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秋の博多座周辺

博多座の宝塚公演といえば、1999年のこけら落とし公演以来長らく真夏の8月に上演されるのが恒例でした。
蒸し暑い最中、あるいは台風直前の大雨の中、時には夏の宵の酔客に絡まれたりもしながら入り出待ちをしていた思い出が。

いまから10年前の2013年1月に宙組「銀河英雄伝説」が上演されて以降は年により7月であったり5月であったりはたまた極寒の2月であったり年に2回のこともありで、公演時期が定まらない時期が続きました。
コロナ禍で中止となってしまいましたが2020年に予定されていた宙組公演(演目不明)以降は3回連続で10月公演となっていますので、しばらくこれで定着するでしょうか。それともまた別の時期になるのかな。いずれにしても年に1度は公演がありますようにと地元民として切に願います。
(来年2~3月の短期間の宙組公演は福岡市民会館閉館延期絡みのイレギュラーかも??と勝手に解釈)

博多といえば5月は博多どんたく、7月は博多祇園山笠が有名かと思いますが、秋にも博多座周辺を含む旧市街の路地や広場を灯明で彩る「灯明ウォッチング」や寺社の境内をライトアップやプロジェクションマッピングで幻想的に映し出す「ライトアップウォーク千年煌夜」が開催されていてこれもまた情緒があります。

ちょうど博多座公演期間中とかぶっていますのでご予定が合う方は秋の宵をそぞろ歩いてみてはいかがでしょうか。
今年の開催予定は下記のとおりとなっています。
 10/21(土) 博多灯明ウォッチング
 11/2(木)~5(日) 博多旧市街ライトアップウォーク千年煌夜
※開催当日の夕方以降は人出が多く混雑渋滞するかもしれませんので、移動の際はご留意を。

上記に加えてコロナ禍前までは、「灯明ウォッチング」の開催日に合わせて博多券番のお姉さま方が乗る俥を先頭に黒留袖と博多献上帯の女性たちが博多の宵を練り歩く「博多献上道中」も行われて華やいでいました。(博多献上道中の動画を開いたら紋付袴の岡幸二郎さんが歌っていらした笑)
ことしはいまのところどこにもアナウンスがないのでこの催しは見送られているのかな。

イベント開催日は限られていますがその日に限らず、秋を感じながら博多旧市街にあるいくつもの寺社、弘法大師が唐より戻られて最初に創建された東長寺や日本で最初の禅寺である聖福寺界隈などや、御供所町、冷泉町、奈良屋町界隈の町家をめぐる散策で然りげない博多の顔に出遭ってみるのもおもしろいかもです。

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