま試合終了。
結果は、3-0で内藤由良の判定勝利。

黒帯柔術家にも怖がらずグラウンドで対応し、かなり落ち着きが見える試合だった。次は希望だったリッキー川村2との師弟対決か?


ライト級/5分3R
松岡嵩志vs松本光史

松岡は、前戦元UFCの粕谷優介を1Rわずか22秒右ストレートでKOし3連勝中。
対する松本は元修斗王者でPANCRASE参戦後は1勝1敗。ここでしっかり勝ち星を付けて王座戦線に食い込みたい。

試合は、1R序盤から松岡が打撃で圧を欠けパンチをヒットさせ、さらに距離を近づけたところに松本がカウンターのフックをあて松岡がダウン。なんとか立つも追撃のフックで松岡が再度ダウンでレフェリーストップ。
結果は、松本光史が1R TKO勝利

大沢ケンジがインタビューで松本選手をアキラと間違える珍事件が発生。セコンドしながらのインタビュアーは流石にやめさせてあげれば?と思った。
松本はライト級戦線に首の皮一枚繋がりました。

暫定バンタム級王座決定戦/5分5R 
井村塁vs中島太一

現在ランキング1位の22歳。デビュー以来のフィニッシュ勝利記録を「6」と更新し続け勢いのままタイトル戦を迎える。
対する中島太一は前フェザー級タイトルマッチでISAOと対戦し判定負けはしたものの死闘を演じた。そこからまさかの階級変更。実力は現バンタム級ランカーの中では頭二つは抜けていると言われており今回バンタム級のベルトに照準を合わせてきた。

試合は1R序盤に中島が右ストレートと左ストレートで井村から2度のフラッシュダウンを奪うも、井村はなんとか耐えて2Rへ。2R開始早々に中島が再度パンチを入れて井村がフラつきダウンしたところでレフェリーが止めに入る。
結果は、中島太一の2R TKO勝ち

実力者と言われても中々陽の目を見ることが無かったがここに来てようやくのベルト奪取。それにしてもパンチでここまで圧倒するとは思いませんでした。試合後のマイクではPANCRASE以外の強い選手と戦いたいとのこと。RIZINもしくはONEの参戦はあるのか?


ストロー級KOPC/5分5R
 [王者] 北方大地vs [挑戦者] 宮澤雄大

現在30歳の北方は19年7月に砂辺を下し王座奪取に成功。しかしその後ONEでKO負け、RIZINでは竿本樹生に判定負け、中村優作戦ではドクターストップで欠場と悪い流れとなっているため、2年半ぶりのパンクラスで名誉挽回したいところ。
対する宮澤は現在ランキング1位で、ストロー級でも貴重な倒せる打撃を持っており、今年5月の王座挑戦者決定戦で八田亮に判定勝ちし、初めて王座に挑戦。

1R北方が宮澤にパンチを当ててフラッシュダウン、その後も右ストレートを当てて優位に進める。宮澤は北方をケージに押し込み凌ぐ。
2Rは宮澤が距離を詰めて打撃戦を仕掛け、途中テイクダウンを混ぜる。北方はディフェンスにまわり2R終了。3R序盤は接近戦のち、ケージでの攻防が続き、離れ際の北方のパンチが当たり宮澤が下がったところ追い打ちをかけ宮澤もパンチで応戦。北方の左フックで打ち合いを制しレフェリーストップ。
結果は、北方大地が3R TKO勝利で王座防衛。

怪我を乗り越えて素晴らしいノックアウトで初防衛成功。
試合後のマイクでは自身のお子さんに対して、しんどくても頑張れば乗り越えられると、伝える姿は感動しました。


ライト級王座統一戦/5分5R
[正規王者] 久米鷹介[暫定王者] vs雑賀ヤン坊達也

久米は日本人ライト級最強の呼び声もあるなか、ベルト奪取後はパンクラスでの防衛戦とONE Championship、RIZINで勝利。しかし3月のRIZINで武田光司に判定負けし、パンクラスでの2年8ヶ月ぶりの参戦となる。
一方の雑賀は、現PANCRASEライト級暫定王者で戦績7勝1敗。勝利は全て1RKO勝利という超新鋭。久米をKOしベルトを奪うようなことがあれば今後の日本格闘技を担う存在になるだろう。

現在、パンクラスでは、正王者がRIZINやONEに参戦することが多いためタイトルマッチを行うことができず、暫定王者を設定している。そしてついに、初の統一戦が行われる。

試合は、1R早々に久米がタックルで金網に押し付け、ヤン坊もうまくディフェンスしスタンドの展開へ。直後ヤン坊の右フックが被弾し久米がダウン。ヤン坊がパウンドを仕掛けたところに久米もアームロックで牽制しなんとか1R凌ぎ終了。2R久米が引き込み態勢を入れ替えテイクダウン。そのままバックに回りチョークを決めようとするも逃げられ今度は久米が腕十字に切り替え、ヤン坊も耐えるも最後はタップアウト。
結果は、久米鷹介の一本勝ちで王座防衛。

とんでもない試合でした。
ヤン坊のパンチの強さを見せつつも、最後は久米の経験値と強さが光った。
まさに久米地獄に引きずり込んだ意地の勝利でした。

〜大会を終えての感想〜

最近の格闘技の流れでは、ベテランが若手の勢いに押されて負けるシーンをよく見てきてので、今回もどれかはアップセット起こるのかなと見てたが、見事にベテランファイターが勝ちをもぎ取った大会だったと思いました。


そして最後はDEEPです!

■DEEP 105 IMPACT

17時よりニューピアホールで『skyticket Presents DEEP 105 IMPACT』が開催。
目玉は何と言ってもRIZINフェザー級王者の牛久絢太郎が神田コウヤを相手にDEEPフェザー級のベルトを賭け、二度目の防衛戦を行いました。

また今大会にはRIZINにも出場した関鉄矢や、DREAMで戦っていた水野竜也、朝倉未来チャレンジを卒業した2名なども参戦!

試合カード一覧はこちら。

ゲスト解説には弥益ドミネーター聡志が登場。分かりやすくたまに毒も吐くので、楽しく見れそうです。

それでは見てみましょう!

DEEP フェザー級 5分2R
西谷大成vs鬼山班猫

「朝倉未来1年チャレンジ」出身。プロ戦績を3勝3敗で一発を持つ西谷はこれまでムラがあったが、前戦は一本勝ち。今回もその勢いに乗りたいところ。
対する鬼山は8勝5敗。前戦では判定で敗れて連敗中のため負けられない一戦。

1R鬼山のレスリング力に漬けられる。立ち上がりスタンドになり西谷が一瞬の隙を付きダースチョークを狙うも決まらず2Rへ。
2Rも鬼山がタックルで西谷をケージに押し込み上から圧を与え試合終了。
結果は3-0で鬼山班猫の判定勝ち。

西谷は波があるのが相変わらずという感じでしたね。鬼山の絶対に負けたくないという気持ちが勝った試合でした。

DEEP 58kg以下 5分2R
ヒロヤvs日比野"エビ中"純也

1試合の西谷と同じく「朝倉未来1年チャレンジ」卒業生。
戦績は2勝4敗と負け越しているが前回は判定勝ちし地道に実力を付けてきている。
対する日比野は、私立恵比寿中学公認の“エビ中”ファイター。プロ2勝1 敗で前回はインカレ2連覇のレスラーである力也を、打撃を混ぜてのテイクダウンでパウンドアウトしている。今回もレスリングで圧倒できるか?

試合は、1R序盤は打撃でお互い様子見をしてたが中盤に日比野がテイクダウンをしかけ、ヒロヤは終始レスリングで漬けられる。2Rも日比野に組み付かれる。立ち際にヒロヤの膝蹴りが入り日比野が下がり始める。日比野はタックルをするも切られてヒロヤが上からパンチを出し試合終了。
結果は3-0でヒロヤが判定勝ち。

膝蹴りで一気に流れを変わった。
こういう一瞬の勝負の分かれ目を掴んだのはデカいと思います。


DEEPフェザー級 5分3R
関 鉄矢vs山本歩夢

2021年3月RIZINでは元UFCの堀江圭功にTKO負けを喫した。その後、2021年9月にDEEPに初参戦し、DJ.taikiに判定0-3で敗れ、連敗。フェザー級上位戦線で生き残るためには3連敗は許されない状況だ。
対する柔道ベースの山本は、『格闘DREAMERS』にも出演。3試合連続で1Rフィニッシュ勝利しており、ここで関に勝利すれば一気にフェザー級上位戦線に食い込める。

試合は1Rから山本がガンガン前に出て組み付きスクランブルとなる。関がスクランブルの中で落ちつきながらバックをとり、後ろ側の三角絞めから山本の腕を伸ばし、たまらずタップアウト。
結果は、関鉄矢の1R一本勝ち。

山本の序盤の爆発力が半端なかったが、チャンピオンとしての引き出しの多さで勝った印象。
試合後のマイクでは大晦日をアピール。


DEEPメガトン級 5分3R
水野竜也vs誠也

水野は、2018年2月に奥野泰舗に一本勝ちでミドル級王座を獲得。その後もイ・ウンス、桜井隆多、中井光義、酒井リョウ、ジョシュア・ロビソンらを相手に8連勝を飾るが、2020年11月にジョアンオ・バティスタ・吉村に2R TKO負けで連勝がストップ。2021年7月にミドル級のベルトを賭けてバティスタと再戦も同じく2R TKO負け。王座陥落した。今回はメガトン級で参戦。
誠悟は6連敗中だが、得意の柔道の投げ、パワフルな打撃で毎回、見せ場を作る“ミスター・メガトン”。2021年9月の前戦では、酒井リョウをKOしたSAINTを相手に投げ&パウンドで後退させる凄みを見せた。メガトン級の番人として水野を迎撃するか。

試合は1Rジリジリと様子を伺う誠悟に、水野はローキックを打ち、パンチのタイミングを伺う。そして初めて水野が出した右ストレートが誠悟の顔面を打ち抜き、ダウンした頭部にサッカーボールキックを出したところで試合ストップ。
結果は、水野竜也が1R TKO勝利。

流石に予想通りの展開ではありました。
今回はこの試合遺骸にもメガトン級の試合が多く組まれていたので、RIZINでのスダリオ戦に向けた査定マッチなのかなとは思ったが、やっぱり試合の場が少ないので水野がどうヘビー級に関わってくるのか。
どうせならRIZINでかき回して欲しいです!

DEEPフェザー級タイトルマッチ 5分3R
 [王者]牛久絢太郎vs[挑戦者]神田コウヤ

先月のRIZIN31で斎藤裕を破りフェザー級王者となった牛久が、RIZINではなくDEEPのフェザー級王座防衛戦を行うことに。12月12日のDEEP105での試合となり、試合間隔から考えると、大晦日のRIZIN出場は難しくなる。
 挑戦者の神田コウヤはDEEPで3連勝中と勢いに乗っており、遂に初のタイトルマッチまで辿り着いた。ただでさえ混沌としてきたフェザー級に大波乱が起こるのか?

試合は1R序盤、近い距離での打ち合いから牛久が組み付くが神田のレスリング力に押されてやりたいことをさせてもらえない。離れてスタンドに戻り牛久はオーバーハンドを出して神田は膝蹴りを出し1R終了。
2Rは神田が牛久にパンチを当て始める。後半は牛久も何とかパンチを返して3Rへ。
3Rは牛久が距離を詰め打撃でプレッシャーをかけ、神田は手数が減ってくる。牛久は神田をテイクダウンしポイントを取りにかかる。神田に立ち上がられスタンドの転回になるも、最後はお互い牽制しあって試合終了。
結果は4-1で牛久絢太郎の判定勝ちで王座防衛。

3Rのテイクダウンがかなり効いた印象。
神田選手もかなり、強さが見れたので前回は急遽の参戦となったRIZINに、しっかりとしたオファーで試合を見たいと思いました。

ちなみに解説席に座っていた弥益ドミネーター聡志選手は
『大晦日ゆっくりする予定です。たくさんの大人が絡むと、進むことも進まなくなると感じた年末でした。』との事で、中々の匂わせ発言を放り込み、大会を締めくくりました。

〜試合を診終えての感想〜
やっぱり牛久選手のタイトルマッチはヒヤヒヤしながら見てましたが、ギリギリ勝ててホッとしました。
解説でも触れていたが今回は見えないところでRIZINフェザー級のベルトもかかっている一戦であり、牛久がオファーを受ける事自体リスクしかない試合だったが、DEEPへの恩をしっかり返して防衛戦をやる男気は本当にカッコいいと思いましたね。

■総括

いやー
長い一日が終わりましね!

UFC269では、絶対女王の陥落と、ライト級王者が防衛し強さを見せた。

PANCRASE325では、中島・北方・久米のベテラン選手がそれぞれタイトルマッチで勢いに乗る新星を跳ね返しベルトを手にした。

DEEP106では、牛久がベルトを死守したことと、水野竜也のヘビー級本格参戦という楽しみが増えました。

いろんな要素があった一日で、お腹いっぱい。
今日はぐっすり、眠れそうですので今回はこの辺で!

お疲れ様でしたー

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