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こんなつもりじゃなかったのに 14//小説

代表との間で、念書のやり取りがあったあと。
我々の間の空気が、また少し変わっていた。

元々そう言う気質なのだろう。
少し命令するような言動が増えて来ていた。
所謂、典型的な亭主関白な気質だ。


そういえば、自分の配偶者が自分に冷たいと愚痴っていたのを思い出し、家でこういう態度に出れないから、ここで発散するのかも。。
と冷静に勝手に分析したりもした。

そう、最近は裏で準備をしているので、少し気持ちの余裕が出て来ていた。



今日は、弁護士の無料相談を受けることにした。
zoomで30分は相談無料。
聞きたい事をメモして、相談を始めた。

その中で1番聞きたかったのは、先日書かされた、念書の事だ。署名もしてしまったし、何か法的にまずいのではないかと心配だった。

しかし、私の心配は杞憂に終わり、その念書に何の法的拘束力もない事がわかった。

一先ず安心だ。

そして、今回の件は立派なパワハラ、セクハラになる事を断言してもらった。

ただ、先方への許可なく録音したボイスレコーダーは、刑事事件などの場合には、証拠能力が低いなど、初めてのことも教えて貰った。

まあ、これは証拠というより相手への牽制という意味合いが強いので、気にしない。

後は、訴えるかどうか。
今回の場合、そこまでの慰謝料は取れないこと、費用のほうがかかる事など説明して貰った。
訴えるまでは考えていなかったので、時間も来た事で相談を終了した。

相談結果として上々の収穫であった。


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