見出し画像

盛り上がるカード…しかし何かが足りない。RIZIN.33対戦カード発表~第2弾~

こんにちは。
本日12/9(木)の13時からRIZINの公式YouTubeライブにてRIZIN33の追加対戦カード発表会見が行われました。

国内の感染者数も減ってきて、会場となる「さいたまスーパーアリーナ」が観客数を100%入れることができるという事で、もともと外国人選手の参戦を視野に入れてのカード編成を考えていたところに、オミクロン株の出現による対策として外国人の入国を制限。
そんな中でのカード発表。
ファンは正直ワクワクというよりも「大丈夫かな?」という不安の方が多かったと思います。

記者会見が始まり、まずは榊原CEOからアナウンス。

元々は5人外国人呼ぶ予定だったが入国が不可能となり諦めてカードを再編成し来週くらいにはすべて発表できる予定とのこと。

そして気になるカード発表。

RIZIN MMAルール:5分 3R(120.0kg) 
シビサイ頌真 vs. 関根“シュレック”秀樹

ヘビー級の一戦。
おそらくシビサイvsスダリオのリベンジマッチを予定していたのだと思うのですが、スダリオがまさかの怪我による手術。

その代役としてRIZINに出場経験がありボンサイ柔術所属の関根に話が回ってきた感じでしょうか。
トータルではシビサイが上回っているので、あとは関根がどれだけ寝技の展開を作れるかの勝負になりそう。


RIZIN MMAルール:5分 3R(71.0kg)
 武田光司 vs. “ブラックパンサー”ベイノア

個人的には大晦日らしいマッチメイクで面白いなと思いました。MMAの実績で言うと圧倒的に武田なのですが、前回のRIZIN32で大逆転KOしたベイノアには期待をしてしまう。ヘラクレスvsパンサー。レスリングvs極真空手。RIZINならではのカードだが、下手したら塩塩な試合にもなりかねないので、そこだけ注意。


RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)
 萩原京平 vs. 鈴木博昭

相変わらずRIZINの萩原京平に対するマッチメイクが絶妙ですね!
前回のRIZIN TRIGGERで昇侍に勝利し無事大晦日の切符を掴んだ萩原だが、対する“怪物くん”こと鈴木博昭は元SHOOTボクシングチャンピオンでボンサイ柔術にも所属しており、MMA戦績1戦1勝ながらポテンシャルはとんでもない。ストライカーの萩原にとって噛み合う試合になるだろうが負ける可能性は十分ある。正直今の段階ではどっちが勝つか分からないって感じです。
この試合が今大会の裏メインになりそうな予感。


RIZIN 女子MMAルール:5分 3R(49.0kg) 
浜崎朱加 vs. 伊澤星花

伊澤星花来ましたね!現DEEP JEWELSストロー級チャンピオンで、超新星と言われる期待の新人です。
浜崎は前回RIZIN31で藤野恵美とベテラン対決をして、今回は若手からの挑戦に受けて立つ。流石に盤石の強さを見せると思う。浜崎が打撃にこだわるかどうががキーポイントになりそう。


RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg) 
斎藤裕 vs. 朝倉未来

約1年ぶりの再戦。
敗戦後からずっとリベンジを希望していた朝倉と、RIZIN31のフェザー級タイトルマッチで牛久絢太郎にまさかのTKO負けでベルトを奪われた斎藤。本来はケラモフやクレベルが絡むはずが、いろいろあり結果この二人の対戦になったんじゃないかなと。斎藤裕の言葉を借りるとするなら、「タイミングが合った」対戦だと思います。

この試合に関しては会見後に榊原CEOから囲み取材で言及あったらしく、フェザー級の時期王者挑戦者は、今回の斎藤vs朝倉の結果いかんに関わらず、斎藤裕になるとのこと。

もし斎藤が敗れれば当然タイトルマッチへの賛否両論あると思うので、斎藤としてはきっちりと勝って次に繋げたい所。未来としてはまずここでリベンジをして、クレベルとのリベンジマッチに繋げたい。
試合展開は前回同様、ヒリヒリした緊張感の中で一瞬の判断が勝敗を分けると思います。

RIZIN ライト級タイトルマッチ
RIZIN MMAルール:5分 3R(71.0kg) ホベルト・サトシ・ソウザ vs. 矢地祐介

こちらも約1年ぶりの再戦。
前回は何もできずに1RTKO負けした矢地がそこから這い上がり国内チャンピオンを倒して初のタイトルマッチに辿り着いた。サトシはムサエフに衝撃の1R一本勝ちして念願のRIZINのベルトを手に入れ、初の防衛戦。何が何でも死守したいはず。お互いの気持ちのぶつかり合いが見れるのでは?
あと個人的には3R戦うサトシが見てみたいので、ブランニューヤッチくんにはドロドロの展開に持っていって欲しいです。

そして、今大会のポスターが公開となりました!

ポスター公開

広報担当の笹原さん曰く、
『今回は大晦日感よりも新春感を出してみました。
ただ、その華やいだイメージを打ち消すように「絶望」という言葉を敢えて使っています。』とのこと。

絶望と聞くと、やはり我々の中には堀口恭司の敗戦がフラッシュバックしてしまいます。
今年1年を締めくくるにはピッタリのポスターだと思いましたね。

盛り上がるカード…しかし何かが足りない。

現在出揃っているカードとしてはこちら。

【バンタム級トーナメント】
朝倉海 vs. 瀧澤謙太
扇久保博正 vs. 井上直樹
元谷友貴 vs. 金太郎(リザーブマッチ)

【ライト級タイトルマッチ】
ホベルト・サトシ・ソウザ vs. 矢地祐介 

【スペシャルワンマッチ】
斎藤裕 vs. 朝倉未来
浜崎朱加 vs. 伊澤星花
萩原京平 vs. 鈴木博昭 
武田光司 vs. “ブラックパンサー”ベイノア スペシャルワンマッチ
シビサイ頌真 vs. 関根"シュレック"秀樹

出揃っているカードを見ても、バンタム級トーナメント、ライト級タイトルマッチ、斎藤vs未来の再戦、萩原京平の怪物狩り、と盛り上がる要素はあるのに、何か足りないと感じてしまう。

また、カード発表記者会見を見ながら感じたのですが、選手全員がなんとなく元気が無いように見えました。ピリピリしてるとかではない、謎の空気の重たさ。見ていて凄く変な感じでしたね。

カード発表後には榊原CEOから補足説明があり、今回の入国禁止がなければ、ジョニー・ケース、ムサエフ、ケラモフ、ルイス・グスタボ、三浦孝太の対戦相手のブラジル人を招聘予定だったとのこと。

やはり外国人が来れないとなると、どうしてもカードが弱くなってしまうし、運営側も今回のマッチメイクはなんとか急場凌ぎで作ったというのも、今回の記者会見のどんよりした雰囲気に影響しているのでしょうか。

あとはスダリオ剛が怪我によるに欠場。さらにはツイッターで平本蓮もセコンドが入国できないことによる不参加を決定したとのことで、大会としてはかなり痛いところ。

来週には全カード発表予定とのことで、果てしてこの何か物足りない感じを埋めるマッチメイクは発表されるのか?

まだまだRIZINに出てきそうな選手はたくさんいるので、次のカード発表を楽しみに待とうと思います!

それでは今回はこの辺で!
お疲れ様でしたー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?