羊も買える”アフリカの Amazon”Jumia ――浮かぶ各国の多様さ
「アフリカのAmazon」と呼ばれる企業がある。
アフリカ14ヶ国でEコマースを展開しているJumia(ジュミア)だ。2019年4月にニューヨーク証券取引所への上場を果たした。
ジュミアは、ネット通販のマーケットプレイスと配送、決済を備える。
ジュミアのウェブサイトや各種報道によれば、ジュミアは2人のフランス人起業家が2012年に、ナイジェリア、モロッコ、エジプトで事業をはじめた。
フードデリバリーやホテル予約サイトも手掛ける。
ゴールドマンサックスや保険会社アクサといった大手企業の出資も受け、2018年の売上は1.5億ドル(150億円)だった。
赤字が続いている状況ではあるが、2019年4月にはニューヨーク証券取引所へのIPO(新規株式公開)で1.9億ドル(190億円)を調達した。
2018年時点で8万社以上のアフリカ企業が出品者として契約しており、ユーザーは400万人を超える。
アフリカの可能性
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