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ろう者の私が #Clubhouse を使ってみた,そして課題点の露呈

実は何気に私が日本初のClubhouseを使った,ろう者ユーザーかもしれない.以前からClubhouseを使った経験について何度も書き留めようと思いつつも書き留めていないまま,もう半年経ちつつあるので,「これはやばいそろそろ書き留めよう」と思った経緯である.

下記の内容は確か2021年1月頃から2月頃の話だったと思う.

勿論,きっかけは,恒例の弊ラボのBossである落合陽一氏である.
博士後期課程の中間発表会での発表資料,まだ作ってねえと気づき,ひいひいと言いながら作成する深夜中での出来事.

突然,弊ラボの仲間から何故かSMSが来る.これはもしやスパム?と思ったが,その時期はClubhouseが流行り始めた頃というのもあり,もしや?これは?と返事し,速やかにダウンロードして使い始めて,ガイドをお願いした.

そうすると,やはり以前から感じていた通り,このアプリはろう者にとっては難しいぞ?と改めて実感.

なんか使えるようにするのには何かが必要だ???と手探りであれこれ試してみる.

なるほど,これは手強いぞと少しずつ問題点を明確化してきた.

そして,しばらくした後に,友人からまた誘われて,参加してしまうことに.

この時は,以前に試した方法とまた別のやり方だった,

やや面倒臭くて,Clubhouseの本質ってなんだっただろうかと少しずつ考えつつある時間帯になったとも言える.

このnoteにて記事で言語化しようとしたものの,同時にあらゆることが発生し,言語化できずに今に至ってしまった.

そんな時に,ある方が記事をまとめてくれたのである.詳しくは下記のツイートをご覧いただけると,その時点での課題がある程度見えてて,使っている人も恐らく「なるほど」って思うかもしれない.


ということで,ここまでが2021年1月頃〜2月頃までの話である.
そして,しばらくした後,また改めてまとめてくれている.

何もあれ,今のClubhouseやTwitter Spacesだと,まだまだ対応できていないのが多いと思う.具体的に言うと,

・事前に書き起こしの許可を得る行為については触れていない(今のClubhouse)
 → 仮に良しとしても心理的に不安を与えることにも繋がる可能性もあるため,許可の確認できるステータスの表示もしくはボタンなどを設置することも検討すべきではないか?
・Twitter Spacesは,キャプション機能があるが,キャプションが表示されていない時はどうやって要求を出せば良いのか
 → 現在ではホストが設定できる仕様となっているため,仮に参加者が発話しにくいとなった場合,声で要求する以外の行為が設けられていない.なので,キャプション機能が表示されていない時にキャプションを要求できるボタンなどを検討すべきではないか?
・音声で話す以外の手段がない
 → 発話できない/しにくい人は発言できない状況はまだ改善されていないが,テキストの音声化で発言できる機能などを考えていなかったのか?

という感じである.
あれこれと言ってたら,そもそも音声SNSの本質って何の作業をしながら話せたりすることもできるし,自分でラジオ的なこともできる部分と考えてたら,ろう者が音声SNSを使えるようにするのを無理矢理配慮するのもなんか違うなあって,自分の中でやりきれない不条理なものが残ってしまっている.

結局,アクセシビリティ関連はそもそもマイノリティ向けというのもあり,リリース時点で如何にアクセシビリティ機能を実装し終えているのか?包含されているのか?というのは難しいのである.リリース事前に想定外の人が用いることがあるのかを想像できるかと言われたらそうでもないし,マイノリティの方々からのフィードバックを速やかに収集し反映していくのも結構手間かかる.マイノリティの方々に試してもらう機会を提供しようとしてもどうやってマイノリティの方々を集めたら良いのか興味持ってもらえるのかという面でのハードルが実は高い.これはxDiversityでも再実感している部分である.


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