絶対悪、正当化

絶対悪を信じたい人が多すぎる。
自分はどちらかというとみんな悪人ばっかりだと思いながら生きている質なんですけど、この世界には多かれ少なかれつたない宗教というものがあって、その神には善であってほしいと願わずにはいられないらしい。

たしかに、今の私にとっての宗教はアイドルかもしれない。ただ彼らは現実と創作物の狭間に位置しているので正直パッケージされている彼らは善寄りだろうし、深堀すればボロは出てくるだろう。人間だしね。

ソーシャルネットワークの時代、その宗教は一般人だって神になりうる。それはたとえば、かわいいからとか、努力をしているからとか、この人の言葉に救われたからとか、瞬間的で拙い出来事で神になり得るのである。(アイドルだって同じだけれど、パッケージされている点において一般人よりは継続的にコンテンツを提供しているのではないだろうか、いや同じか)

一般人を神格化したところで、その人はただの人である。善も悪もない。

それなのに、信じたいから正当化する為に敵の粗を探したり、信じられなくなったから信仰するのを辞めたり、そんなことばかりである。

完璧な人間なんていないのだから、皆がそれを理解して、弁えないといけない。

完璧だ、神だなんていって囃し立てて、化物を作ったのはきっと顔のないその他大勢だって、なんとなく知っている。だから、その他大勢が苦手なんです。そんなはなし。

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