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第20話「やなかまストリートマーケット」-茶髪から現在まで-

どうも、ミスターです。今週はワースレスのホームタウン、下北沢で開催されている「やなかまストリートマーケット」についてお話しします。

ちなみに前回の記事はこちらだ!

【路上パフォーマンス】

ワースレスというバンドは路上で育ちました。商店街や公園やお天道様の下で演奏をしてきました。

でも基本的には路上でパフォーマンスをする事は条例等で禁止されております。東京という街はどこにでも誰かしらお住まいなので、騒音になってしまいます。なので演奏の際は商工会や主催者さん達にご尽力戴いて許可を得て演奏が出来ます。

路上パフォーマンスの醍醐味は、やっぱりその場の出会いやお客さんとの距離感です。双方向のリアクションの受け取り合いがとてもエキサイティングで、一度経験するとやみつきになっちゃいます。

ワースレスはアコースティックなバンドなので楽器一つでパフォーマンスが出来るし、動きにも制限がないので初期ワースレスでは、僕が一人お客さんの側に行ったり、写真を撮ってくれる人にゼロ距離でカメラ目線をしたり、空に向かって歌ったりしていました。

そんな中、知り合いを通じて下北沢での演奏の機会を頂きます。

【やなかまストリートマーケット】

やなか珈琲(現在はこはぜ珈琲)とかまいキッチンの間の路地にて開催されていたこのイベントはその2つの店名から「やなかまストリートマーケット」と呼ばれていました。初めて参加させてもらったのは確かミスターとのんしゃらんのみだったと記憶しております。

主催の「おひるのかほり」の皆さまとはじめましての挨拶もそこそこに、集まった人たちで即興のバンドを組み演奏を行いました。奇跡的にみんな青い服を着ていて、そこからブルーマンが世界的に有名になったような気がします。

その後からは、まだ中田くん&トートンが加入する前の4人ワースレス(sunnyちゃん茶髪期)の頃から演奏させてもらっています。

【春夏秋冬】

様々な季節で演奏しました。二ヶ月に一度のイベントはその都度、出演者を変え、色々な方々とお知り合いになれました。ありがたいことにワースレスは毎回毎回声を掛けてもらえて気が付けばレギュラー出演となっていました。

当時を振り返ると、ワースレスはライブの予定はスカスカで、やなかまがあったおかげでメンバーとも定期的に会えていたような気がします。

上京して、社会に出て、色々な人と出会ってきましたが、初めて血縁以外の家族が出来たような気がしてとても幸せでした。

「ワースレスが集う場」、そして「心休まる場」の2つが手に入ったイベントでもあります。

【街の景色になる】

人前でパフォーマンスする時、毎回どんな時でもチャンスとして捉えて取り組むかどうかは、簡単なようで、意識しないと出来るものではありません。ワースレスのメンバーは皆、そういう人間が集まっています。やり方は違えど、毎回毎回を大事にしているなぁと思うし、心強く感じます。

中田くん&トートンが加入し、それはそれは驚くほど、街行く人々が足を止め撮影をしてくれるようになり、やなかまが僕らのホームイベントになるかならないかの頃、僕の中でテーマが出来ました。
下北沢に遊びに来た人たちがワースレスを見て、下北沢の景色だと感じるバンドになろう!思い返した時に、楽しそうなバンドがいたなぁと思ってもらえるようなパフォーマンスをしよう!
優しい東京の家族に甘えるだけではなく、ワースレスのステップアップの場にしよう!と決め演奏してきました。

MCもやなかまでだいぶ鍛えられたなぁ。。。

【SNS狂い】

その頃から「エゴサーチ」をしまくるようになりました。

下北沢、ワースレス、ヒゲ、マリオネット、やなかま、、、。

多種多様な検索ワードを入力して誰かワースレスの事をupしていないか、話題にしてないか、必死に探していました。

運良く発見出来た時は即フォロー&ご挨拶。メンバーと共有。今も変わらず続けておりますが、当時は本当に発見出来なかった…。

そんなエゴサーチの日々の中で、会うよりも先にフォローしたのが、なんと「おむすびひろば」の二人でした。

今でも覚えているけど、

(めっちゃイケメンとおかっぱの可愛い子がじーっと見てるなぁ…イケメンの方、全然笑ってないな…睨んでる?)

それがおむすびひろばとの初コンタクトでした。その後、ご縁がご縁を呼んで知り合い、今ではごう兄と呼ばれています。(一度だけ)

もちろん、おむすびひろば以外にもその後からずーっと応援してくれている沢山のラバーズと出会えたりと、やっぱり路上でのパフォーマンスは出会いの場なのでこれからもどんどん取り組みたいです。ご依頼お待ちしております!!

【これから】

年明けには餅つき、3月にはお誕生日会、5月はこどもスペシャル、7月には下北沢音楽祭、10月はハロウィン、12月はクリスマスと、やなかまストリートマーケットは本当に最高なのです。

演奏だけではなく、集まる子供たちの成長や、風景を体感しながら演奏出来るイベントなんです。

だから、コロナに負けず続けたい。なんとか模索して今まで通りみんなで力を合わせていきます。

ワースレスのYouTubeの動画はほとんどがこの場所で撮影しています。
最新ミニアルバム「愛の色」収録曲、「やなかまストリートのテーマ」を聴いて想いを馳せたなら、

是非、ラバーズも一度はおいでよやなかまストリートマーケット。


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