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森林による二酸化炭素吸収量の算定方法について

2021年12月27日 農林水産省 報道発表

林野庁は、企業や地方公共団体等による森林整備の取組の意義や効果を、消費者やステークホルダー等に対して訴求するための一助となるよう、「森林による二酸化炭素吸収量の算定方法」を取りまとめた。

⭐︎1年間に森林が吸収するCO2量の簡便な算定方法

森林1ha当たりの年間CO2吸収量(t-CO2/年・ha) = 森林1ha当たりの年間幹成長量(m3/年・ha) × 拡大係数 × (1+地下部比率) × 容積密度(t/m3) × 炭素含有率 × CO2換算係数

⭐︎ 再造林・保育を行うことにより森林に吸収されるCO2量の増加分の算定方法

再造林・保育を行うことにより当該森林に吸収されるCO2量の増加分(t-CO2) = 再造林・保育を行う場合と行わない場合の森林の見込み蓄積量の差(m3) × 拡大係数 × (1+地下部比率) × 容積密度(t/m3) × 炭素含有率 × CO2換算係数

⭐︎ 森林の育成により保持される土壌炭素量(CO2換算)の算定方法

森林の育成により保持される土壌炭素量(CO2換算) (t-CO2) = 土壌平均炭素蓄積量(t-C/ha) × 森林の育成により保持される土壌量に関する係数 × 施業対象区域面積(ha) × 算定対象年数 × 土壌が流出した場合に炭素が空気中に排出される係数 × CO2換算係数

以下のサイトで公開されている計算シートに対象森林に係る樹種や森林面積等の必要な情報を入力することにより行うことが可能です。
http://www.foeri.org/co2calc/index.html



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