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藻類に光合成の能力保つ仕組み 京大解明

2022年1月19日 日本経済新聞

京都大学の山野隆志准教授らは水中に生息する藻類が二酸化炭素(CO2)濃度の低い環境でも光合成の能力を保つ仕組みの一端を解明した。

研究チームは単細胞の緑藻「クラミドモナス」を使い、LCIBが周辺のCO2濃度に応じて機能を変えるかどうかを詳しく調べた。水中のCO2濃度が低い場合はCO2を吸収する働きがある酵素の近くに集まり、酵素が回収できなかったCO2を改めて捉えていると明らかにした。一方、CO2濃度が高い場合はLCIBが葉緑体全体に広がり、細胞の外からCO2を取り込む働きに関係していることが分かった。

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