英語の動画を要約して紹介: 日本語、韓国語、中国語、どれから学ぶか?
「非日本語、韓国語、中国語ネイティブはこれらのうちどれから学ぶのが良いのか?」
これは、日本語ネイティブの筆者が今世で一度たりとも持ったことのない疑問である。
なぜこんなことを考えたのかというと、下記の動画を見たからだ。
“Japanese, Korean or Chinese: Which One to Choose?” by BigBong
このような動画が存在し、なかなかかなりの視聴回数を記録していることを鑑みると、このような疑問を持つ人いうのも世の中にはそれなりに存在しているようだ。
日本語ネイティブ、そして外国語学習者として、世の中がこの3ヶ国語学習にについてどのように考えているかについては非常に興味深い。
よって、今回はこの動画の内容をシェアしようと思う。
日本語→中国語→韓国語の順に学習することがお勧めらしい
発信者がこの順でお勧めする理由はこれらの国で使われている独特の文字に由来するらしい。
なぜなら、非日本語、中国語、韓国語ネイティブにとっての第一の関門がこれらの独特の文字だからだそうだ。
故に、文字の種類を主軸において学ぶ順を決めるのが良いと発信者は勧めている。
文字の種類によって学ぶ順を決める
この3カ国語は使用している文字で下記のように二分できる。
1. 漢字を使用:日本語、中国語
2. ハングルを使用:韓国語
そして、この2つの言語グループは、グループごとに学び、習得していくのがどうやら効率がいいらしい。
確かに、中国語で漢字をマスターした直後に韓国語でハングルを学ぶよりも、同じく漢字を使用する日本語を学んだ方が効率が良さそうだ。
学び順は「漢字(日本語or中国語)→ハングル」: その理由は2つ
しかし、そこで問題となるのは「漢字が先か、ハングルが先か?」である。
発信者は漢字グループ→ハングルの順を勧めている。
その理由は大きく2つある。
1. 日本語・中国語学習で学んだボキャブラリーは韓国語学習で活用できる
2. (1を踏まえた上で)日本語学習で学んだグラマーが韓国語学習で活用できる
理由1. 韓国語では、日本語・中国語学習で学んだボキャブラリーを活用できる機会が多い
理由は、現在の韓国語が出来上がったのは15世紀半ばであり、その後も韓国では19世紀まで漢字が使用されていたという歴史的背景が関係している。
韓国語は、韓国語として独特の言語である一方で、日本語や中国語の影響を多分に受け現在に至っている。
それ故、日本語と中国語のボキャブラリーをそのまま使うことができる場面が多いからだそうだ。
例) 若干の発音の違いはあるものの
・「お茶」は3カ国語全てで「Cha」
・「温度」は日本語・韓国語「Ondo」、中国語「Wendu」
日本語と中国語を先にボキャビルを済ませておくことでスムースに韓国語学習に入ることができる。
理由2. 韓国語のグラマーは日本語に近い
日本語と中国語を既にマスターしていることで、韓国語の一部のボキャブラリーに既に馴染みができているというのは学習者にとっては強みである。
これに加えて、韓国語と日本語のグラマーは非常に似ている特徴がある。
つまり、先に日本語をマスターしておくことが、韓国語学習の際に非常に役に立つのである。
しかし、筆者は中国語→日本語→韓国語がいいと思っている
以上の理由から、発信者は日本語→中国語→韓国語の順で学習することを勧めていた。
しかしながら、残念なことに、なぜ日本語→中国語の順なのかについての詳細な説明はなされていなかった。
筆者個人的には、中国語→日本語→韓国語の順が良いと思っている。
なぜなら、中国語のグラマーは英語を始めとしたラテン語をベースとした多くの言語と似ているからだ。
新しい文字(漢字)を覚えることは辛いかもしれない。それならば、せめてグラマー学習の負荷が少しでも低い方から学んだ方が楽なのではないかと筆者は考えた。
中国語学習でのボキャビルを活用し、全く新たなグラマーを持つ日本語学習を行う。そしてその後、この2カ国語学習で得た経験を携え、いざ韓国語学習に乗り出せばより効率よく、スピーディに学習が進むのではないだろうか。
まとめ
いち語学学習者として、自分の母語や近隣諸国の言語が、非ネイティブにとってどのように考えられているか知ることができ非常に面白かった。
ネイティブと非ネイティブ間での言語学習に対する考え方には大きな違いがあることを知ったと同時に、自分が学習している言語学習について、その言語のネイティブの意見を聞いてみたくなった。
※この他にも日本語字幕のついていない動画を要約して紹介しています。
(1652文字 1時間16分)
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