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AI生成を用いてノベルゲームを作ってみる試み-準備編-

0.使用するAI

Stable diffiusion1.8。

1.ストーリーの流れ

生成を何度か繰り返したところ、立ち絵の差分を作る…のはかなりの困難だと感じたため、簡潔なストーリーにする。

ざっくりとしたプロットはこちら。

待ち合わせ
→図書館で借りたいものがある
→バランスを崩し壁ドン
→無言の帰り道
→次の約束をする

ずばり『図書館で調べものがあるお姉さんと疑似デートする話』だ。

2.立ち絵の作成(未)

正直に言うと、この時点でかなり詰みが見えている。simple backgroundが全然効いてくれない上に高画質化+切り抜きをしてもギザギザが残ってしまう。完全に自分の技術不足を感じる結果だ。今のところ下記を立ち絵として用いる。

全身絵にするとクオリティが劣化するため、バストアップにすることでクオリティの高い立ち絵を生成していく。

意外と背景があると馴染むレベルまで持っていった


こちらの方がかなり詳しく立ち絵の作り方をまとめてくれている。余裕があれば、分割して作る方法も試したい。


3.スチルの作成

プロットの中で必要だと感じたスチルの部分は『待ち合わせをしているお姉さん』『図書館で壁ドンされる』『最後の会話のシーン』の三つだ。

どうせAIを使っているなら全編スチル…というのも考えたが、やはりたまに出てくるスチルだからこそ、まじまじと見てしまう…という点を大事にしたい。

3.1 待ち合わせ

(black sweater)+++,check long skirt,game cg,1girl,solo,standing,expressions face,shiny skin,((beautiful detailed eyes)),detailed eyes,glasses,dot nose,perfect lighting,deep black hair,fish eyes,gently smile,long hair,big eye,sad smile,(masterpiece)+++,8K CG,blush,,blunt bangs,yandere,((plump)),blush,indoor,

3.2 壁ドンされる(未)

Portraitタグが効く…らしいのだが、手が外にいってくれない。from belowで見下ろすような目線は出来るが、覆いかぶさるような至近距離の作りにくさを感じている。surprizedにすると驚いた口になるが、歯がボロボロになるので、ネガティブプロンプトにbad teethを入れている…がこれはこれで口がすぼまる。

close up.spread arms,library background,portrait,(black sweater)+++,check skirt,game cg,1girl,solo,standing,expressions face,shiny skin,((beautiful detailed eyes)),detailed eyes,light red eyes,glasses,dot nose,perfect lighting,deep black hair,surprised,long hair,big eye,open mouth,(masterpiece)+++,8K CG,blush,blunt bangs,

3.3帰り道

((arm hug)),close up,from above,lamppost background,night,portrait,(black sweater)+++,check skirt,game cg,1girl,solo,standing,expressions face,shiny skin,((beautiful detailed eyes)),detailed eyes,light red eyes,glasses,dot nose,perfect lighting,deep black hair,surprised,long hair,big eye,open mouth,(masterpiece)+++,8K CG,blush,blunt bangs,

こちらは夜の表現が難しい。オレンジ色の街灯…を意識しているのだが、朝焼けのようになってしまう。色温度や彩度などを加筆修正してこの絵にいたる。

4.イメージ図

ティラノビルダーを利用してイメージ図を作っていく。

イメージ図はこの通りになる。

5.終わりに

このように段階的に作っていくことにする。また試作のため、ゲームとして発表するつもりはいまのところなく、プレイ動画としてYoutubeなどにあげる予定だ。というのも、今回の目的は『AIでノベルゲームを作ってみた』なので、この簡潔な物語から得られるものは少ないと考えているからだ。

この制作経験を元に、本格的なゲームの作成を行っていきたいと考えている。立ち絵と壁ドンスチルが解消されたら戻ってくる予定だ。

おまけ

本命

【プロット詳細】
待ち合わせをしているお姉さん。→「お、おはよう。今日はありがと…ね?」→バスや徒歩で移動中どうしてこうなったかの説明。→「…いいの?こんなつまらない用事に付き合わせちゃって…」→閉館近く→借りたい本があるが、高い場所にあって取れない→土台を支えていたところ、バランスを崩してしまって壁ドンされる→慌てる→無言の帰り道→家が近くなった辺りでお姉さんが口を開く。→「もしよかったら…また誘っても…いいかな…?」→嬉しそうに家に帰っていくお姉さん

【ヤミコ】
典型的な陰キャお姉さん。出会いは行きつけの喫茶店で、お姉さんが飲み物をこぼしてしまったことから起因する。謝りっぱなしのヤミコとは対照的に紳士的に対応されたところから始まり、行きつけのカフェが同じ、住んでいるところも近く、「生き別れの兄妹…みたいですね…あっ、いえ、この前読んだ本にそういうのがあって…!」と聞いてもいないのに言い訳をし始める一面も。

追記。

調べても壁ドンが出てこない…ため、こちらを壁ドンと言い張ることにする。髪の毛が手前に垂れる表現やパースのついた絵…四つん這い姿を下のカメラから撮る…などなど試してみたが、納得のいく絵は出てこなかった。

後ろの背景を少し遠めにできれば…


また立ち絵の問題だが…こちらも見れる程度にはなった。
i2iは身体は差し替えられるのだが、表情となるとなかなか…。インペイントでやっている人もいたが、今回はメガネがかなり邪魔をしてくる。

笑顔
ぷく(pout)
驚き(surprizedを強調)
口開き1
ちょっと不服そう

今回はやるシーンが決まっているので、この程度あれば十分持ちそうだと判断した。適宜、生成していくことで解決できそうだ。ハイライトの量を数で決められたらとてもたすかるのだが…。

立ち絵の精製を行い、制作に移っていく。

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