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三流と二流と一流と

みなさんは三流、二流、一流と聞いて、
それぞれどのようなことを想像しますか?
三流大学だったり、一流企業だったり、
なんとなく意識していたりするかもしれません。
これは大学や企業のみならず、
ジンザイについても言えます。
では、皆さんは
三流社員、二流社員、一流社員と聞いて、
それぞれどのような言動や考え方を
想像するでしょうか?
今日はそれぞれのジンザイ像と、
その言動や背景にある考え方について、
私が思うところを共有してみたいと思います。

まずは三流社員です。
三流社員の言動は他責、自分だけ良ければいい、
責任から逃げる、約束を破る、感情的、
わがまま、被害者意識などが
特徴だと考えています。
その背景には「仕事は人生の切り売りである」とか
「仕事は生きるために仕方なくするもの」
という価値観が中心にあるように思います。
自分の考え方が原因で、
仕事や働き方に誇りを持てませんし、
職場での人間関係にもトラブルがついて回ります。

続いて二流社員です。二流社員の言動は、
一見しただけだと問題がないように見えます。
ソツなく自分の仕事をこなしますが、
良くも悪くもそこまで。
放置することで大きな問題になりそうな
現実が社内にあっても、見て見ぬふりです。
「自分の仕事はちゃんと果たしていますよ?
なにがアカンのですか?」というスタンスです。
結果的に自分のことだけしか考えていない
とも言えるので
「消極的利己主義者」です。

最後は一流社員です。
一流は自分以外の周りの人に深いレベルで
興味関心を持っている人です。
「自分の仕事はここまで」
という勝手な線引きがなく、
社内やチームの問題も自分事として捉えます。
高い志を懐き、
それに基づいて主体的に行動します。
また自分にも他人にも
仕事へのプロ意識や厳しさを求めます。
その場にいるだけで空気が変わるような人です。
背景には「仕事を通じて人間的に成長したい」
「心や魂を磨きたい」など、
働く理由に占める「生活のため」以外の割合が
極めて大きいタイプの人です。

三流、二流、一流の違いは
人間的な成熟度の問題と
言い換えてもいいでしょう。
自分の都合とその日の気分だけで生きるなら、
それは子供じみた稚拙な生き方です。
人間の成熟とは主体性と利他性にあります。
三流、二流、一流の違いは
リーダーでも社長でも同じことです。
さて、今のあなたは何流でしょうか?

今週も幸せの種を蒔きましょう。
私たちの周りにいてくれる大切な人が
幸せであり続けますように。