夏に果てる。
ボカコレ2023夏ルーキー参加させていただきました。
タイトル通り夏の曲です。
このnoteの中でも夏という季節の異様さについては何度か言及しているのですが、そのような変な雰囲気の作品になっております。
異常な猛暑だったり、絶え間なく鳴き続ける蝉だったり、そういう所からも夏という季節に毒されて、多くの人はちょっとだけおかしくなる。
更には夏が終わる頃にずっと待ち望んでいた夏が終わるという現実に何故か置いていかれてしまって苦しむ。
そんな厄介な夏の毒を描きたいというのが一つ。
そして夏には盆という、幽霊が現世に戻ってくるイベントがあります。そして何故か夏は怖い話とか肝試しとかそういう霊的なホラーものが流行ります。
しかし、霊的なホラーというのはその霊的なものがある種の怨念とか恨みとか無念とか執着とか、そういう負の類の感情に支配されていることが鉄則です。私は霊的なものよりよっぽど人間の方が怖いと思いますが。
さて夏の狂気と夏の怨霊。その2つをかけ合わせた結果、このような夏の狂人の歌詞ができました。
登場人物も君と僕と出てきていますし、自分の中でストーリーのイメージが固まってきているので、そのうち小説にしてサイトに載せますね。
曲については歌詞からメロを作って、全くリズムも何もない状態で感覚で作ったらサビとCメロが三拍子になるという。作っていて気持ちよかったので全く構わないのですが、その自身の気紛れ具合とかに毎度振り回されています。
音は今回もかなりシンプルなので、音色が多めな曲が人気がちなボカロ曲界隈で視聴者さんを退屈させないか少し心配ですが、まあ自分は自分が作りたいものを作れる範囲で作るしかないですし、こういうちょっと様子のおかしい作品を求めている層に届くことを願うしかないです。
もし曲を最後まで聞くのが退屈な方へ、おまけです↓
歌詞の中で主人公である僕は水辺に呼ばれ、溺れてしまうのですが、その時の音を挿入しているので僕がどこで死んだのか、探してみてください。
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