テクニックの原則

 正常な組織は、各々特有の感触を持つ。触診の際、我々は様々な組織の調子、緊張性、弾力性、抵抗性、屈曲性と伸展性を調べなければならない。更に、我々は関節の全ての力学的動きの終点が骨にあるため、特に骨格に注意する。従って、我々はテコ作用、筋肉と靭帯の活動、特に一定の活動システムを持つ接合単位として骨格の上で動く筋膜の調整作用に注意しなければならない。

 体躯または体躯の一部の上の他の一部に対して四肢を使って行う長テコテクニックの活用が最も効果的に上記の要求を満たすということを提唱する。病変部位を通る一塊の関節構造群の起始点と付着点は、上記のテクニックによってのみ診断と治療の目的で扱うことができる。

 従って、診断操作は、組織の特徴と生理的運動のテクニックに基づいて治療テクニックへ進む。

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