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2023年の漁業はこうなる!令和5年度 水産庁予算決定概要

2023年の水産庁の予算が概算要求2604億から1919億に決定した。令和4年(2022年)の当初予算1928億より減額となった。

今回のキーワードは
・水産資源の輸出強化
・スマート水産
・水産バリューシェーン
・環境負荷低減

水産資源の輸出強化

国内の水産業の低迷を補うため、水産資源(魚)の需要が伸びている世界マーケットを視野に入れた輸出品目としての水産資源に本腰を入れる。ポテンシャルは高いものの、人材や設備などまだまだ不足していてやることがおおいところ

スマート水産

少子高齢化が進み就業人口も減っている水産業に省力化として期待されているスマート水産。さまざまなプロダクトが生まれた2022年だったが、基礎となるデータが足りないことが行く手を阻んだ。2023年はまずその基礎ともいえるデータを収集するという基本に戻っての再出発になりそう。まずは正確な漁獲情報を収集することが義務付けられるかも?

水産バリューシェーン

キーワードは「連携」「構造改善」。生産・加工・流通が連携し情報共有化が進んでいく。そのために既存の仕組みを再構築していく可能性が出てきた。

環境負荷低減

生物多様性の観点から漁獲の制限が厳しくなった2022年だったが、更にTACに4品目増えることが予定されており、漁獲資源管理の方向性は今後も強まっていくことになる。また漁港の規模縮小に伴い、漁港の利活用がさらに進んでいく。現在ブルーカーボンなど藻場・干潟の創生が注目されている。利用されていない海面水域にアマモなどを植えて資金とできる制度なども増えていく様子。

詳しくはこちら「令和5年度 水産関係予算決定概要」
https://www.jfa.maff.go.jp/j/budget/attach/pdf/index-11.pdf


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