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悩みのタネは自分で蒔いている

久しぶりに学生時代からの友人とランチをした。
世代的に親の介護問題、子供の自立などに焦点があたる頃。
友達は裕福な家の跡取り娘で、これまで金銭的な悩みはなかったが、
色々な資産を譲り受けたら、相続税などのお金の問題が出て来て大変になるそうだ。
私は嫁だからご気楽に考えていたし、これまでは、お金に不安を感じることはなく、もちろんある程度のお金は稼ぐほうがいいし、好きなことを仕事にしてきた。
友達二人とも、あんまりお金に切羽詰まることがなく、パートナーや親のお金で生きていた。私も同様だ。
そうすると、生きるエネルギーは違う方へと向かいやすい。
例えば、恋愛依存。
人は生きていく基盤がない時に、恋愛をしょうとは思わない。まして、既婚だった場合には尚更だ。
今日、明日に必死になっていたら、
彼氏が自分をどう思ってるかとか、
やたらLINEしたりとか、待ったりしない。
話をする中で、お金の切実な問題がないと、他に悩みを作ってしまうのが人間なんだと気がついた。
そういえば、3人とも大人になって恋愛にハマってしまった。
結局は、人は無いものねだりなのかもしれない。
私は離婚をして、再婚を望んでいたのも今より新しい家で何もかも自分の理想を叶えようという野望だった。
しかし、それは叶うことなく希望は、瞬く間に崩壊してしまった。
私のエゴが執着となり、誰かにおんぶに抱っことしがみついて、夢を見ていただけだった。
相手はそんな私の隙を狙って、心の奥の奥に浸食していた。たぶん、被害妄想だけど。
地に足をつけて生きるとは、
自分の生きる力を適切に使うことであり、守ることだ。
お金は現実的なものであり、厳しい一面もあるがそこに注力すると一日はバタバタ終わる。
子育てが終わった今、中年の危機に色恋は気をつけたいものだ。
暇があったら、お金を稼ぐか増やす勉強をする、あるいは運動する。
筋肉は裏切らないじゃないけど。
家庭にいる女性が自分軸で生きるのは、
案外難しいが、時期をみてシフトしていく賢明さが必要だと思った。
君子危うきに近寄らずとは、
まさにそうなんだけど、遠回りや寄り道したいのも心情かもしれない。

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