血液と唾液が混ざったもの
大して好きではない、いや、厳密には消去法で一番好きな男に「どうして付き合ってくれないの?」と泣き縋る夢を見た。主演が私の映画をみているみたいな夢だった。俯瞰の私が「いや、そこまでして一緒にいるような男じゃねーだろ」と、笑ったら目が覚めた。本当にその通りだ。
いい夢だ。昨日の夜、私はどこか様子がおかしかったし、それをリセットするには丁度いい塩梅の哀れっぽい夢だった。しょうもない男如きで泣くなよと現実に生きる私は嘲笑するし、夢の中の男もなんやかんやうんうんと話を聞いてくれていた