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第三者認賞はアカデミー賞? QMS事務局は演劇? ; 航海日誌No20

 記; QC星人
航海日誌; 西暦2022年06月10日
 
QMS事務局業務には、社内ルールQMS規定作成もあるが、メイン業務は、内部監査、マネレビ、第三者認証の受審対応。

内部監査では主人公の色合いが強いが、内部監査でも、マネレビでも、第三者認証受審でも、演出や脚本家的な業務だが、監督的に全体のとりまとめが主業務である。
新規や大改訂でのISO規格や、IATF規格の初回認証/賞では、アカデミー賞を取る意気込みで望むだろう。


【内部監査】
監査企画から年度計画立案、内部監査員の任命、編成から内部監査実施進捗。全プロセス監査が完了した後は、それらの結果を分析し、継続的改善へと導き、マネレビにインプットする。
任命した内部監査員達が、各プロセスオーナや各部署長を監査する時、そこには多くの群像劇が起きる。
それらを支援しながら、監査計画全体を進捗し取りまとめるQMS事務局。
脚本兼演出、映画監督のような主人公を演じる。


 【マネージメントレビュー】
略すとマネレビとか、MR。
多くの場合、社長や社長代行の品質役員をTOPマネジメントとして、部長以上のQMRが、全社のQMS運営状況をTOPに報告する。
この時、QMR(品質管理責任者;Quality Management Represenetative)が報告する内容を各プロセスオーナや各部署から入手し、インプットレポートにまとめるQMS事務局。
MRプロセス的には、インプットを受け、アウトプットをするTOPマネジメントが主役だろう。インプットするQMRは準主役。実質的にはQMRが、主役かもしれない。そのインプットレポートをまとめるQMS事務局には、名バイプレーヤーとしての能力が必要だ。QMRを喰う準主役級の演技が期待されるだろう。


【第三者認証受審】
外部認証機関とスケジュールなど調整し、社内に招き入れ、認証審査をサポートする事で、会社の認証タイトル受賞へと導く。
その時、内部監査とマネージメントレビューの内容は、最初に必要となる資料だ。
第三者認証と言っても、認証機関は、自社からすれば監査発注先のサプライヤーであり、視聴者だ。


視聴者の評価を得ないと、アカデミー賞は認証されない。認賞?
演者として、実戦でなく、模擬戦と考えれば、ザバゲーだ。

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