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In My Dreams

今日も今日とて、ラジオのある生活を過ごす、そんな私。

さてさて、日曜日の夜八時は、FMからつで「TSUYOSA ROCK SPECIAL」という番組があるのです。前にこのリンク先の記事で触れたTSUYOSAさんが二時間ぶっ通しでロックを流す、という、ロック好きな人にはたまらん感じの番組です。

で、今日は「80年から1年ずつ、その時代の象徴的な(もしくはTSUYOSAさんのお気に入りの)ロックを流す」という企画でして、じゃあじゃあ、私の生まれ年の85年もあるじゃん!と、楽しみにしていたのです。

そして85年の代表曲として流れたのが、Dokkenの「In My Dreams」でした。

Dokken、きっとメタラーとしては聴いていて当たり前のバンドなのですが…いかんせん私、クラゲの如くふわふわと生きてきた人間でして、メタルバンドやっておきながら、あんまりたくさんメタルを知らないんですよね。これマジでメタラーさんに怒られるよな、わかってる。

つまりはこの曲が私の、いわばマイファーストドッケンになったのでした。tたぶん。好きなバンドの誰かがカバーとかしてない限り。してたらごめんなさい。

さてさて、英文を直接見たって私の英語力ではあんまり意味を理解できないので、親切な方の和訳を読みにうかがったのですが、ひとことで言えば未練がましい男の人の曲でした。オレの夢の中ではお前はまだ変わらぬ愛を抱いていてくれてるぜい、的な感じ。

でも、それがまたかっこつけてなくて(・∀・)イイ!!と思う。

最近まるで煽るかのように、ネットで「夫に裏切られる妻」みたいなマンガの電子書籍の広告が出たりして(どうもその閲覧先のサイトが選んで貼ってるらしくて、どの人にも表示されてるっぽい。つまり追跡型じゃ無いっぽい…)、なーんかこう、心がしらけてくるというか、勝手に影響されそうになる。こわいこわい。

ただでさえ有名人の不倫も横行していて、恋とか愛とか、なんだか信用できなくなりそうになるというか…うまく言えないのだけれど、世の中のそういう不穏な空気が、私の中にまで勝手に侵入してきそうで、怖い。

自分にそういうつもりもなく、夫との関係を疑うことも無いのに、それでも、何か心がざわざわさせられる。

そういう中で、まっすぐな「未練がましい男の人の歌」を聴くと、ちょっとホッとするんだ。

恋とか愛とかそういうものって、本来は不格好でいびつでいいはずだし、かっこつけなくても本当はそこがかっこいいのに、かっこつけて、でもかっこのつけかたが安いホテルで…ああこれ以上はやめとこう(某水泳選手な)…学生さんがお金なくて安いホテルで、だとただ単にかわいいんだけどね。

なんてことをぼんやり考えていた。

でも実際、好きになった男の人がえんえんと未練がましく元カノの影を追っかけて居たら、それはそれできっとイラつくという矛盾…(゚∀゚)

しかしね、今の世の中はただでさえ心をぐらぐらさせるニュースばかりで、正気を保っているのも難しいくらいだと私は思います。ふつうにしていたって病むよね。ぜんぜん元気だよ!って人でも、自分でも気づかないほころびができている時代だと思う、本当に。

そういう時はラジオ聴いてるのがほんといいよ。俗世間から切り離してくれる番組も多いから。特に地方のFM局とかね。インターネットサイマルラジオで聴けるので掘ってみて欲しいです。

夢の中にいましょ、なるたけ。単なる現実逃避をしろって言ってるんじゃあなく、トゲトゲだらけの、毒だらけの「現実」から、自分の身を守るようにしましょ、と私は声を大にして言いたい。みんなで生き延びましょ。

電子書籍とかほんと「ノンタン」とか「ぐりとぐら」とか「しろくまちゃんのほっとけーき」とかそういうの見せてくれよ。不倫とか裏切りとかそういうの見たかないよ。「きんぎょがにげた」でもいいよ。

私はそういう、やわらかいものに包まれていたいのよ。



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