成分献血【初】体験記
この記事はあざらしいっぴき Advent Calendar 2023の4日目の記事です。
はじめて献血に行ったときにね、ダブル献血の話を聞いたんです。
普通イメージする献血って『400ml血を抜かれるやつ』だと思うんですけど、それとは別に成分献血っていう『血の一部だけを抜かれるやつ』があるんです。
八重洲にね、超キレイ✨な成分献血専用ルームがあるらしいんです。2023年5月開所の。行くしかなくない?
成分献血って何?
成分献血についてざっくりおさらい。
400ml全血献血は15分~20分ほどで400mlの血を抜く献血です。
これに対して成分献血は45分~90分かけて、血を抜く→一部の成分を取り出す→取り出した成分以外を体内に戻すというのをする献血です。
全血献血が12週~16週あけないといけないのに対して、成分献血は2週間で再度献血ができるようになります。
それぞれ用途が違うので、成分献血で全血献血を代替はできないのですが、どちらも大事な用途のある献血です。
いざ予約…意外と埋まってる!?
というわけで、八重洲献血ルームは、予約専用なのでいざ予約。
前回献血した時に、血液検査の結果を見るために『ラブラッド』という献血の会員サービスに登録したので、ラブラッドから予約チャレンジ。
元々11月はじめに行こうと思ったのですが、思ったより土日の予約が埋まっている…!ということで11/23、文化の日に決定!
受付~献血まで
場所は東京駅八重洲口出てすぐの交差点の傍にあるヤンマーのビルの3階。
とてもきれいなエレベーターに乗り、3階へ。資格試験の受験会場みたいなのを横目に、奥に進む。
今回は予約済なので会員証を渡すだけ。前日から事前問診もできるけど忘れてたので献血ルームで問診。そして今回も血圧・心拍検査。
今回も前回と同じく心拍が高かったけど、とりあえず診察へ。先生も2回はかって、下がり気味だからOKってことで通過。ランニングでもしてきたの?って聞かれたけど、そんなことは全くない。
そしてすぐ血液検査へ。ここは普通に健康診断みたいに採血する。自分の血液が謎の機械に分析されるのを3分ほど眺めて、問題なしってことで、呼び出し機を持たされて休憩室に戻される。
呼び出し機はフードコートで見かけるようなやつだが、フードコートより少し高機能で、簡素なモニタがついてる。結構すぐにピピピっと鳴って、『Fベッドへお願いします』と画面に表示された。ベッドへ行く前にもパックの飲み物を受け取ってベッドへ。午後ティーとココアのパックを持って、いざ、成分献血へ。
成分献血開始!
献血ベッドも少し有楽町と違った。有楽町はベッドっぽかったが、こっちは歯医者さんの椅子っぽいタイプ。座るとぐいーんと動く。
献血の機械がベッドの左で、私は右腕から採血するので、献血の管は自分の前を通る。献血に来る人間は血を見ても平気な人が多いんだろうけど、血が苦手な人だったらヒィってなりそうな光景だった。もしひっかけちゃったらどうしよう…と思ったけど、献血中は本読む動画見るくらいしかしないので大丈夫だった。
いつもみたいに二の腕に血の流れをコントロールするやつ?巻かれて、献血の針を刺されて、献血開始。ここの二の腕にまくやつは、電動なんだ~ハイテク~って思ったら、ただのハイテクな腕にまくやつではなかった。
成分献血は、血液を抜いて、一部の成分だけを分離して、他の成分は戻す。なので、『血液を抜くフェーズ』と『成分を抜いた血液を戻すフェーズ』がある。二の腕にまくやつが電動なのは抜くときと戻すときでかける圧が違うからだった。そう、腕にまくやつ、献血の機械の一部だった。
この血を抜いて戻すを私は2.4週やるらしい。なんで.4なのかはよくわからない。
有楽町はベッドの上はテレビだったが、こちらはタブレット。YouTubeも見れるし、なぜかSmartNewsもインストールされていた。私は自分のスマホにKindleで読みたい本を準備してきてるので主に本を読んでいた。隣の人は新聞読んでいた。
私のベッドはちょうど窓側だったので、東京駅の八重洲口すぐの交差点の人の行き来を眺められることができた。本を読む→交差点を眺めると繰り返してたら、結構あっという間だった。40分~90分とのことだったけど、たぶん体感30分くらいだった。でも本を読むと時間を忘れるタイプなので、おそらく倍の60分くらいかかってたんだと思う。
献血が終わるといつも通り針をぬかれて、終わり。献血した方の腕は止血パッチの上で包帯でぐるぐる巻きにされ、2時間くらいはこのままにしておいてくださいね~とのことだった。
献血後、腕、だっる!!!って感じはあったが、血が抜かれたからというよりは、単純に長時間ずっと動かさなかったので固まってる感じだった。めまいとかはなく、体調は良好。
献血後
前回と同じくアイスをもらいながらしばらく休憩。ここもレディーボーデンで、バニラ・チョコ・ストロベリーを選択可能だった。
待合室の机にコンセントがあったので帰る前に充電させてもらった。全体的にイスはやや硬めだった。20分で帰るので別に硬くてもいいが。
休憩室は有楽町よりはやや狭めだが、予約のみのルームで人も多くないのでこのサイズで充分、って感じだった。
到着から2時間弱で帰路に(14:00到着で、15:50に出た)。献血前に後の予定とか入ってないですか?と聞かれたけど、これは確かに、後の予定がない日か、後の予定までかなり時間がある時の方がよさそうだ。
ちなみにこの日は年末が近かったのでカレンダーを配ってた。
後日
400ml献血の次の日すっごい寝たのだが、成分献血の次の日は特にたくさん寝るとか、眠気がひどいとかなかった。
400ml献血は次の献血ができるまで12~16週間、成分献血は次の献血ができるまで2週間とかなり違いがあるので、次の日の体調も差がでる可能性はありそうだ。
400ml献血よりもかなり高頻度にできるので、成分献血は足りてるのかな?と思ったら、こちらも全然足りていない。
というわけで暇を持て余してる人、ぜひ成分献血にも挑戦してみてほしい。右腕を動かせない時間は現代では貴重なじっとしていていい時間だった。結構すきなのでまた行こうと思う。
おまけ: YAMMER KOME GALLERY
献血ルームがあるのはYAMMERのビルの中なので、1階にはYAMMERのKOME GALLERYが存在する。広い展示室ではないので、献血ついでにさらっと見ていくのもよさそう。
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