振り子とチーズケーキ

理想の自分と嫌いな自分

向上心と劣等感

どちらかに偏れば反対側に力を蓄える

振り子

理想に近づく恐怖

それよりも恐ろしいのは

揺れることすらせずに

その場に留まっていること

小林賢太郎さんの
パフォーマー引退を受けまして、

舞台作品を見返しております。

こんばんは、ちえこです。




振り子とチーズケーキ、
という作品がとてもすきで。


小林賢太郎さんの舞台作品のなかでも

なぜ
こんなにも引かれるのか、と言われれば、


それはきっと、
主人公に共感する
共鳴する、
『一緒だ』
と感情移入する部分が強くあるから。


これはあなたの物語です。

という裏テーマがあったそうで、

まさに。


途中まで大笑いしてみているのに

エンディングでは気づいたら涙がでていて。

あ、わたしだ、
これは、わたしだ
っておもえるから。


あの頃、

職場と家の振り子のような毎日が当たり前だと思っていた私。

友達は日本の中のいろいろなところや、

海外に普通に羽を伸ばして遊びに行くのに、

私にはその発想がなくて。

でもそれが当たり前で何も間違いがないと思っていた。


でももしかしたら、そういう自分を肯定することで

いろんな可能性を失ってきたのかもしれないなって。


だからこの主人公に感情移入して、

泪が出るのかも。


人の本質の核みたいなところを突いてくる、

小林賢太郎さんの作品が大好きです。

これからもずっと、だいすきです。


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