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【第二十二回】何者にもなれなかった50男の物語
どうもたてやんです
ダメな男でも人生一度くらい
いい思いをすることがあります
彼のハイライトはどう訪れたの
でしょうか?
会社の売上は全く無い状態で
ひたすらタダ働きをした
食事は一緒だし工場での寝泊り
なかなか目が出ない生活だった
でも危機感のないぼくは毎日を
淡々と積み上げただけだった
そんな生活が1年すぎたころ
取引先の社長がサンプルを依頼
してくれた
とりあえず6型
ぼくはなじみの工場へ
サンプルを依頼した
工場はオーダーが入るかもと
ノリノリでサンプルを作る
でも出来てきたサンプルは
とんでもないへなちょこ品
取引先の社長は残念な顔で
「せっかくだけどこれじゃぁ」
と言ってた
![](https://assets.st-note.com/img/1700615193098-w2DBZHLEh2.png?width=800)
一年以上無給で奉仕してこの結果
人生とはそんなに甘くない
ぼくのように人生イージーモード
ならもっと厳しい現実が待っている
でもその時のぼくはねばった
「社長!もう一度作らせて下さい」
その時出来たサンプルは少し
まともでなんとか商品化できそう
少量だがオーダーに結び付き販売
したところなんと売れてしまった
ぼくが扱った商品は若い女子を
対象にしたものなので映え命
実際にクォリティはその次
この実績が有って少しずつだが
扱う商品が増えて行った
結局その会社の三分の一ほどの
商品を作らせて貰えるようになった
成功というのは結果であって
道筋が合っていれば継続すること
成功に近道はなくこの時の無駄
とも思える無給奉仕が効いたの
かもしれない
結果的にノウハウを覚え最後は
ビジネスも掴んだ
ダメな男が人生で一番輝いていた
瞬間だったのはまちがいない
![](https://assets.st-note.com/img/1700615302515-ZwJ3lWjN70.png)
結局近道は無く地道に続けることしか
結果はありえないということ
より多くの打席に立つことで
ヒットの確立が上がること
これが基本だし実績も作ったのに
何度も人生挫折している
結局ぼくは失敗から学ぶことが
出来なかったのかもしれない
![](https://assets.st-note.com/img/1700615339206-5yYxgs3uk6.png)
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